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LEICAの品質とは

「LEICAのカメラ」と聞いて殆どの人が思い描くメージは
「高級」「芸術品」「精巧」
などといった感じではないでしょうか?
自分もそういったイメージでこのブランドを見ていました。
しかし最近少し違ったイメージで向き合うようになって来たのでその理由を簡単に書いてみようと思います。

そもそもこのブランドの製品は若い頃に新品で購入するなど全くの無縁で中古の使い古しがやっと手に入るといった逸品でありました。
やがてフィルムからデジタルに移行しフィルム需要が一気に低迷した時に価格が暴落して以降、徐々に人気が再燃し最近ではかつての新品価格より高値になってる個体もあります。
所謂、ライカ熱みたいなものがあってTwitterでも話題が絶えない状況です。

さて、Twitterには色々なライカユーザーのコメントが書かれてますが、最近少し気になる書き込みが多くなって来ています。
それは「故障」「不具合」「対応の悪さ」などの書き込みです。
どうも今に始まった事ではないようですがここに来て急に不満が爆発しているように見受けられます。
今回はその気になることについて個人的な考えを書いてみようと思います。

  1. 故障について

  2. 不具合について

  3. 対応について

  1. まず最初に故障についてですが、この件に関しては自身も体験しましたので正直頷けます。自分の場合は巻き上げ・巻き戻し関係で故障がありました。記事を貼り付けておきますが、この故障は意外に多くの方が体験されているようです。なぜこんな大事な箇所が新品購入後早々に故障するのか?些か疑問ではありますが事実、同じ体験をされている方の記事もいくつか読ませていただきました。同じ故障が散発するということは何か決まった原因がある筈ですからメーカーは徹底した調査・品質管理が必要になってくる部分だと思います。既にそう言った対応はしているかも知れませんが公式なアナウンスがない限り我々ユーザーには届きませんので知る由もございませんね。

  2. 次に不具合についてです。これは「Q2のアイレットが取れてしまいカメラ本体が地面に落下し破損」という何とも気になる書き込みを最近のTwitterで拝見しました。これはYoutubeにもアップされてましたが新品で買ってこれは非常に困った不具合だよなぁ。と思いながら見てましたが、やはり同じような不具合に悩まされた方が何人かいらっしゃるようでした。ライカジャパンもこの事実は把握しているようで全力で本国へ掛け合ってるようです。アイレットとはカメラを首からぶら下げる時にストラップを留めるためのカメラ側についてる金具です。これが取れるというのはあってはならない不具合だと思います。長年使用していて経年劣化ですり減ったりしてるなら話は別ですが購入後間もない状況で発生する不具合ではない気がします。

  3. 最後に対応についてです。これが一番の問題点なのではないか?と思うところでありますが、最近またTwitterでとても気になる書き込みを拝見しました。それはオーバーホールを販売店を通してライカへ依頼した方のものでしたが、その内容によると「修理した」と明細に記載されている箇所が修理されておらず料金の請求はなされていた。というものです。これには正直驚きました。最初は何かの間違いじゃないのかな???と思った程です。が画像が掲載されており確かに直っていない?もしくは直したがまたすぐ破損した?という感じの画像でした。直していないところを直したといって金銭を請求してはいけませんよね。。。当たり前です。これには間に入った販売店もライカへ申し入れするようですがさて、どうなるのでしょうね?

今のライカの問題は修理が国内で出来ることに制限があり過ぎて些細な修理でもドイツ本国へ輸送し修理対応するということではないでしょうか?
本国での対応となると少なくとも3〜4ヶ月掛かるようです。半年以上掛かったという方もいらっしゃる程でちょっと日本のメーカーでは考えられないサービス体系かと思います。
それでもその期間待った甲斐があり素晴らしい状態で戻って来たのであれば顧客満足度も高いとは思いますが、先にも述べた通り、どうもそういった感じではなくなってしまっているようで、皆さんのそういった不満が一気にTwitterなどのSNSで噴出してしまってるように思えてなりません。
ライカ製品は新品で購入しても即座にメンテナンスに出して微調整もしくはOHしてもらってから使用する。などといった書き込みも散見されてました。そんな訳ないでしょ?と思ってましたが何人もそういう方が居るとそうなのかも知れないなぁ?と考えるようになりました。もはやこうなってくると色んな意味で「一級品」としての立ち位置がどうなのか?と思えてしまいますね。
実際、自分のMPも新品購入直後に故障しライカジャパンで対応頂いたら見違えるような操作感になって帰って来ました。以上のことや色々な意見を見ているうちに「あれ。もしかしてやっぱり微調整してから使用するってあるのかも知れないなぁ?」と思うようになりました。
日本人の職人さんによる「微調整」がライカの使い易さを一段と引き上げているのかも知れないと思い気がついた瞬間でした。
高級機を世に出すライカ。ライカの価値を失わず世界中のファンが認める一流ラグジュアリーカメラメーカーとして猛進して頂きたいと心から応援しております。


皆様にサポート頂いた資金は全てフィルム・機材購入費及び活動費にありがたく使わせて頂きたいと思います。フィルムと日本の精巧技術の保持に貢献出来ると考えられる事には積極的に投資して行きたいと考えます。