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元ヤングケアラーの苦労

はじめに

私の話ではありません。友達の友達の話なので、もともと曖昧な部分もありますし、プライバシーの関係で曖昧にしている部分もあります。

ヤングケアラーとは

家族の介護をする18歳未満の子どものことです。

登場人物

花子(21)主人公。健常者。私との繋がりはTwitter。

勝男(24)主人公より3学年上の兄。障がいがある。私との繋がりはLINE。

家族構成

5人家族。主人公の花子から見て、祖母、父、母、兄。

ヤングケアラー時代

花子が小学生低学年のころ、一家で引っ越しをし、兄妹は転校しました。このころから、本格的な介護が始まったと予測しております。

その後、勝男は近所の荒れた中学校に通いましたが、3年間ひたすらいじめられ(被害妄想も混じっているような…)、高校は遠くの特別支援学校に入学しました。

花子も小学校を卒業すると、勝男と同じ中学校に入学しました。一応、部活動にも所属していたようですが、介護が忙しく、中学レベルの学力を身につけることができませんでした。中学卒業後、花子は通信制の高校に入学しました。介護で多忙な彼女にとって、全日制高校や、3年間で卒業できない定時制高校に行く時間なんてなかったのです。

18歳以降

介護と学業を両立し、花子は3年間で高校を卒業することができました。しかし、介護がネックとなり、卒業して3年経った今でもフリーターです。

子どもを欲しがっていますが、金銭的な問題から厳しいようです。結婚願望もありますが、両親から金銭的に貧しい人とは結婚するなと言われており、相手探しは難航しております。花子は男性にモテ、すぐに彼氏も作ることができますが、兄のこともあって長続きしません。

さて、勝男の話に戻しましょう。勝男は高校卒業後、自宅の近くの作業所で働き始めました。職場ではいじめられているとのことです。そんな生活を変えたいのか、勝男は年上の彼女を欲しがっています。

終わりに

ご両親は、自身が亡くなったあとに、障がいのある子どもがひとり取り残されたらかわいそうだと思い、下の子(きょうだい児)を作ったのでしょう。

しかし、下の子が上の子の介護のために定職に就けなかった場合、両親亡き後、下の子が上の子の面倒を見る余裕があるのでしょうか。

将来的に上の子の面倒を見てもらいたいんだったら、下の子には子どものうちからは介護をさせずに、金銭的に自立している大人になれるように色々な経験をさせてあげるべきだと思います。

サポートってなんなん?よくわからないw