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ひとり親の子育てはどうなる?成長や発達への影響は?



どうも、古谷です。


今回は、


・ひとり親家庭における子供の成長や発達


について解説をしていきます。


現在、

離婚を考えられている方は
こんな風に思われているかもしれません。

・ひとり親だと、子供の発達に何か影響が出るのではないか?

・母子家庭だと、子供が正常に育っていかないのではないか?

・父親がいないと自由奔放になってしまうのではないか?


確かに、

人の人格形成には

幼少期の頃の経験が大きく
影響しているので、


何か問題が出てくるのではないか?
と懸念されている方は
非常に多いと思います。



ですが結論からいうと、


✅ひとり親だから子供が正常に育たない


ということは一切ありません。



逆に、


✅両親がそろっていても
子供が道を踏み外してしまう



ことは全くもって
あり得ることです。



大切なのは、

子供がうまく育っていくために
必要な要素を満たしてあげられるか?



それだけなんですね。



そして母親一人だとそれはできない、

父親だけでもできない

といったことも一切ありません。



本編の方では、


離婚をするに当たって

皆さんが特によく感じられている
懸念点をピックアップして解説しています。



ぜひ、最後までご覧になってみて、

自信をもって子育てに
望まれていってくださいね◎





①「母親の役割」と「父親の役割」をどうこなしていけばいい?



子供の発達において
何よりも大切なのは、

「母性性」「父性性」という
概念になります。

母性を一言で表すと「受容」

父性を一言で表すと「秩序」


といったイメージでしょうか。



母性はいわば「無条件の愛」で、

子供が自己肯定感を育むのを助けるためのもの。


父性に関しては、

子供が自立していくのを助けるための
”厳しさ”のようなものです。



『家族社会学』などでも
言われていることですが、


この2つをバランスよく
子供に与えていくのが、

子育てにおいては非常に
重要になってきます。



そしてもちろん、

・父親にしか父性は出せない

・母親にしか母性は出せない


といったことは全くありません。



母性や父性というのは、
あくまでも「育て方の特徴」のようなものです。


たとえば学校などでの教育は、

集団としての規律といった
父性的なものが多いですが、


だからといって


教員のみなさんが男性なのか…?


というとそんなことは無いですよね^^



女性が父性を発揮する、

男性が母性を発揮する、


というのは
誰しもが努力をすれば
できることなのです。



そして、

たとえば母子家庭などに
なった場合、


シングルマザーの方は
「自分が父親の役割をしないと…!」

と思ったりしがちなんです。



ですが、


大切なのは

1.まずは母性で子供を満たす



2.その後父性を与えていく


という順番なんですよね。



母性は、

「自分が愛されている」
「自分は価値のある存在なんだ」


という認識を子供に与えてくれます。



そしてこの自信は、

「他者を思いやる心」
「教育・ルールを受け入れる器」などに

繋がっていくのです。



すなわち、

母性によって自信がついて初めて、


父性的な育て方ができるようになる
ということでもあるんですよね。



なのでまずは、

子供をたっぷりと甘えさせてあげましょう。


個性や性格を尊重し、
受け入れてあげましょう。



甘えさせることは、

決して「過保護」ではありません。



過保護と言うのは、

「こうあるべき」といった親側の要望を
こどもに押し付けている
ような状態を指します。



母性的な愛情は、

子供が適切な自己愛を獲得するうえで
絶対に欠かせない要素
です。



いきなり父性を
与えるのではなく、


まずは母性で満たしてあげる。



この順序を守ってさえいれば、

片親だろうと何だろうと
子供は正常に育っていきますので
何も心配する必要はないですよ^^





②思いやりのある子に育てるにはどうすればいい?



子供が優しい子になるために
大切なことは、


親がそのお手本を見せること。


そのために、

あなた自身が沢山の人と
関わっていく所を見せていく
ことが大切です。



子供は、

「ああしろこうしろ」と
直接言われるよりも


親が”背中”で語ってくれた方が
何倍も受け入れやすいのです。



こうやって人と関わるんだな、

感謝の気持ちが大切なんだな、

人に親切をするんだな。




友人でもいいですし、

ご家族でも良いですし、

ご近所さんでも構いません。



あなたの人間関係の様子を、
子供にしっかりと見せてあげてください。



ここでやってはいけないのが、

「あなたと子供だけ」
2人の世界に閉じこもることです。

あなた+子供+第三者


という3人目がいてこそ、

「あなたと第三者」の人間関係を
子供は”客観的に”みることができます。




この俯瞰的な視点というのが大事で、

子供の学習が最も
進む瞬間でもあります。



まさに、”背中で語る”というイメージですね。



そして、

その”第三者”というのも、

なるべく人を固定せずに
「分け隔てなく」接していくのがおススメです。



スーパーの店員さんでもいいですし、

Amaz◎nの配達員さんでもいいです。(笑)



