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呟くのは貴女の…

これが冷たい贖罪だなんて
思いたくない

僕だって必死に生きていた

あの頃の自分に戻れたら
どれだけ救われたかも知れない

そう
呟くのは何時も貴女の名前

寂しくて
精神的に何かが狂い始めた

ねぇ
そろそろ僕の誕生日ブルーを
感じ始まる

今はもう綾はいない
他の男に抱かれいる筈

何も満たされない
この気持ちを早く埋めたい

金が入ればきっとソープに
行って満足する

この年で未婚 子供がいないなんて
考えたくない

必ず神様は僕の気持ちを理解して
くれる筈

僕はこの世界の救世主だから
どんな困難でも打ち勝ちたい

正義は悪に勝利する

理解しずらいかも知れない

今覚醒してこの世界の
俗物という俗物を殺したい

何とか理性を保っている
その理性を失えばたちまち
女という女を襲い犯している

そんな罪で警察に捕まりたくない

ねぇ
永遠の愛を信じるかな(。・_・。)ノ

僕は速攻否定する

とにかく
欲を満たしたい

精神のバランスが
不安定になる

デブ
ブサイク

誰でも欲を満たされたら
嬉しい

穴があれば気持ち良くなる
人間生きていれば欲を満たしたい
と思う

確かに僕はこの狂った現実に

必死に生きている

後 どれくらい生きれるか
分からないけど今を大切に生きたい

お願いだから
こんな僕を嫌いにならないで


貴女の名前を呟いては
冷たい涙を流していた

紛れなく真実を語りたい
ふざけた気持ちを払い避けたい

本当に一人は寂しい
誰か僕の傍にいて離れないでいて
欲しい

僕の叫びは闇えと

かき消された

母さん

父さん
もう少しで会えるね

必ず花束を持って
会いに行く

母さんが死んで
19年経つ
父さんも同じ

どうやら僕はしぶとく
長生きすると知人に言われた

確かにそう言えるかも
この果てしない地平線の先に
母さん
父さんが僕の帰りを必ず待っている筈

寂れたこの街並み
平然とスーパーで買い物している
人がいて安心していた

墓参りの帰りにラーメンを
食べるのが僕の破れない掟

食べ終えたら
駅までひたすら歩いて
電車に乗り部屋に帰る

今度こそ
ラーメン屋の角煮チャーシュー麺を
食べると決めた

多少高いけど
そこは許してお願い ごめんね

もう金にまつわる話は
聞きたくない

誰だって
金が欲しい

愛とか綺麗な言葉を並べても
最後は金を持っているかはその人格を
肯定する

だって金がないと欲が
満たされない

誰も僕の寂しさに
気づいてくれない

まだ死にたくない
最後ぐらい幸せに生きたい

突き刺さる雨の中で
僕らは甘いKissを交わした

酒は一人で飲んでも楽しくない
だから飲まないことにした

変わり果てた
ぼく 誰もが嫌いになる
早くラーメンが食べたい

もう少しだけ待っている

母さん
父さん
兄貴
決して僕は1人ではないと
気づいた

呆れた過去の出来事は
忘れたい

まだ僕に幸せな生活を
過ごせるのだろうか?

誰にも理解出来ない
明日行けば仕事は休み

誕生日ブルーを感じたくない


必要のない焦燥感が
僕の首を強く締める

僕はプールの中で
溺れている

絵衣子
八重子
樹花
恭子

どれも手を伸ばしても
届かない

まさか自分がこんな
生活を過ごすなんて
思わなかった

そんなに僕が憎いなら
このナイフで深く刺して

僕が死んだ位で
誰も悲しまない

むしろ喜ぶ奴らがいる

神様に生かされている事を
感謝したい

再び僕は長い夢から
目を覚ます


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