名言で勝手にエッセイ 【12】
本日の名言
今回は、Panasonicの創始者である松下幸之助翁にも思索の糧を与えた、サミュエル・ウルマンの名言…というか詩句を一節借りてみます。
調べてみると、原文は割と長めの詩でした。なので、最初の一節(おそらく一番著名なもの)だけを引いてみます。
ちなみに、日本では、『青春(の詩)』として紹介されていることが多いのですが、原題が実は、単に Youth なので、自分は端的に「若さ」の話として訳していきます。
この点は、松下幸之助翁の思索に少し寄っていますね。ご了承ください。
試訳
若さとは、人生の一時期を意味しない。
それは精神のありようを指している。
バラのように鮮やかな頬や、生気に充ちた唇や、しなやかな膝といったお題ではないのだ。
それはむしろ、意志力や、豊かな想像力や、沸き立つような感情の問題である。
深淵なる生命の源泉の鮮度、ということなのだ。
実例に引き付けてみると
日本に定着して久しいケンタッキー・フライドチキン。略してKFC。
僕が学生の頃、悪ノリで慶應藤沢キャンパスも同じだろ、なんてブラックユーモアにしていました。
実際は、湘南藤沢キャンパスですので、SFCなんですけどね…言いがかりですいません。
脱線しました。
創業者の福沢諭吉…じゃなくて、カーネル・サンダース爺さんの話です。
松下幸之助には翁つけて、なんでサンダースは爺さんなんだ、という人、親しみを込めており小馬鹿にする趣旨では毛頭ございません。僕はれっきとしたファンです。
ご存知の方もたくさんおられると思うのですが、サンダース爺さんは、大変な経歴の持ち主なんですよね。
とにかく、転職回数が多いそうです。日本だと、石の上にも三年、とか訓示されながら、ダメ男扱いで、目一杯、説教されてしまいそうですよね?
多数の解説サイトがありますが、今回自分が検索をしてみて手ごろだったのでご紹介するのはこちら↓になります。が、もっと細かい転職事件までも盛り込んだサイトを以前に観たこともあります(苦笑)。
カーネルっていうけど、軍隊では大成してないんですよね(汗)。
むしろ、天職としてのフライドチキン屋さんは、日本で言うと定年退職の、65歳開業なんだそうで。
日本だと(良くない例として使い過ぎて恐縮なんですが)、今更○○始めるのかよ、って足の引っ張り合い、多数にのぼるじゃないですか?
しかし、一度でもサンダース爺さんのチキンを食べた人はそんなことを言ってはならないのです(苦笑)。
正に、サミュエル・ウルマン、ひいては、松下幸之助翁の言葉の通りではないか、ということなんですよね。
若さとは、精神の状態、生命の鮮度なんだよと。
肉体的な若さの絶頂、二十歳前後だろうと、燃え尽き症候群になってしまう者は居ます。
例えば、安西先生に再会する前の三井寿だってそうでしょう(?)。喩えが古かったらすいません。是非スラムダンクを読んでください。
あれはグレていたのであって、燃えつきとは別ですが、精神が荒れており、生命の鮮度は落ちていたわけです。
そういう意味においては、彼はロン毛(死語?)の間、「老人」だったわけです。肉体的に若いけど、人生消化試合になっていた。
ところが、例の体育館での大喧嘩の後、安西先生と再会して、「若さ」を取り戻したわけですよ。なんと仲間と共に、全国大会に行ってしまいますよね(滝汗)。
同じように、サンダース爺さんは、60代で開業したうえ、全世界のカーネルおじさんになり(下記サイトによると全世界26,000以上の店舗数)、各店舗で分身の術を使い(?)、店頭をにこやかに護っています。
没後の今も社会をフィードしているんですよね。うーむ、偉大な爺さん。若干太りそうな油分が残念だけど。美味いから仕方ない。
締めくくりに
ご参考
こちらは、続きの訳文まで付けてくれています。
気になる方は、読んでみて下さい。
ご参考2
下記のページはユニークで、スクロールしていただくと、
オリジナル版
リーダーズダイジェスト版
という2種類があることがわかります。
▷共同マガジンの紹介
※ 2023年11月15日追記
ご縁があって、共同マガジンに参加させていただいております。
もしご興味があれば、覗いてみて下さい。
※ 2023年12月24日追記
▷まとめマガジンあります
他のエッセイも読んでいただけたら、大変有難いです。
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