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野本篤志著(2022)『がんとの共存を可能にする3つの治癒力強化法』幻冬舎

体質改善のための知恵を学ぶ

昼休みにiPadでkindle版を読んでみた。自分が肺腺癌であり5年生存率が30%を切る身であるが、それでも何とか生き続けたいと、何故かがん関係の本も手にとって読むようになってしまった。

本書もその中の一つである。この本の著者は、がんになりやすい体質をがんになりにくい体質にするには、免疫力、ミトコンドオリア力、遺伝子防衛力の3つの治癒力が必要と解く。それらを上手く組み合わせ、自ら強化することで治癒力を得ることが書かれてある。

わたしも肺の切除手術後に化学療法を受け、今は分子標的薬で何とか延命している状態であり、できる限り寿命を伸ばしたい。

本書は標準治療中であっても、それとセルフケアを含め、自分で治すという意識改革も加味して、がんに対峙するというアプローチを取っている。まあ本書に書いてあることを熱心に頑張ったとしても、よくなる人もいれば悪くなる人もいるかも知れないので、正直全てが自分にとって良い事かは不明だが、試してみたい「低ナトリウム、高カリウム」や深く呼吸をすること、ヘム鉄と葉酸、ビタミンB12を摂取するなど、簡単なことは取り入れてみようかと思った次第。水溶性食物繊維のイヌリンも良いらしい。

大きな期待はしていないが、簡単なことから試せることは試してみようかと思わせる、がんに関する本だった。

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