家に仲のいい方を
お招きするのも良いですね^^



あなたが「誰にでも」「分け隔てなく」
人に優しく接することで、



子供は

・誰にでも優しく接するんだな

・人によって態度を変えるのでなく
みんなに親切にするんだな


と考えるようになります。



モラハラに苦しんだあなたは、

今は人と接するのが億劫だったり
人間不信にもなっているかもしれません。



ですがそれも、

モラ夫から離れれば
徐々に元に戻っていくので
心配しないでくださいね。



あなたは、素晴らしい人です。


他人の気持ちに共感できます。


誰にでも優しくできます。


人を信じることができます。





世の中、モラハラ夫のような
人間ばかりではありません。



ぜひ、あなた自身が
人との関わりを
沢山持っていってください。



それが、子供の社会性へと
繋がっていきます◎




③仕事で忙しくなったら子供との時間が減るがどうすればいい?




離婚をする際に
心配される方が多いのが、



特に

・今までは専業主婦で家にいて



・今後は稼ぐために
仕事に出ないといけなくなる

ゆえに「子供を一人にしてしまう」
「子供との時間が減ってしまう」という点です。



子供に寂しい思いをさせると、

発達上あまり良くないのでは…?


と思われるかもしれませんが、
これも結論心配はありません◎



そもそも、

現在においては
共働き世帯が7割とも
言われており、


子供を預けておくのは
もはやベースとなりつつあります。



初めこそ、

ずっと一緒にいた母親と
離れるのは子供にとって
不安かもしれません。


ですが、

たとえば


・他の人にお世話を見てもらったり

・保育園で面倒を見てもらったり

といった経験を経ることで、

子供自身も”お母さん以外”との
社会とのつながり
を持つようになります。



そして社会との繋がりが増えれば、

子供の脳内における

「人のサンプルデータ」のようなものが
増えていくのです。

・こんな人がいるんだな

・人といると楽しいな

・お母さん以外も優しくしてくれるんだな


といった形で、
子供の視野も広がっていきます。



これは、子供の成長においても
親離れをする上でも非常に大切なことです。



「お母さん以外信用できない!」

ではいつまでも
人との関わりができませんからね^^;



あなたが子供を見ていない時間にも、

子供は着実に成長をしていってます。



あなたが仕事をしているのと同じで、

子供自身も「社会性を学ぶ」という
”仕事”をしてきている訳です。




だから、

仕事が終わって
子供を見れる時間になったら

沢山ねぎらってあげてください。


なるべく、

子供の過ごしたいように
あなたも動き方を合わせてみてください。




大変な部分もあるかもしれませんが、

「仕事で疲れてるから
お母さんの気持ちも分かってよ…」


という雰囲気が
なるべく伝わらないようにしましょう。


・お母さんはあなたが一番大切だよ、大好きなんだよ


というのをしっかりと「態度」
見せていくことは非常に大切です。



当然ながら、「仕事で稼いでくる」のも
子供のためとは言えど、


それはまだ伝わりづらい年齢でも
あったりしますので。。。



子供と過ごせる時間には、

できるだけ多く付き合ってあげる。


楽しい感情を共有する。




そうすれば、

たとえ子供との時間が減ろうとも

子供が不安に陥ってしまうことは
ありませんのでご安心ください◎





④「離婚して欲しくなかった」と思われないようにどう配慮すればいい?




たとえば、

運動会なんかで
他の家庭を見た時に…


「お父さんがいていいなぁ」


とうらやましく感じることが
あったりするかもしれません。



明らかに素行の悪い父親や、

子供にもモラハラをするような父親であれば
別れたことにも清々しているでしょうが


多くの場合、モラハラ夫は
子供に”だけ”は優しかったりします。



子供側がなついていたり、

父親との別れを
心からは望んでいなかったり。


そういったパターンもあるかもしれません。



ですが、

前提として


・父親が母親にモラハラをしている姿を子供が見る

・モラハラ父が、損得勘定的な”歪んだ愛”を子供に注ぐ

(※俺の言うことを聞くなら好きだよ、など。)


といったことは
子供の成長に最悪の影響を与えます。




子供は父親が「モラハラである」
なんて分からないですし、


救ってあげられるのは
あなたしかいません。



たとえ子供が父親になついていようと、

モラハラ的な父親であれば
遠ざけるのが「子供のため」です。




なのでまずは、

あなた自身が罪悪感を感じないこと。


「子供の将来の幸せのために、
誇りある行動をするんだ」

という自信を持ってくださいね。



その上で
子供の話に戻すと、


・時に父親がいないことを寂しく思う事はあれど

・それによって離婚を決断したあなたを
責めるようなことは、子供は絶対にしません。



子供というのは、

自分に愛情を注いでくれる人を
非常に大切にします。



そしてさらに言えば、

子供には大人にはない

「環境への適応力」があります。




たとえば

「子供の時にアメリカにいて
英語が話せます」

という人は多いですが、


大人になったあとに
少しアメリカにいる位では
中々英語を話せるようにはなりませんよね?



