日本の投資市場に何が起きているか(1月18日)

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私の好きなお菓子が、数年前より25%UPした。お菓子だけ値上がりしたわけではなく、ホテル宿泊料や飲食代金のサービス料など、幅広く値上がりした。
これは何を意味するかというと、預貯金の価値が単純に25%目減りしたということだ。

私は年明けにドル高円安方向にここまで動くとは想定していなかった。
その背景になるのは、2つの小さな要因と、2つの大きな要因だと思っている。
小さな要因は、アメリカの経済指標がいまだに強いこと。もう一つは政策金利の利下げ観測が後退していること。
これは昨年も同様な流れがあったので、想定できる範囲の動きだった。

そして大きな要因は、新NISAがスタートし、日本国全体が預貯金の目減りの大きな意味に気づき、投資に舵を切り始めたことだ。
しかし、日本人は自国に投資をするより、世界に投資することを選んでいる。私も世界への投資には賛成だ。
世界に投資する資金はドル買いを生み、円の価値を下げる円安を助長している。これは仕方がないこと。

そして、2つ目の大きな要因は、日本の高齢化、人口減少による国力の低下、が円安の大きな要因だと考える。
日本は資源国ではなく、経済活動をするには、海外から物を仕入れる必要がある国で、仕入れた物に付加価値をつけて製造販売するしかないのだ。

上記のことを考えれば、日本円という通貨は自然に価値が下がり、購買力は低くなる。
日本での生活を続けるならば、長い目でみて世界への投資を継続するべきだ。

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