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介護食レシピ「ジャガイモとツナの甘辛煮」

小芋やジャガイモを甘辛く煮た煮転がしは皆が好きな家庭料理の定番ですが、お年寄りにとって芋類は口の中の水分を吸収するので喉に詰める恐れがある食材になります。

これを防ぐには汁物にするのが簡単なのですが、今回は煮転がし風の料理でも玉ネギを加えることで水分を補い食べやすくしたレシピをご紹介します。更にツナ缶を汁ごと加えて油分もプラスして喉越しを良くし、旨味も追加します。簡単なレシピですから是非お試し下さい。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

材料:2人分 調理時間目安:30分

材料

  • ジャガイモ…4個(約300g)

  • 玉ネギ…1/2個(約100g)

  • ツナの缶詰…1缶(70g)

  • 青ネギ…適量

調味料

  • 醤油…大さじ2

  • みりん…大さじ2

  • 砂糖…大さじ1

  • 酒…大さじ1

  • 出汁又は水…200cc

作り方

  1. 玉ネギ1/2は繊維に沿ってスライスします。ジャガイモは食べやすい大きさに切ります。今回メークインを使いましたので1センチ位の厚さで輪切りにしましたが、このあたりはお好みで。青ネギがあれば刻んでおきます。仕上げに散らすと色目がキレイですが、なければ無しでもかまいません。

  2. 鍋かフライパンにサラダ油(分量外)を熱し、玉ネギをサッと炒め、続いてジャガイモも入れて軽く炒め合わせます。

  3. 続いてツナを汁ごと加え、分量の出汁と調味料も全て加えて加熱します。沸騰するまでは強火でかまいません。

  4. 沸騰したら中火に落としてジャガイモが柔らかくなり、煮汁が1/3程度になれば出来上がりです。

  5. 器に盛り付け、仕上げに刻んだ青ネギを散らして完成です。

ホクホクとしたお芋は皆の大好物ですが、お年寄りにとって喉に詰めやすいのが難点です。だからと言って汁物にしてしまってはせっかくのホクホク感が味わえません。今回は玉ネギの水分とツナ缶のオイルで芋を飲み込み安く工夫したレシピをご紹介しました。
どの家庭でもストックのある材料ですから、買い物に行けなかった時などに覚えておくと便利なレシピです。

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