見出し画像

今や2人に1人はアレルギー     こんな国に誰がした?

今回は、内科医で漢方医でもある内海聡先生の著書
「がまんしない医者の食卓」という本の内容を紹介します。

内海先生は日頃から、食品業界や医療業界のウソや、食品添加物、
放射能といった社会毒を徹底的に糾弾している人物です。
私たちの生活範囲には、多くの利権団体の陰謀によって
数多くの社会毒が存在しています。
そして、私たちが無知なせいでそれらを摂取し、その結果として
体調を悪化させてしまう人が増えているのです。
この本は、食事に限定して巷にはびこっている嘘と、私たちは
どんな食事をすれば良いのかという事を教えてくれています。

今から50年前の日本では、アレルギーは殆どありませんでしたが、
現在では国民の2人に1人が何らかのアレルギーを持っていると
言われています。
(平成31年1月、免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略より)

皆さんの周りにも、花粉症や鼻炎で辛い思いをしている人が
多数いるのではないでしょうか、それらも立派な
アレルギー症状です。

この本の内容を通して、社会毒を排除する生活を
学んでいきましょう。




恐ろしき砂糖

何を食べたらよいのか・・・?
何を食べるべきではないのか・・・?

という議論の前に、絶対に伝えておかなければ
ならないことがあります。
それは、「1日3食を止めなさい」ということです。
実は、1日3食も食事をすることは、様々な病気を引き起こす
不健康のもとです。

日本人に多い病気と言えば、糖尿病や脳卒中などの生活習慣病、
アレルギーや癌などの病気がありますが、その全ての元凶は
食べ過ぎにあると言っても過言ではありません。



では、具体的に食べてはいけない食品について解説します。

まず最初に強調しておきたい、絶対に食べてはいけないもの、
それは・・・全ての砂糖です。
これは人間にとって最悪の食べ物ですから、絶対に避けてください。

糖質は、脳のドーパミン報酬系というところに作用して、
多幸感をもたらすと推測されています。
そして、脳が多幸感に気を取られている間に、ドーパミンや
アドレナリンなどの思考力や行動力をつかさどる
神経伝達物質の機能をマヒさせます。

そうすると、正常な思考や行動ができなくなってしまい、
極端に落ち込みやすくなったり、攻撃的になったりするのです。
スイーツを食べた後や、締めのラーメンを食べた後などに、
皆さんも思い当たる節はありませんか?

実は、多くの日本人は糖質の摂り過ぎに陥っています。
糖質と言うと砂糖のことだと思うかもしれませんが、
それだけではありません。
砂糖以外にも、異性化糖を含む甘味料のほか、白米や小麦などの
精製された穀物も、デンプンが多く含まれていますから糖類です。
デンプンは糖類がたくさんくっついて鎖状になっている
ものだとご存じでしょうか。



米や麦は、外側にタンパク質やビタミン、ミネラルが含まれて
いますが、それを取り除いたものが白米、パスタ、
ラーメン、うどんなどの精製加工品です。

人間が美味しく食べられるように、健康に有益な栄養素を捨てて、
デンプンが多い穀物を食べるのは、砂糖と同様ですから
私たちの身体にとっては良くない食べ物だと覚えておいてください。
こう言うと、「人間のエネルギーの源は糖質なのだから、
糖の何が問題なんだ」と思う人がいます。

エネルギーとしての糖分は、脳や筋肉を動かすうえで
必要なのですが、それはあくまでも体内で分解されて
はじめて糖になる「間接糖」であって、すぐに血糖値が上昇する
白砂糖のような「直接糖」は、体に有害です。

白米などの精製穀物が有害な理由もここにあるのですが、
炭水化物や甘いものに含まれている糖質は、満腹感をもたらし
やすい上に、糖質や食品添加物の多くは中毒性も高いので、
食べ始めると「やめられない、止まらない」ということになります。
それに、脳は糖分しかエネルギーにできないというのも、
栄養学的には嘘でしかありません。

砂糖の害について話をすると、「黒砂糖は体に良いのだから、
砂糖と言わず白砂糖が体に悪いと言ってほしい」という人がいますが、
残念ながら全ての砂糖が体に良くありません。
黒砂糖も、てんさい糖も、はちみつもメープルシロップも全てです。
多少のミネラルやビタミンが入っているかどうかの違いに過ぎず、
直接糖であることに変わりありません。

