見出し画像

言葉に救われる

最近、調子が悪い。
前向きになろうと思えば思うほど、生きていちゃダメな理由がどんどん出てくる。
そうするとどんどん眠れなくなって、最近使っていなかった睡眠導入剤を再開してしまった。
あー、なんのために生きればいいんだろう
生きてて私、なんの役に立つんだろう。
暗い未来ばかり想像して、久しぶりに仕事中に涙が滲んだ。

そんな今日、ふと
「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」
という台詞が頭の中に落ちてきた。

誰の言葉だったけ?
歌詞だったけ?漫画?映画?

頭の中のページを夢中で開くけれど、全然思いつかない。

「幸せになるために」
そうなんだよね。
みんなそうなんだけど、なかなか難しいんだよね。

結局誰の言葉だったのかは、思い出せずに業務を終えた。
仕事終わり、思い出してGoogleにその言葉を入れてみた。

「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」

『鬼滅の刃』の時透無一郎くんの言葉だった。
驚いた。
世間で大流行りだった時は、例にも漏れず私も読んで、泣くだけ泣いてハマったけれど
結局1度か2度読んだだけで、こんなセリフがあったことさえ忘れていた。

このセリフを見た時に、自分がどう感じたかも覚えていない。
でも、いま、急に、フッと頭の中に降りてきたってことは、
過去の自分がこの言葉に心を動かして、脳にしっかり刻んでいたんだろうな。
もしかして、辛くなった時に思い出すようにプログラムしてたのかも。

人はいつでも言葉に救われるんだよね。
凄いな。漫画家さんは。
何年も頭の中に残り続けるセリフを書けるなんて。
わたしも誰かの救いとなる言葉を言える人になりたいな。

人間は幸せになるために生まれてきたんだろうか。
そしたら、どうしてこんな暗い気持ちを作り出せる脳があるんだろうか。
教えて欲しい。

人間が全員幸せになるために生まれてきたんなら、
幸せという価値観を均一化出来なかったんだろうか。そして、先人達から幸せへの道とその方法を享受していけば簡単だったのに。

「幸せになるために生まれてきた。」
今日の私には、ハードルがすごく高く感じるよ。

そんなことを思う眠れない夜。


ちなみに私の一番好きな漫画の『キングダム』では
1番はぜったーーーーいに決められないけれど、

「人の本質は光だ」

というセリフが好き。
彼とキングダムを読んでいた時に、性善説か性悪説かで、討論になったことがあるけれど、

「いろいろあるけど、俺は信じたいよ。人の本質が光だって。」

と言っていた。
私の本質も光なのかな。まだ輝かせて行けることができるのかな。誰かの光になることが出来るのかな。

また、今夜も彼の言葉にも救ってもらってる。
ありがたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?