なんで。どうして。から始まる

勉強のガソリンって何だろうと時々考える。

「有名な大学に入りたい。」

「難関大学を卒業して、いいところに就職したい。」

「皆から尊敬されたい。」

親戚や兄弟との比較対象もあるし、友人と切磋琢磨や劣等感もあるだろう。

しかし、私が考えるに、勉強の原動力は学歴やそれを達成することによって得られるかもしれない所謂「副産物」ではない。

「なぜだろう」「どうしてだろう」という疑問が一番長続きする勉強の原動力だと思う。勉強しているそのものにもっと興味を持つと言えば耳障りが良いだろうか。そういった見返りのない疑問は頭のもっと奥の方から染み出るガソリンのようなものだ。時としてとてつもない爆発力を持つ。人によってはその疑問を「知的好奇心」とも呼ぶだろう。

私はその心をとても大切にしている。

それは心に水をやることだから。たくさん栄養を与えて、どんどん育てよう。受験生のうちからね。

福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》