人間の体は、もともと糖を直接摂取するようには
出来ていませんから、砂糖のような直接糖は
細胞を崩壊させやすくして、ウイルスや細菌にも感染しやすくなり、
アトピーやアレルギーの主原因になり、癌になりやすく、
精神的にも人を狂わせます。

砂糖は良くないけれど、野菜や果物に由来する果糖(フルクトース)
ならば、自然に含まれている栄養素なのだから問題ないと
思われるかもしれませんが、それも違います。
果糖は、はちみつやベリー類、メロン類などの果物に
多く含まれていて、砂糖よりも甘く、実は有害です。

野菜や果物からだけで果糖を摂取するのであれば、
食物繊維やビタミン、ミネラルといった有益な栄養素と一緒に
なっているので、果糖のマイナス効果を緩和し、
食物繊維などが糖質の吸収をゆっくりにしてくれると考えられます。
ただし、古代人であっても果物だけを食べていた種族が
いないことからも、果物の食べ過ぎには注意が必要です。

現在の加工食品や飲料の製造に使われている糖質の多くは、
トウモロコシのでんぷんを原料とした
「高フルクトース・異性化糖」なのでさらに危険です。
これは、別名「果糖ブドウ糖液糖」とも言われます。

炭酸飲料やスポーツドリンク、焼肉や納豆のたれ、ヨーグルトなど、
ありとあらゆるものに使われているのですが、
このような加工品では繊維が除去されているため
糖分が吸収されやすく、野菜や果物の果糖と比べても
大量に摂取してしまうため、肥満や糖尿病に発展しやすくなります。
一度、加工食品の成分を確認してみてください、そこには
「果糖ブドウ糖液糖」とか、「ブドウ糖果糖液糖」
必ず書かれている筈です。

ここまでで、糖質の害悪について書いてきましたが、
白米も体に悪いと言ったので「じゃあ米を食べるなと言うことですか」
思った人がいるかもしれません。

結論を申し上げると、「一時の幸福感が得られるだけで、
健康にとっては有害でしかありませんから白米は食べないで下さい」
ということになります。




白米は、精製されて栄養素が捨てられた糖質の塊なので、
お米を食べるなら、白米ではなく玄米でなければいけません。
さらに欲を言えば、玄米は栽培過程で放射能を吸い取って
しまう性質があるため、放射能の危険がない地域で
無農薬や自然農法で育てられたものがよいでしょう。

医学界では、砂糖の害悪はもはや常識ですから、健康に良い食事を
心掛けていたり、健康のために運動などを行っている
意識の高い人は、砂糖を避けるということも実践してください。

「糖類が体に良いと書かれている本は1冊もありません」






絶対に食べてはいけない食品

ここからは、絶対に食べてはいけないものを紹介していきます。


1.特定保健用食品(トクホ)

不健康になりたくなければ、トクホの商品は購入しないでください。
トクホとは、1991年に創設された保健機能食品制度によって、
消費者庁の審査を経て許可された食品にはトクホのマークをつけて、
特定の成分や効果を表示することができる商品のことです。

しかし、実際のところは詳しい研究や実験が行われている
わけではなく、中にはむしろ健康に悪影響を与える
商品も存在します。

それにも関わらず、健康ブームに乗っかって
「脂肪の吸収を抑える」とか、「お腹の調子を整える」とか、
「食後の血糖値の上昇を抑える」といった謳い文句の
トクホ商品がコンビニにはたくさん並んでいます。


特に注意していただきたいのはトクホのコーラです。
まず、発ガン性の高い人工甘味料を使用している時点で、
砂糖たっぷりの普通のコーラの方がマシという意見もありますが、
人工甘味料の外にも、カラメル色素、酸味料、香料、
カフェインなどが入っています。

これで何故トクホなのかと言うと、脂肪の吸収を抑える
(と言われている)水溶性食物繊維の一種である
「難消化性デキストリン」が入っているという理由らしいのですが、
それ以外は水と添加物です。

この商品が健康になる商品だと認可されているのは
何故なのでしょうか?
この意図について、私たちはもっと想像力を働かせて
考えてみる必要がありそうです。



2.食品添加物


食品添加物が体に悪いというのは殆どの人が知っていると
思いますが、それでもまだまだ知られていないことがあり、
私たちは毎日、80種類の添加物を食べていると知ったら
驚くかもしれません。

