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#62.強豪校になった理由(わけ) ※加筆


私がマネージャーを務める女子バレー部は県内でも指折りの強豪校です。

その強さの秘訣は普段の練習風景からすぐに読み取る事が出来ますが、容易く真似る事が出来ない為、他校との力量をずっと引き離し続けてきました。

その練習風景を知らない他校のライバルからは圧倒的な時間をバレーに費やしているのでは?とよく言われますが、それは全然違います。

卒業カリキュラムや授業時間数は全国の学校と何ら変わりませんし、練習時間もその日の授業終了から18時までと決められています。
たまにある土日の遠征を除けば他の部活動と休みは同じで、活動時間に関してはむしろ他校より短く、プライベートも確保されていると思います。

そんな短時間の練習でも強くいられる理由。
それは鬼練でも朝練でもありません。
端的に言えば、部員の素行や練習時に犯すミスの対処の仕方にありました。

罰を与えられる理由として例えを言うと、
授業終了後充分に間に合うよう設定された開始時間に遅刻した、シューズやユニフォーム等の備品忘れ、髪の長さが規定範囲外、練習に身が入らない、活動中に無駄話が多い、等はその対象になります。
そしてそれは部員の身に直接教育を施されてしまうのです。

勿体ぶる程の物でもないので言ってしまいますが、その処罰はとっても簡単。

それは、お尻への折檻。

つまり

【お尻ぺんぺん】と言われるものです。

こう言う幼稚な言葉を使うと、首を傾げる方も多くいると思いますが、皆さんも想像し得る、そのお尻ぺんぺんで合っています。

しかし冒頭にも言った通り、他校が容易く取り入れられない程のものですから『ぺんぺん』と可愛く言えるほど生ぬるいものではありません。

具体的な例を出します。
分かりやすいもので言えば、それは土日遠征後の反省会です。それは大抵翌日に行われるため、月曜日の活動を例に取ってみます。

まず、1年生から3年生までの部員全員が部活動開始と同時に体育館に集められます。
そしてホワイトボードの前に体育座りをして顧問と昨日の反省会を執り行います。

そこで挙がるプレイの反省点、今後の練習法を話し合う中で、顧問はいつもホワイトボードの隅を少々空けておくのです。

簡単に言えば、敗戦の原因となった人物の名がそこには書かれてしまい、そして名前は徐々に増やされていく、というわけです。
反省会の最後にそこに名前が残った部員が、昨日の最も反省を要する者として後ほど特別枠で折檻を受ける事になります。

そうは言ってもバレーボールはチームスポーツ。敗因はその場に居た全員と考えるのが顧問でした。
試合に出ていない新入部員も控え選手もサポートや応援が足りていないと見なされ、程度は違えどその罰は平等に執行されます。

反省会終了後、いつも通り二手に分かれてネットを挟んだサーブ練習が始まります。
まずは3年生が打ち、2年生がボール拾いを行う中、1年生の罰から開始されます。

罰を受ける一年全員は体育館の隅に並べられ、壁に手を着いて腰を大きく突き出さなければなりません。

これが我が部の基本スタイル。
当然スパッツや下着の着用は許可されません。

脚の付け根辺りちょうど、お尻の割れ目が充分に出た所まで顧問の手で下ろされると、部室の隅に立て掛けてある竹みたいな棒(通称:鞭)を1人5回程度当てられていきます。

1年生から大会に出場する者は殆どいないので直接的な戦犯に選ばれる事はありませんが、まずはこの部の風習を覚えさせると言う意味で、腰の突き出す角度や足の開き方を教えていく顧問の方針です。

次は2年生。
済んだ1年生はサーブされたボールがぶつからな様に舞台上に上がってコーナータイムを行います。スパッツと下着は勿論そのままです。
啜り泣いてようが痛くて震えてようがお尻を隠す、なーんて事はなんぴとたりたも赦されません。
手でさする事も禁止、その人はもう一度お尻に鞭です。

この風習にも慣れた2年生は下ろす具合を前年にしっかり教え込まれたため自身の手でスパッツを下ろしお尻を出します。
回数は10~20回です。

2年生にもなれば上手な子は大会に出場する選手も出て来ます。
と言う事は、貢献度や責任が差が生じてくる為、人によって数は様々、1年生とは違って回数に振れ幅があるのはこの為です。

一年生の甘いお仕置きとは違い、顧問から与えられる強さも勿論マシマシ。細くしなった棒に耐えられずしゃがみこんでしまう部員もいます。
顧問は立たせてもう一度お尻を打ちますがそれは当然カウントには入りません。

1年通せば慣れや皮膚の変化で大抵の部員はつま先立ち・小ジャンプ程度で罰を呑み込めるようになります。
しかし体裁上、黙って耐えられる訳にはいきませんので、周りにも聞こえる程度には喘がせ、次待つ部員に恐怖心を与えておきます。
これが、本気で強く打つ顧問の狙いです。

