わたし史 Vol.4
返さなくていい
義母はそう言ってくれた。
その言葉に甘えなかったのは
自由を奪われるのが怖かったからだろうな
つくづく強欲な人間だと思う
女神は、そんなことでわたしの自由を奪わないことはわかってたのに。
ともあれ、年月はかかったが借金はキレイになくなり「自由」は守られた。
課題を終えてからは思考も行動も軽やかになり、興味や日々のルーティーン
人やモノに対する接し方が変わった。
気持ちに余裕ができると視界が広がって
これまで考えもしなかった発想が降りてくる。
「自己」主義な生き方は
散々やってきたからもういらない
後悔も自分を認めたくない思いにも
蓋をしない
せっかくなら、この経験を生かし、社会貢献するという構想
誰かの助けになって、それが生業になればサイコーだ。
おぼろげだった次のステージが
明確になりつつある。
つづく
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