お昼のオフィス街では、12時になると会社ビルから
一斉に人が出てきて、コンビニへと駆け込んでいき、お弁当とか
サンドウィッチ、清涼飲料水、ダイエット飲料、トクホマークの
お茶を片手に、レジは大行列になっています。
毎日この列に並んでいるという人の中で、健康で長生きしたければ、
今すぐ食生活を見直してください。

コンビニで買ったある日のランチを例に、私たちが日頃
摂取している添加物を見てみましょう。
お弁当の成分表示を読んでみると、後半の方にはずらりと
食品添加物の名前が列記されています。

食品添加物というのは、その殆どが石油精製物質です。
日本で採用されている添加物の中には、欧米では種類や濃度を
規制されているものも多く、発ガン性の疑いがあるものや、
組み合わせると化学変化で発ガン性の危険があるものなど、
人体への有害性を書き出すときりがありません。

その中でもよく使われている添加物を紹介します。

【グルタミン酸ナトリウム】
お弁当やお惣菜に良く使われている添加物ですが、
精神疾患、心臓病、糖尿病、メタボのリスクを高めます。
アミノ酸等と書いてあれば、この添加物が入っています。

【亜硝酸ナトリウム】
ハムやソーセージなどの加工品に使われている発色剤で、
保存料のソルビン酸と組み合わせると化学変化により
発ガン性物質を作る可能性が知られています。

【着色料】
鮮やかな色のたくあんや、しば漬けなどに使われている着色料は、
どれも発ガン性が高く、アレルギーを誘発しやすいということが
動物実験でも実証されています。



3.農薬


日本の農薬使用量は世界トップレベルだということを
知っていましたか?
中国産の野菜は怖いという人がいますが、実は日本で作られている
野菜も負けていません。
農薬使用率の世界1位を争っているのが、日本と韓国です。

農薬を浴びた作物をどれだけ洗ったとしても、細胞まで染み込んだ農薬は
洗浄しきれませんから、農薬入りの作物を摂取する恐ろしさを
思い知らされます。

例えば、ネオニコチノイド系農薬の一つである
「アセタミプリド」のリンゴ栽培に対する使用基準は、
アメリカの2倍、EUの2.5倍です。
イチゴ栽培の使用基準は、アメリカの5倍,EUの60倍です。
茶葉に至っては、EUの600倍もの残留農薬基準値を設けています。
日本の農薬使用基準が飛び抜けて緩いということが
分かるでしょう。

ネオニコチノイド系農薬は、ミツバチの激減に関係あるとされていて、
人間の脳にも悪影響を及ぼす危険があり、その猛毒性から
EUを始め多くの国で使用禁止になっている物質です。
化学肥料を使った一般的な栽培方法をしている農家も、
家庭で食べるものは農薬を使わずに育てているというのは、
本当によく聞く話です。

農家だって、農薬を使いたくて使っている訳ではないのですが、
消費者がきれいな野菜を求めているので仕方ありません。
虫食いや不揃いな形は自然に育てられている証拠ですが、
売れなければ意味ありませんから、農薬まみれで虫も食べない
ような野菜を作っているのです。



現代の作物の栄養価が低下している原因の一つは、
農薬の大量散布にあります。
「見た目に美しい野菜を作っている裏では、
どれだけ危険な物質を使っているのか?」
ということを考えていないので、これはもう
自業自得というほかありません。



4.牛乳

牛乳が病気のリスクを高めるということは、週刊誌などでも
取り上げられることがあり、話題になっていますから
知っている人もいると思います。

牛乳で、骨折率、発ガン率、死亡率が高まる食品であると
いうことが、統計で明らかになっています。
「牛乳は、カルシウムの多い完全栄養食品で
健康に良いというのは嘘」です。


牛乳の害は非常に大きいので、ここでもう一度書いておきます。
牛乳健康説は、戦後アメリカの占領政策に端を発しています。
アメリカは、日本にパン食を定着させて、小麦を売りつけようと
画策しました。
ところが、パン食に味噌汁は合わなかったので、必然的に
「パンには牛乳だろう」ということになります。

そこで、牛乳は完全栄養食品だから健康に良いという
プロパガンダを行い、学校給食に取り入れました。
全てはアメリカの産業のため、お金儲けのためであり、
都合の良いことを押し付けられてしまいました。
牛乳を飲むと骨が強くなると商品パッケージに書かれていますが、
実際は強くなるどころか、弱くなる(骨密度が低下する)
ことが分かっています。

