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妊娠できるカラダづくりのためには

日本は、世界でも稀に見る『不妊大国』

昔は子だくさん家族がいっぱいいたのに、なぜこんなに子供の数が少ないのか?

日本は、様々な闇を抱えている国です

そこに焦点を置くわけではないので、ここでは触れませんが🤔


不妊に関しては
日本が『性教育』に対して
後進国だから
生じている問題

『性教育』も正直な話、『ほとんど知識としてきちんと学んでいない』

ここが最大の問題ではないかと考えています

義務教育で『性教育』についての授業はあるものの、さわり程度と言いましょうか、興味本位で知るぐらいのレベル

自分のカラダが今、どうなっているのか?すらよくわからないまま、大人になっていく

子供がどうやってできるのか?

それすらも知らずに、大人になっていく男性もいます

なぜそのような状況にあるのか?


▶︎『性教育』を義務教育だけに任せる親たち


日本が『性教育』後進国と言われる理由は、ここにあるのではないかとわたしは考えます。

小学校高学年から中学校にかけて、『性教育』を学ぶわけですが、先ほども話した通り、サラッと、ここだけ押さえておけば大丈夫だろうというレベル

女の子であれば、初経が来れば『生理用ナプキン』の出番ね〜

男の子であれば、あら、ついに成長したのねw

子供の成長を確認できるのはいいのだけれど、それでおしまいですか?

そのタイミングで、親であるあなたが子供に対して『性教育』を行うべきなのです


学校で学んでいるから、母親のわたしが教えなくてもいいわよね

ではないのです

生理が来れば『生理用ナプキン』を買い与えて、使い方を教える
生理痛がある、我慢できないとなれば『鎮痛剤』を買い与える
貧血で寝込んでいるのであれば、『寝ていればそのうち治る』

そんな知識しかない親からどうやって子供たちは『性教育』を学んでいくのか

セックスの意味もわからず、興味本位と性欲で行った結果が『望んでいない妊娠』をしてしまった

または『性病』をうつされた、うつしてしまった

ここ近年『淋病』『梅毒』患者数が急増しています

理由は明確です


きちんとした『性教育』を受けていない子供たちは、
『避妊具』の正しい使い方すら知らないのですから

『避妊具』の使い方も、親が教えるべきなのです

知識が乏しい子供たちは、心とカラダに大きな傷を負ってしまうのです

▶︎生理用品が人体に与える影響


わたしが初経を迎えたのは13歳の頃

両親はとても喜んでくれて『お赤飯』を炊いてくれました😊

女の子はね『初経を迎えた時に祝いとしてお赤飯を炊くのよ』と、母が作ってくれたのを今でも覚えています

自分のカラダの変化を喜ぶ…というよりは、あまりの痛みと大量の経血を見て、ショックでした

実際、自分のカラダの中で何が起きているのか

学校で学んだ知識とイメージしていたものが全く違ったからです😔

生理が来るたびに『この痛みと戦わなければならないのか』と思うようになりました

さらに、生理用ナプキンにも抵抗があったのを覚えています


何コレ?紙おむつ?

当時の生理用ナプキンといえば、ご存知の方もいるかもしれませんが…

厚みがあって、面積が少ない紙おむつ😂❓

こんなモコモコしたものを生理が終わるまでずっと当てていなければならないのかと

さらに、夏は蒸れるし、漏れるしで


こんなわやなもん、使っていられるかー(道産子は叫ぶ)

