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プレ更年期に足りないのは、当事者意識と自分のカラダへの理解

『 わたし、まだ更年期じゃないので学ばなくても大丈夫 』

講座の説明会を希望する人の中でも、知識をかじりたいだけの人、無料クレクレ君の大半が同じことを言っているが🤔

まだ更年期じゃない…では、いつが更年期なのだろうか🤔?

冒頭のようなことを言ってくる人の大半が、38歳〜44歳、プレ更年期と呼ばれる年齢なのだ

更年期 = 症状が出てから

と考えている人が大半を占める

そして、更年期症状についての知っているのは『 ホットフラッシュ 』で、それ以外のカラダの不調については、更年期症状だとは思っていないのだ

これってもしかして?更年期かも?

なんとなく不調が、実は更年期の症状ではなく、更年期の症状と間違われる他の疾患であることを知っている人はほとんどいない

それ以外にも、プレ更年期から更年期にかけて、子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、乳がんなど、婦人科系疾患の発症リスクもぐんと上がるのだ

プレ更年期からは特に、婦人科検診は必ず年に1回行うべきだ

だが、間違った情報も出回っており🤔検診に行くことを拒む女性もまた多い

『 プレ更年期 』という言葉は医学用語ではない

年齢的にそろそろ更年期🤔そのための心づもりをしておく必要がある

それを知ってもらうための言葉として生まれたそうだ😌

だが、この『 プレ更年期 』ですら、抗う人が多い

更年期 = 女でなくなる( 閉経 )

まだ、わたしは生理があるから更年期じゃない

更年期、閉経という時期を受け入れられないプレ更年期の心情を、わたしの経験を踏まえながら考察してみたいと思う



▶︎32歳ですでに『プレ更年期』だったわたし


38歳『 若年性更年期障害 』で『 閉経 』した わたし😌

わたしは女性であることが嫌だったという話を、別の記事で綴っている

女性性を受け入れない人ほど、更年期の症状が悪化する

という話を聞いた🤔

わたしの場合、幼少期時代からすでに『 女性 』であることに抵抗があった

26歳『 慢性疲労症候群 』と診断され、その段階でわたしの『 副腎 』は疲労困憊だったのだろう

婦人科での検診でも『 あなたの卵巣機能が ほぼ動いていない状態だから、20代のうちに子供を産んだほうがいい 』と言われるほど、エストロゲンもプロゲステロンも ほぼ分泌されていない状態だった

20代は、女性ホルモンより、ストレスホルモンの分泌の方が活発だったと言える

そして、31歳の時に会社をリストラされ1年半の無職生活

26歳〜32歳の6年間、完全な自律神経のバランスを崩しており、生理痛も出血も酷かったのを覚えている

そして、転職後の わたしの言動や行動を振り返ってみると🤔

『 頭がおかしい 』
『 気が狂っている 』
『 悪魔 』

と言われていたあの頃🤔

この症状は『 更年期 』の症状と変わらなかったのではないだろうか

そう、すでに32歳〜38歳のわたしは『 プレ更年期 』だったのだろうと思う

もし、あの時女性ホルモンの知識があったならば、自分に負荷をかけるような食生活をしていなかったと、改めて思うのだ


▶︎『若年性更年期障害』と診断されて『全てを受け入れた』


婦人科医に言われた一言は、ショックだった

まさか、38歳で閉経と言われたら誰もがショックだろう🤔

それより、『 子宮頸がんや 子宮体がんのリスクが倍になる 』という言葉を聞いて、わたしは全てを受け入れた

『 更年期のための治療 』という捉え方ではなく『 子宮がん 』予防のために、わたしは治療をする

という選択をしたのだ

38歳のわたしにとって、これから先の未来を見据えて決断したのだ

婦人科外来を拒む人が多い理由🤔

病院での診療 = 自分のカラダの状態を知って受け入れるのが怖い

わたしも同じだった😌

まさか、自分が『 閉経 』しているとは夢にも思わなかった

20代の頃から、ストレスを抱えるたびに生理が止まることがしばしばあったからだ😌

きっと、また同じなのだろうと思っていたから、現実を知り、わたしはショックだった😞

だが、3分でそのショックから立ち直っている

今の自分を受け入れて、抗うことをやめよう
わたしは治療に専念する

それは、今のわたしを取り巻く環境から離れて、自分がやりたいことをやろう

たった一度の人生だから🤔

そして、自分の力で生きていこう😌と起業を決意したのだった

もし、『 若年性更年期障害 』と診断され、それを素直に受け入れなかったとしたら?

