見出し画像

平和の上に成り立つあたしのひとり遊び

先日、1人で長野県に行ってきました。初めての1人旅でした。

きっかけは彼の旅行。彼が友人たちと4泊程の旅行に行くと言うので、少し拗ねてしまいました。(しかもその報告が遅くて、それは別にいいのですが、彼が言いにくそうなのも含めてプチ喧嘩にもなりました。笑)
まあそれならあたしもどこか行くか、とずっともう一度行きたいと思っていた長野県安曇野市にあるいわさきちひろ美術館に行くことを決めました。仕事と試験がひと段落したタイミングだったので、自分へのご褒美として、うきうきしながら計画しました。

いわさきちひろ美術館は、両親と1度子どもの頃に訪れたことがありました。こんなにも穏やかな時間が流れる美術館を他には知らないと、様々な美術館を知ってからなお思うようになりました。
あたしは1人で買い物も外食もしますが、旅行はしたことがありませんでした。高給取りでもないのでそんな余裕が無いのも本当ですが、どこかに行きたいと強く思うこともありませんでした。だからこそ、この今の行きたい!という自分の気持ちに乗っからなければ!という思いでした。

当日の天気はあいにく曇りと雨。新幹線と電車とタクシーを使って、乗り継ぎ乗り継ぎの経路でした。スマホひとつで全部調べて行けちゃうんですよね。
着いた時は、空が広い場所なのに、霞が多くて残念だと思いましたが、ずっと行きたかった場所に1人で来れたということに、なんだか胸がいっぱいでした。


いわさきちひろ美術館の看板

ちひろの描く子どもの絵は、本当にかわいいです。見る人がみんな「うちの子に似てる」と思うらしい。外国の人も。ちひろは子どもの未来を守りたくて、戦争反対の思いを絵に託していました。戦争があるこの現代社会、あたしは一体何ができるのか?何をしているのか?そんなことを考えてしまい、絵を眺めながら涙が溢れてきました。
武器を取り合うのではなく、話し合いをしよう。それが大きな戦争を終えてから、人類のたどり着いた1つの答えだったと思います。だけど人間はやっぱり愚かだから、また過ちを繰り返そうとしている。戦争の悲惨さ、恐ろしさを伝えてくれている人たちの声を、改めて聞き、学び、考えていきたいと思います。絶対に、戦争は起こしてはならないです。

ちひろの絵を何度も繰り返して見て、様々な絵本を6冊くらい読んで(スーホの白い馬、おしいれのぼうけん、懐かしかった〜!)、カフェに行って、公園を散歩して、売店でお土産を買って(自分への物も含む)、本当に楽しかったです。やっぱりここは素敵な場所だと思いました。

そして夜は、馬刺し料理がメインの居酒屋さんへ。1人でお酒を飲んだことなんて家でもお店でも経験がありません。なんでかって弱いから!でも飲みたい。せっかくだし飲みたい。
ということで、信州リンゴサワーを1杯だけ飲んで、しっかり酔っ払って(コスパが良い)、美味しい馬刺しをたらふく食べました。贅沢だった……贅沢しすぎた……だってお会計6000円だった……いい焼肉屋さんかよ……。でもこの日、お昼ご飯は抜いていたんです(食べる場所がなかっただけ)!だからよし、だからよし、と心の中で呟いていました。

肝心の馬刺し料理は載っていない写真

さて、ビジネスホテルにチェックインしましたが、その時点で19時。寝てしまうのもなぁ、とヒトカラに繰り出しました。ヒトカラなんて久しぶり。1人で酔っ払っているのもあり、なんだか沢山歌ってしまいまして、最後喉が痛いという……。
色んな曲を歌いましたが、ふと思い立って、モーニング娘。の「シャボン玉」を初めて歌いました。

泣いて済むなら
泣きやがれ
全ての恋はシャボン玉
恋をするなら
この次はあんた名義の恋をしな

モーニング娘。'「シャボン玉」

めちゃくちゃ最高な歌詞ですよね!!
あたしはモーニング娘。よりはAKBの世代ですが、時々モー娘の曲を聴くと、かっこいい女性像を描いてるものも多いのかもしれないなと思います。
といいつつ、ちなみにあたしは前田敦子のファンです。


次の日は松本城に行き、天守閣まで登りました。階段がとてつもなく急で、親とは来れなかったかもなぁ、なんて思ったり。
松本城は煌びやかというよりは、落ち着いている渋いお城という印象を受けました。
雨ですが観光客がたくさんいることにもびっくりしました。

しっかりと曇天


帰りの新幹線はしっかり熟睡。たべっ子どうぶつのチョコレートがけが美味しかった。1人遊びが本当に上手になったあたし。これもそれも全部まだ世の中がかろうじて平和だから、享受出来ているんだとしみじみ思います。ちゃんとそれを大事にしたいし、そういう社会を守れるようにしないといけない。もうあたしも大人です、したい、ではなくしないといけないです。
頑張れ、あたし、生きるぞ、あたし。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?