感想【天国岩の風に吹かれて】



よく分からなかった、というのが正直な感想です。。。
自分の読解力がゴミになってるのか。。。

しかし、ちゃんと読ませていただいたので個人的な感想を書きます。

まず、タイトルめっちゃ素敵と思いました。Twitterで募集して、時間のある時に何から読んでいこうかなと考える時に、やはりタイトルで惹かれる作品から読んでいくのでまず惹かれました。物語全体の分量も多くないのでさくさくと読めます。なので、読者側に立って言えばとてもよかったのですが、伝えたいテーマを明確に推しているので、もう少し物語として濃さがあった方が個人的には好みです。

 一章のイントロとか素敵な入りで面白そうだな!と思いました。
 思ったのですが、「未来」とか「昔とは異なる」という言い方をしているけれど、そもそも今がいつなのか?というのが良くイメージできませんでした。高層ビルが立ち並び、ドローンが飛び、ドームに覆われていたら「未来」なのか?と。最後のあたりで明かされますが、未来と言っても、過去から40年しか経ってないですよね?(読み違えてたらすみません)たった40年を未来と言うのもなんだか違和感。。。
 ガラスドームに覆われてて、飛行機が飛んでいるというのも、飛行機は一体どこを飛んでいるのか?というのでちょくちょく引っかかってしまいました。無視して読み進めればいいんだろうけれど。
 主人公らしき人物がめちゃ独り言多いなと。それとも病気のせいでそう言う風になってしまうのでしょうか。ちょっと想像できないので何とも言えないですが。
 物語の核になるこの天国岩についてですが、これがそもそも町のどこに存在しているのかよく分からなかったです。地上から50メートルの高さまである岩って、夜とかめちゃめちゃ寒そうなところだし下手したら死ぬんじゃないかとも思いながら。けれど、周りには高層ビルが建っていて。崖という表現もイメージしにくく。街中にあると思っていたけれど街中にあるわけではないのかな?町の郊外にポツンと立っているような感じなのか?
 唐突に現れた女性に対して急に自分語りが始まるけれど、この物語のテーマになっていると思われる、「長生きをしてしまう病気にかかった主人公の葛藤や苦しみ」という所があまり伝わってこない、というか自分自身読み取ることができませんでした。どちらかというと無くなってしまった彼女に対する想いの方があったのかなと。
 そもそもここはどこなんだ?
 天国岩にチャペルも出てきて、ますます天国岩のイメージがつかなくなってしまって、混乱のまま話が終わってしまった感じがしました。


個人的な感想は以上のような感じです。
 

⇒ 天国岩の風に吹かれて

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