子供の脳は、素直である分
吸収速度が飛躍的に早いのです。




離婚後に置かれた状況においても、

子供は次第に慣れていくでしょう。



大切なのは、

繰り返しになりますが
あなたが子供へと愛情を注ぐこと。



離婚して不安になったり、

過度に子供への心配をしてしまうなど、


「なんか前と違うかな?」

となるべく子供から
思われないようにしていくことが大切です。



お菓子を増やすなど、
目に見える対価を増やす必要もありません。



まるで何事もなかったように、

あなたが子供を大切に思う心を
ありのままに表現していけばいいのです。




あなたがドシっと構えていれば、

子供も難なく慣れていきますので
何も心配することはないですよ◎





◆子供が幸せになる親の生き方



ここまで、

子供視点での
色々なお話をしてきましたが



✅あなた自身が前向きに希望をもって生きる



ことも子育てにおいては
非常に重要になります。



子育ては、
自己犠牲的なものでも
あるかもしれません。


時には、不安や疲れで
いっぱいになったり。

1人で育てていくことの
プレッシャーに押しつぶされそうになったり。



純粋に子供のことを「かわいい」と
思える余裕がなくなる瞬間も
くるかもしれません。



そんな時は、

ぜひ周りの人間を頼ってください。



他人にSOSを求めるのは、
何も恥ずかしい事ではありません。



巻き込んでしまって申し訳ないな…

なんて遠慮する必要もありません。



あなたのことを助けたいと思っている人は、
必ず多くいます。



あなたにはその”内面の価値”があります。




先述もしましたが、


「子供と母親だけの空間」

が閉鎖的すぎると、


双方にとってよくありません。



何より、
あなたが潰れてしまっては
子育ても何もありませんから^^;



シングルになったからこそ、
自分の人生をぜんぶ子供のために捧げよう



というよりは、

✅自分のケアもしっかりする!
✅自分も人生を楽しんでいこう!


という意識を持っておくことが、
結果的に子供の幸せにもつながってきます。



時には、

子供を預けて友人と旅行に行ったり
趣味に興じる時間をつくったり
など。


リフレッシュできる機会を
定期的に取っていくようにしましょう。



子供に無条件の愛情を注ぐには、

あなた自身が「余裕」を持たないといけません。



献身的・自己犠牲的な
姿勢も大切ではありますが、


自分のことも癒しつつ
楽しんでいくイメージを
常に忘れないようにしてくださいね◎




◆まとめ



最後に、要点をまとめます。

✅「両親がそろっているか」よりも「子供がうまく育っていく要素を満たせるか」が大事

✅まずは母性で子供の自信を育み、その後父性を与えていく

✅女性だから父性は出せない、男性だから母性は出せないということはない

✅子供が優しい性格になるには、「あなた+第三者」の親切なやりとりを客観的に見る機会が必要

✅子供は、母親と離れている時間にも「社会性」を身につけて成長している

✅子供と過ごす時間には、「大切に思ってるよ」という態度を分かりやすく示すことが大切

✅時に寂しく思うことはあれど、離婚の決断をしたあなたを子供が憎むことはない

✅離婚後は不安になり過ぎるでもなく、過剰にフォローするでもなく、「いつも通り」にドシッと構えていれば子供は大丈夫です

✅自己犠牲的な姿勢だけでなく、周りを頼ったり、あなた自身をケアすることも忘れないでください



いかがだったでしょうか。


子供の成長においては、


「片親だからダメ」

「両親だからいい」



といったことは全くありません。



たとえ両親がそろっていても、


✅父親がモラハラであったり
✅母親が過保護、過干渉であったり


といった場合には
子供の成長に致命的なダメージを与えます。



逆に、

ひとり親であっても、


母性と父性のバランスを満たし

子供に変わらぬ愛情を注ぎ

あなたが背中で
模範的な生き方を見せていけば、




間違いなく子供は健常に育ちます。



ぜひ、自信をもって
お子さまとの人生を
楽しんでいかれてくださいね◎






それでは、

またお会いしましょう!









追伸:

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