眠れないときに読むいっそ眠れなくなる本


おすすめの眠れなくなる本

こんばんは。眠ろうとしてから早1時間、眠ろうと努力していたもののどんどん眠れなくなったので、諦めて起きだしてきた人です。この文章を書いているのは(私にとっては)深夜です。いつもは寝ている時間なのですが、眠くなるまで書こうと思います。(なお途中で眠りに行ったので続きは後日書いています。しんどい日でした…)

眠れなくなる本とは

私は幼少期から眠る前に布団の中で本を読むのが習慣でした。眠くなったら寝るので、話のキリがいいところまで、とはあまり考えていません。途中だったとしても、眠気の尻尾を捕まえたらそのまま寝ていました。どんなに話が中途半端でも気にしたことはありません。わざと小説の最後のいいところだけを残して眠るのが癖、と描かれていたのはあたしンちのゆずひこだった気がします。楽しみを翌朝まで取っておきたいゆずひこの気持ちは、少しわかります。読み切ってしまった方がよく眠れると思いますが…
そんな私からしてみると、一気読みしたくなって途中で眠れなくなる、という本は少ないです。理性…。もし読むのが私でなかったら、と思いながら書いてみます。

きみはだれかのどうでもいい人/伊藤朱里

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これはどんどん読み進めて止まらなくなるので眠れなくなる本です。職場の人間関係がうまくいかない人、特に仕事のやり方が合わない人がいる人は心が痛くなるかもしれません。
とにかくタイトルがいいですね。標語のような、頭に残るタイトルの本が好きです。今年は伊藤朱里の本を頻繁に読む年ですが、どれもタイトルが好きです。

太った男を殺しますか?/デイヴィッド・エドモンズ

哲学の有名な題材であるトロッコ問題を深堀していく本です。大学の授業などで読んでいる人もいるのではないかと思います。ライトな学術書という雰囲気でした。考えすぎて眠れなくなる類の本です。
最後まで読んだときに、トロッコに轢かれそうな人間を優先するか、橋の上の太った男を優先するか問いかけられるのですが、一冊読んでしまうと何が正しいのかわからなくなりました。答えはない問いですが、自分の気持ちととことん向き合える本だと思います。

白の闇/ジョゼ・サラマーゴ

何かでお勧めされていたので読んだのですが、怖い。設定が怖い。
当時仕事も私生活も忙しく余裕がなかったので、気分が落ち込むと体調に支障をきたすと思い、読むのを途中でやめたくらいです。
目が良かった人、悪かった人、みんな目が見えなくなってしまう話です。
この小説を紙媒体で、活字で読むことは登場人物にとって最大の皮肉なのではないかと思います(目が見えなくなる話なので)
もし今突然目が見えなくなったら?しかも見えなくなるのは自分だけでなく、周りの人もだったら?社会が壊れていく状態を目の当たりにする本だと思いました。

終わりに

眠れなくなる本は結構思いつくもので、上記は直近読んだものに絞りましたが、また同じテーマで書いてみようと思います。
ジョゼ・サラマーゴの白の闇は続編があるのですが、こちらも(精神的な余裕があるときに)読んでみようと思います。


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