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【お金の絵本#16】Lily Learns about Wants and Needs

 お金について子どもに教えたいけれど、時間もないし、どうやって教えれば良いか分からない、という方でも家庭ですぐにできる「絵本の読み聞かせ」。お金に関連する絵本をフィナンシェの会では紹介しています。
 今回のテーマは「欲しいと要るの違い」です。

 ご紹介する絵本は、初めての洋書です。
Lily Learns About Wants and Needs (Cloverleaf Books - Money Basics)
Lisa Bullard (著)
Christine M. Schneider (イラスト)

 お子さんと買い物に行くと「これも欲しい!」「あれも欲しい!」となりませんか? このお話ではお父さんと女の子が色々な買い物をします。お父さんがこれは ”Need"、こっちは"Want"だね、と教えていくと、買い物リストを見て、女の子もお父さんに「ビールはNeedなの?」という会話に。
 小学1年生にもなるとお小遣いで買えるものは何か?と考えるようになって比較的「欲しい!」と言う回数が減ったのですが、自分自身の買い物も含めてこれはNeedsかなWantsかな、と会話してみたいと思いました。

■  読みながら子どもと話そう

 読んだ後、お子さまにこんな質問をしてみてはいかがでしょうか?
・ いま必要なものは何? 欲しいものは何かな?
・旅行に行くときに必要なものは?欲しいものは?
・(買い物に行く前に)必要なものだけを買いにいくから、買い物リストを書いてみない? 
 絵本のチャプターごとに質問もあるので、お子さんに聞いてみてくださいね。

 音声付きで絵本が公開されています。英語の勉強も兼ねて、お子様と一緒にご覧になってみてください。

 「これを買わなくても他に食べるものや無料で遊べることがあるよ」 と、「買えなかった」ネガティブな子どもの感情をポジティブに持っていくお父さんの会話シーンは、ぜひ真似したいです。NeedsとWantsを考えることは、大量消費社会で大事なこと。たくさん買いすぎて断捨離!の前に、買い物をしながらNeedsとWantsを考えたいものです。

 フィナンシェの会では、子どもと一緒にお金を学べる絵本をご紹介しています。過去に紹介した絵本はリンクからまとめてご覧いただけます。noteのフォローも宜しければぜひ♪

 こちらの絵本に登場した買い物リストについてもアイディアとしてご紹介しております。何を買おう?と考えながらお買い物に行くよりも、子どもとリストを作りながらゲーム感覚で買い物をしてみると楽しいかもしれません。

(文:Mari Kamei)

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