我慢強さによって時間のかかる部員とすぐに終わる部員が目に見えて分かれます。
勝手にしゃがむ、さする、庇う弱い子はいつまで経っても顧問がお尻を手放してくれません。

最後は3年生です。
さっきと同様、2年生も舞台に上がって1年生の横に並びます。裸のお尻を出したままコーナータイムです。

3年生には強烈な罰が待っています。
下級生と明らかにレベルが違う事はその雰囲気で嫌でも伝えられてしまいます。
そして、マネージャーの私も、手伝わなくてはなりません。

まずは1.2年生と同様に竹鞭を使われ、30回以上をお尻に当てられます。
これだけでも十分悲鳴がこだましますが、次は私の出番です。

私の元に鞭を終えた3年生が前を隠しとぼとぼと近寄ってきます。
私は鞭を待つ後の人の邪魔にならないようにコートの真ん中でパイプ椅子を用意してその済んだ3年生を待ち構えなければなりません。

では、私の役目とは何かと言うと、一口に、

罰を受ける部員達への仕上げ罰係です。

メインで勝敗に関与する彼女達3年生は顧問からの鞭の直後、マネージャーからの平手打ち50回にも耐えなくてはなりません。

お尻を度々引っ込めながら何とか顧問の鞭に耐え抜く3年生。その殆どが涙気味、情け無く声を出して泣いてしまう人もいますが、ここからが私のマネージャーとしての仕事です。

先ほど鞭を終えた3年生が前を隠してとぼとぼと近づいて来る所までは話をしました。
その3年生が私からもう触れられる距離まで近寄り立ち止まると、まず私は気をつけを言い放ちます。

当然ですが、3年生は嫌がります。
何故なら恥ずかしい前が隠せなくなるからです。

ですがそこは私も女の子。
同じ性器を持つ人間として彼女達の恥部に目を逸らす事無く見つめなければなりません。
これは罰なので恥ずかしい思いをする事も必要になります。
剛毛な先輩、パイパンの先輩、割れ目近くにホクロがある先輩、色々いますがとにかく、お仕置き前には紳士的な態度で居てくれないと困るので、背中を反らせ、手は指先まで真っ直ぐ真横に、腰は引く事なく下腹部をしっかりと前に突き出す“気をつけ”をさせ、己に与えられる罰をじっくり待たせなくてはなりません。

私はその部員が羞恥に潰れるまでじーっと陰部を見つめます。
手で隠せないならとよく内股をこすって隠す部員も居ますがその動きの方が恥ずかしい事にその部員は気付くべきです。

と言うか、バレーに留まらずスポーツマンとして気をつけが出来ない程の低い選手は要りません。例え恥ずかしくともマネージャーの私が気をつけを教え込むのは必要な事だと自負しています。

パイプ椅子に座った後輩に陰部を眺められる羞恥罰が済むと、今度は心を鬼にしてその3年生を私の膝に乗せていきます。

そのやり方として、わたしはまず、椅子に深く腰をかけて人1人分のスペースを確保します。
起立と着座で高さに差がある為上目遣い気味に膝を二度ポンポン。
「先輩、私と膝の上にうつ伏せて下さい」と。
ここよと合図を鳴らされた私の膝は怯えて見つめられますが、私は構わずその先輩方3年生の何本も線の付いたお尻を招き入れます。

先輩の顔がゆっくり落ちてきて私と一瞬同じになる目線の高さになるとその瞳がゆらゆら揺れている事に気付きます。続けて先輩の両手が私の膝の上を通過して椅子の反対側の縁に着地。私の膝横に先輩のお腹がゆっくりピッタリくっ付けられたらその腰を持ち上げて前へ送り出してあげます。先輩の肘が折れて頭が下がると腰をもっと前へ送って最後は完全に先輩のお腹が私の膝に乗っかる流れです。
椅子はガタッと音を立てて私の真下は先輩の腰裏、いわゆるお尻となる訳です。

私の右手はそこをめがけて50回。
きっちりとお仕置きする役目を担っています。

バレーをする人間の傾向として、筋肉質な太腿や引き締まる臀部が上から見てると印象的に思います。
私の膝からすればそれは少し重く感じ、そして人数が多いと大変です。
太った部員もおらず皆くびれがあるので逃げゆくお尻を引き寄せるのに頑丈な腰骨を有しているのはとても有難いです。私はそこに指を4本ガッチリ引っ掛けて逃亡を防ぎます。

私は2年生でマネージャーをしているので歳上の先輩方を泣かす事になりますが、それはルールなので仕方がありません。
表情を見れば一目瞭然ですが、先輩からしたらとてつもなく恥ずかしい思いをしているのだと思います。
なぜなら、胸も陰部も発育した変化ある年頃の体の時期に、膝の上で、しかも年下から丸出しのお尻をキツく叩かれる事になりますから、この罰を恐れるのも重々分かります。

大抵は顧問の鞭で羞恥心や反抗心が削がれて大人しく私の膝に来ますが、勿論部員の中には嫌がって私の手を煩わせる先輩もいます。

しかしそれを不憫に思い、勝手に許す事で生まれる不平等や規律の乱れを本来部を管理していくマネージャーがしていいはずがありません。

そういう時、私は

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