わたしは、会社でのモラハラに耐えながら、そのストレスによって症状を悪化させ、完全な鬱を発症していたに違いない

『 若年性更年期障害 』こそ、わたしの人生の分かれ道だったのだろう

抗うことをしなかった

素直に受け入れたことで、わたしの人生が大きく変わったのだ😌


▶︎プレ更年期こそ、『更年期』がやってくるという心づもりをするべきだ


興味深い記事を見つけたので、ぜひシェアさせていただきたい😌

「 博報堂 Woman Wellness Program 」は、2023年10月18日の「 世界メノポーズデー 」を機に、30-60代女性を対象に「 更年期に関する生活者意識調査 」を実施、その調査結果の記事である

この記事から読み取れることを綴っていく

【 更年期自覚の状況 】

・40-50代女性のうち、更年期による不調を自覚している人(更年期自覚者)は26.3%。全国の人口に換算すると約449万人と推計。
・「もしかして更年期かもしれない」と感じている40-50代女性(もしかして層)を含めると48.6%、推計829万人。
・「自覚しており、医師の診断を受けた」と答えた人は4.9%に留まっていることがわかった。

※推計人数の算出方法:令和2年国勢調査より更年期のボリュームゾーンである40-50代女性の人口約1705万人に「更年期自覚者」の出現率をかけて推計

【 更年期による不調の深刻度 】

・更年期による不調の深刻度について、更年期だと病院で診断されている人の41.8%が「深刻である」(日常に支障をきたすほど深刻である+深刻である計)と回答。

・一方「診断されていないが自覚がある」人は25.0%、「更年期かもしれないと思う」人の深刻度は6.7%と低めの傾向にあることがわかった。

【 不調を感じてからそれが更年期であると自覚するまでの期間 】

更年期自覚者のうち、半年以内に自覚した人(早期自覚者)は約4割程度。一方、更年期の自覚に至るまで半年以上かかっている人は半数以上(58.0%)であり、不調が発生してから更年期だと気づくまでに相当なタイムラグが生じている。

HAKUHODO「更年期に関する生活者意識調査」vol.1自覚の実態編~40-50代女性で更年期による不調を自覚*しているのは26.3%(推計約449万人)自覚することで「原因がわかり安心」
「いつかは良くなる」等、気持ちに変化が。