その頃はまだ、『吸水性ポリマー』の質がとても悪かった

なので、紙おむつのようなモコモコ厚みのあるものでした

そして、吸水性が非常に悪く、漏れるという問題が

メーカーも消費者からのそういう声に対応すべく
『高性能吸水性ポリマー』を開発します

そのおかげで、厚さ1cmまで薄くなりました😌

そして、通気性も良くなり、蒸れと漏れの心配がなくなったのです

当時はとても画期的でした✨

ですが、その『高性能吸水性ポリマー』の問題点は…


冷却効果がある

熱を外に逃すという働きがあるため、ひんやりするのです

それが長時間、陰部に当たっているということは
カラダを冷やし続けるということです

この技術は、熱が出た時の応急処置用の貼るシートタイプにも活用されています

思春期からずっと『冷却効果』のある生理用ナプキンを使い続けていると
子宮は月に1度は『冷やされている』状態になります

生理痛が悪化した理由も、まさにコレ

そんなことは知らずに、母親から教わった『生理用ナプキン』をずっと使い続けてきたのです

▶︎痛みを堪えながら、立ち仕事を続けた結果


わたしは大学を卒業し、美容部員として最初就業していました

配属先の百貨店では、生理痛でいつも気絶していたわたしに対して
次の生理はいつ来るの?と『問題児』扱い

その都度言われていたのが


『鎮痛剤』と『カイロ』は常に常備しておくこと

生理痛はカラダの自然現象だから、病院に行くまでのことではないと20代の頃はずっと思っていました

もちろんそれは、母親に相談しても同じ意見でした

生理が来るたび、『高性能吸水性ポリマー』の生理用ナプキンを使い
子宮を冷やし続けているとは知らず、鎮痛剤とカイロでその場しのぎを続けた結果

ホルモンバランスを崩し始めていることに気が付かず

別の病気を引き起こす原因になるとは、その時は思ってもいませんでした

生理痛がひどかった理由
それは、10代の頃から子宮を冷やし続け
『女性ホルモンのバランス』がおかしかったことに
気づかずに過ごしてきたから

そして、その後わたしは


慢性疲労症候群を発症し
会社をリストラされ
そのショックで鬱になる

精神科に『一度婦人科に行ったほうがいいよ』と勧められ
そこで初めて『婦人科』で受診するわけなのですが

その時に言われた一言が、今でも忘れない言葉になっています


あなたはもうすでに、
卵巣機能が弱っているからね
妊娠できないかもしれないよ

▶︎助産師から学んだ『妊娠できるカラダづくり』とは


前講座監修&講師を依頼していた、よーこ助産師にこの話をした時に
彼女はこう言っていました


妊娠できるカラダづくりは
思春期からすでにはじめないと
意味がないのよ

…ということは、母親が子供に正しい『性教育』を行わないと
それは成立しないということなのでしょう

義務教育に任せっきりの『性教育』ではいけない

親もまた『性教育』を学び直すべき

ということになりますね

✅生理がなぜおきるのか
✅妊娠を受け入れるためのカラダ作りについて
✅生理用品がカラダに与える影響を知る
✅避妊具の正しい使い方を知る

初経が来て、最初に使う『生理用品』の知識が乏しく
ドラッグストアーで売っているものを与えれば
それでいいと思っている親御さんが多い

わたしの母も同じでした

何も疑問を抱かずに与えられた『生理用品』を使い続け
カラダに与える影響すら知らず
結果26歳の時に『あなたは妊娠はできないかも』と言われる😞

負の連鎖です

そして、それは女の子のお子さんを持つ親御さんだけでなく、男の子のお子さんを持つ親御さんも同じことが言えます

性教育は全ての人が学ぶ『義務』なのですから

▶︎販売メーカーはそんなこと考えてない?


ここだけの話

日用品メーカーは、消費者の要望に応えて『製品開発』を行います

そのため、『高性能吸収性ポリマー』がカラダを冷やすと言われても
そんなことお構いなしです


消費者が薄くて蒸れない、漏れない
生理用ナプキンを求めるなら
要望に応じた製品を開発する

開発して、販売してみて
消費者のニーズに合っているなら
それでよし❤️

というわけです

わたしもメーカーに就業していた時は、ずっとそう思っていました

自分のカラダの異変に気づかず、
ずっとその製品を使い続けていた立場だから言えること


ナプキンだけが生理用品ではない

最近では、月経カップや月経ディスクなど、直接膣内に入れて経血を集める生理用品があります

むしろこちらの方が、蒸れたり漏れたり、子宮を冷やしたりという心配がありません😌

日本という国がもっと『性教育』に対して、先進国だったら…。

『不妊』という問題で悩むこともなかったのかもしれません。

ここ数年、フェムテックという言葉が少しずつ浸透し、性に対しての意識が変わりつつあります

女性のカラダはとても神秘的です😌

だからこそ、正しい知識が求められるということです

その知識を、思春期の子供たちにきちんと伝え、今から子宮を大事にすることを教えてあげれば、状況はもっと変わっていくと思います

わたしは38歳の時に『若年性更年期障害』と診断され、『閉経』してしまいましたが、自分自身もまた、『性』に関して無知だったことを悔やんでいます

でも、その経験が今こうして、多くの方に『性』について教える側になりました

今後、わたしのような人をこれ以上増やさないためにも😌

知識を提供し続けていきます


佐方ともみ 
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師


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