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収益性分析9 【勉強用】 

メンタル的には試験大破によりグロッキーなんですが😅、
差し当たり、
再開しノート完成をすればメンタルに一区切りがつくかもしれん
という逆説、謎理論(いやカタルシスで昇華するとかいえるんかな…🥶)で
再開してみました。

現実の周りのノイズはさておいて…。


■ 対完成工事高比率

意義

企業が一定期間に獲得した完成工事高に対する、各種の利益や費用の占める割合。


🔵区分ツリー大

上の■は、何との対比によるのかで、以下の3つに分かれるとされる。
今回は、1番について拡げます。

  1. 完成工事高利益率 【今回の収益性分析9】

  2. 完成工事高費用比率

  3. 完成工事高キャッシュフロー比率


完成工事高利益率

意義

完成工事高に占める利益の割合。
工事の効率性。

算式

$$
完成工事高利益率=\frac{利益}{完成工事高}×100
$$


🔵利益の確認

例の図です😅
要するに、分子の「利益」は総称で、下記のどれかが個別に採用されます。

税引前当期純利益は、名前の通り、税を求めるためのもの、
税金計算用なので、財務分析の分子には不採用のようです。

🔵区分ツリー小

上の利益分布から、どれかをピックアップして分子にするという形。

  1. 完成工事高総利益

  2. 完成工事高営業利益

  3. 完成工事高経常利益

  4. 完成工事高当期純利益

いずれも、数値が大きいほど◎というものです。

図のキャプションにも書いたんですが、このように、
税引前当期純利益は分類者(僕のことではなく、巷の書籍等で)
の眼中に入ってこない
んですよね…🥶


完成工事高総利益率

意義

完成工事高に対する、完成工事総利益の割合。

➡ 取引採算性を示すとされています。

売上から売上原価を引けば、いわゆる粗利、売上総利益が出るのと同じですから、ざっくりと黒字であれば取引採算性は存在することにはなりますね、高いかは別として😅。

算式

$$
完成工事高総利益率=\frac{完成工事高総利益}{完成工事高}×100
$$

▶参考

完成工事原価率と完成工事高総利益率は足すと1になる。

$$
完成工事原価率=\frac{完成工事原価}{完成工事高}×100
$$


完成工事高営業利益率

意義

完成工事高に対する、営業利益の割合。

 ➡ 資材建材の購入や施工、販売といった
   企業本来の営業活動に基づく収益性。

算式

$$
完成工事高営業利益率=\frac{営業利益}{完成工事高}×100
$$


完成工事高経常利益率

意義

完成工事高に対する、経常利益の割合。

➡ 企業本来の営業活動プラス、
  財務活動(経常的な活動)
による収益性。とされます。

しかし、入門書の類で、経常って言われてピンとくる人、います?😅
いや1級になろうかという人には読み流せてしまうことかもしれないけれど。僕は下から上がってきた今でも違和感のある単語です😅。

仕方なく自分で敷衍するしかないという。
経済的に常態を保てるような、資金繰りとかそういうことか?
いわゆる財テク(古?)の類も本業じゃないしな、というふうに?
あるいは医学じゃないけど、ホメオスタシスみたいな、恒常性の経済版とか?

著名な学者の本を引き写して終わり、というのは、入門書の仕事じゃない気がするんですよ。お金取ってるわけだし…😅

算式

$$
完成工事高経常利益率=\frac{経常利益}{完成工事高}×100
$$

▶参考

完成工事高経常利益率と、
完成工事高営業利益率の差を、
営業外損益率と呼ぶこともある。
名前に表されていないので、覚えておくしかないが、
完成工事高が分母に来る仲間である。


完成工事高当期純利益率

意義

完成工事高に対する、当期純利益の割合。

企業の全活動を通しての収益性。

これくらいさっぱり言い表してあると迷わないですよね😅

算式

$$
完成工事高当期純利益率=\frac{当期純利益}{完成工事高}×100
$$


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