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子どもの作る詩に心打たれ(日記)

昨日は仕事で小学生の教え子と散歩をしながら詩を作っていた。

広々とした公園で足を揃えて思案に耽る中、児童が「時は今 価値観壊して 進んでく」という詩を詠み、その能動的なダイナミックさに感銘を受けたし

その後には「雑草は 大きさなどでは 比べられられぬ」ともうたってて、自分が作った詩よりも印象的だし、好きだなぁと感じた。


詩の技巧云々に関しては後から勉強すればよいもので、それよりもこの素直な若々しさと鋭い感性こそが大人には真似しづらいものであり、根源的なものであると思えてなからなかった。

こういうとき、本人が望まない限り余計な添削は野暮なもので、そういうことをすると却ってこどもの素直で柔軟な感性を閉じ込めてしまうものだ。

ただうたう者の言葉とこころに耳を傾けて、ありのままにそれを受け取れば良いだけだ。


彼のこころの輝きを感じ取り、こちらの心も晴れやかになった僕は、かつておなじように「穂高の感性は鋭いねぇ。」と国語の先生に言われてとても嬉しかったことを思い出していた。

平和な昼下がりの公園で過ごしたあの時間が、彼の未来に咲く鮮やかな花の一部になってくれたら嬉しいものだと思えた。

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