牛乳に含まれている乳糖は、ラクターゼという酵素によって
分解されるのですが、日本人を含むアジア人の場合は、
離乳期以降ラクターゼが分泌されません。
分解酵素が無いのに牛乳を飲み続けると、乳糖に含まれている
カルシウムが吸収できないだけでなく、血液を弱アルカリ性に
保つために、他の食品から摂取したカルシウムまで
体外に排出しなければならなくなってしまいます。
ですから、牛乳を飲むことはカルシウム不足を招き、
骨を弱めてしまったり虫歯になりやすくなってしまいます。

スウェーデンのウプサラ大学で、牛乳の消費量と死亡率や
骨折頻度について調査した結果、1日に3杯以上の牛乳を飲む人は、
1日1杯以下の人と比べて死亡率が約2倍だったことが
分かっています。
また、股関節を骨折する確率が1.6倍で、
骨折全体で見ても1.15倍でした。

アメリカでは、「骨粗しょう症が多いのは牛乳の飲み過ぎだ」
言われており、よく牛乳を飲むノルウェーは
日本の5倍の骨折率だったと分かっています。
他にも多くの専門家が、ガンと牛乳の危険性を指摘していますが、
畜産で育った乳牛の牛乳には、成長ホルモンや女性ホルモンのほか、
抗生物質や過酸化脂質も入っています。
牛乳が、乳ガンや前立腺ガンなどの発症率を高めることは、
いくつもの医学研究結果として報告されています。

このような事実があるのに、日本の医学者の中には、
このことを懸命に否定する勢力があります。
こんなにも体に悪い牛乳を、体に良いものとして捏造しているのは、
それなりの理由があるのでしょう。
おそらく、牛乳を健康食品として売り込むことで、誰かが得をして
いると考えられますが、その黒幕が表に出てくることはありません。




ここまでで、食べてはいけないものを4つ紹介しましたが、
「そんな事を言われると食べるものがないじゃないか」
思った人がいたかもしれません。

・・・・、その通りです。

最初の方に1日3食は止めなさいと書きましたが、
その効果は長寿やアンチエイジングだけではありません。
食べる回数を減らせば、そのぶん血糖値が上がる回数が減り、
社会毒が入ってくる量も減らせるわけです。

食品添加物や糖質たっぷりの加工食品、農薬が染み込んだ野菜や果物、
遺伝子組み換えで育てられた牛肉など、社会毒を一切口にしない
食生活を送ることは、もはや不可能です。
であるならば、農薬や化学肥料を使わない無農薬野菜を選んだり、
無添加の食品を選ぶのがいいですが、日常的に取り入れるのは
高額で、なかなか難しいという人がいますので、
1日3食を2食に減らして、そのうち1食はオーガニックにするという
方法はいかがでしょうか。

危険な食べ物を知っただけでも、何も知らないよりはマシですから、
それらを避ける心掛けから始めてみてください。






食べるべきものは

本来、食事というのは楽しいもののはずで、この世界に生きていて
毒を完全に排除することは不可能ですから、社会毒に関しては
最善を尽くすのではなく、最悪を排除するという
考え方で暮らしてください。


例えば、1日2食にするとか、砂糖はなるべく使わないとか、
アメリカ産牛肉と乳製品は口にしないとか、外食で揚げ物は
注文しないといったことは、すぐにでも出来ることです。
健康を手に入れるために、自分の生活を制限するよりも、
最悪は排除するという少し緩い考え方で実践してはいかがでしょう。

これだけ社会毒が蔓延している世の中で、最善を尽くしたところで
100%社会毒を避けて生きることなど到底できないのですから、
意識していただきたいのは手作りする苦労を
増やしてほしいということです。
工場で作られたコンビニ弁当(加工品)ではなく、安全安心な
家庭の手作り料理を作っていただければ、それだけで社会毒を
避ける暮らしができるでしょう。

日常生活で社会毒を避けられるようになったら、体に良い食材を
取り入れていくことも重要ですから、健康のために食べるべきものを
簡単にお伝えしておきます。

1.玄米ご飯
  (無農薬とか、有機栽培として販売しているもの)

2.野菜
  (有機野菜か、農家直販の野菜)

3.魚
  (煮干しなどの、小型で丸一匹食べられるもの

4.肉
  (ジビエや、グラスフェットビーフ)

もっと詳しく知りたいという人は、この本を買ってみてください。




終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?