まず、ほとんどの人が『 更年期 』に対する知識がない

更年期のイメージの大半が『 ホットフラッシュ 』だからだ

のぼせや滝のような汗がでる

その自覚症状がなければ、『 わたしは更年期じゃない 』という結論になるのだと思う

昨年、前監修(講師)による『 更年期講座 』を受講した方の感想を読み、改めて考えさせられたのだが🤔

ママ友で一回り上の方達が更年期の話をよくしてるので、
先生の話を聞きながら、確かに、確かにと思えました。

私も血液検査で全くエストロゲンがすでに出ていなく、塗り薬と漢方で調整してるのですでに更年期に入ってるんだなと思いました。

治療をしているという自覚がない😂

治療をしているのに『 更年期 』に入っているんだなと思いました

…ということは🤔講座を受講しなければ、『 更年期 』だと思っていなかったという結論だろう

フェミニンケア講座を開講している、わたしの知人( エステティシャン )が教えてくれたのは🤔

『 自分のカラダのことを知らない人が大半 』ということだ

実際、『 更年期の症状を経験したことがない 』プレ更年期世代は、『 更年期 』というものがどのような時期なのか、全く想像がつかないだろう

そして、『 更年期 』について教えてくれる人が身近にいるかというと…

それは、母親だけなのだろう😌

わたしの場合だが、母は更年期症状が酷かった

母の更年期10年の人生と重なるように、わたしは『 慢性疲労症候群 』を発症している

母が病と戦う(鬱)姿をずっと見続け、看病をし続けてきたが、薬でその症状を抑えているだけにすぎない

結果、『 統合失調症 』という病と現在戦っている

26歳の時にお世話になった精神科医がわたしに教えてくれたこと😌

『 病はね、考え方ひとつで症状が変わるんだよ 』
『 あなたは、もっと強くならないといけないよ 』

慢性疲労という症状はココロとカラダの不調から、鬱症状を発症させてしまった

完治するまでの5年間は、20代の頃の自分と向き合うために必要な時間だった

それが今度は『更年期』という時期を迎え、20代、30代の頃の自分と向き合うための10年間を過ごしている

わたしは、これからの人生に向けてどうすればいいのか🤔

プレ更年期という時期を全く知らないまま閉経をしてしまったわたしは、今、真剣に『 更年期 』と向き合っている

不安がないと言ったら嘘になる😌

今まで自分自身と真剣に向き合うことをしてこなかった代償が、『 若年性更年期障害 』なのだろうと思う

『 プレ更年期 』を迎えることは、これから迎える『 更年期 』に向けての準備ができるということだ

わたしには、その準備を与えてもらえないまま『 更年期 』を迎えてしまったので、必死である😂


▶︎『更年期』を迎え入れるためには


『 当事者にならないと、学ぼうとはしない 』

前監修(講師)の助産師がわたしにいつも言っていた、この言葉が今も心に引っかかっている😌

実際、『 更年期 』を理解しているスクール生の大半が、『お客様は更年期世代』だから

つまり、『 更年期 』の知識がなければ、対応できない ということなのだ

逆に、『 更年期 』世代の お客様がいなければ、『 必要としない知識 』ということになる

本当にそれでいいのだろうか🤔

わたしは、スクール生全員に伝えている


『 この世で無駄な知識は一つもない。あなたが今、その知識が必要ないと感じたとしても、いずれその知識が役に立つ時が必ずくる 』

全ては必然

出会いと別れも必然であるように、学んだ知識もまた必然なのだ

この知識は本当に必要なのか🤔悩みながら10講座を仕上げてくれた彼女( 前助産師 )は、不安だったと思う

だが、無駄な知識は一つもない

その知識を学んだということは、人生の中で絶対必要になる知識だからだ

そして、経験もまた必要なのだ😌

だが、共同通信グループのプレスリリース配信メディアの記事を読んで、『 更年期 』を学ぶ場所がないということが読み取れる

「 更年期症状に対する知識を得たい 」と意欲はあるが、半数が「 自分で調べるのは難しい 」と感じている

 20代〜60代の男女に更年期の症状への取り組みについて聞きました。すると、男性の約7割(72.5%)、女性の約8割(82.3%)が「更年期症状に対する知識を得ておきたい」と答えています。しかし、男女とも半数が「症状や対処法について 自分で調べるのは難しい」(男性50.3%、女性50.0%)と答えました[図18]。

共同通信グループのプレスリリース配信メディア2023年度「男女の更年期に関する実態調査」 
男女とも85%が更年期症状の辛さを「隠れ我慢」望むサポートは、「休む時間」「辛さへの理解」
「対処法に関する情報」

『 更年期 』を迎え入れる準備をしたいと思っているが、『 更年期 』の知識を学ぶのに限界を感じている

ということなのだろう🤔

『 更年期 』世代のお客様の悩みを解決したいと願い、エステティシャンやセラピストが正しい知識を習得し、お客様に伝えていくことで、その情報が伝播していくとわたしは考えている😌

それだけでは『  更年期 』の知識は広まっていかない

そう考えて、スクール卒業生とコラボ企画を2024年始動させている

同じ志を持つ仲間と共に、『更年期』の知識を伝えていく😌

そのためにも、わたし自身のマインドとメンタルを鍛え続けなければならない

そして、わたしの信念を貫く覚悟で、これからもいくこ助産師と共に、この講座を通して『 更年期 』の正しい知識を広めていく




佐方ともみ 
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師

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