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PDCAサイクルのポイント(Do/Check/Action編)


こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金についての情報についてお伝えしましたが、今回はPDCAサイクルを上手く回す方法の続編についてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)



1.Do「実施」のポイント

Do(実施)は1サイクルでやるべきことを実際に実施するステップです。

なによりもまず、なるべく計画通りに実行します。

ここで重要なのは、あとで評価・分析(Check)できるように活動内容を残すことです。

売上目標であれば、POSレジなどにデータが残りますが、営業活動の改善の場合は、SFAにデータの入力が必要になります。

いずれにせよ、実行した内容が記録できず、見える化もできていないなら問題です。


実施内容の検証が、いずれCheck 、 Action の段階で必要になるため、その点も考慮して準備して置く必要があります!


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また、計画通りにいかなかったことや、発生した課題も記録するのが大切です。

その際、記入者による偏りが発生しない工夫が必要になりますが、より良い方法やアプローチが見つかれば、次のcheckでPDCA全体のクオリティを上げられます。

たとえば営業マンの場合は、顧客を訪問し、どの企業の誰に会い、

どの商品を提案したのか、その時の顧客の反応や受注確度はどうなのか、計画通りに進んだのか、などの情報が必要になってきます。

的確な指標がくみとれるよう、体制を工夫することが大切です!


2.Check「評価」のポイント


PDCAサイクルにおいて、計画通りに進んでいるのか、目標がどの程度まで達成できているのかを評価するのがCheck段階の役割となります。

計画の段階で設定した指標を元に、客観的な数値で判断します。良かった点と悪かった点を客観的に定量数値などで分析し、どうしてそうなったかという要因をふり返りましょう。

予算管理においては、Checkを適切・適時に効かせることが、最も重要なポイントとなります!


経営者は、計画、実行までは自らで実施するケースが多いですが、

Check 及び Action の段階がおろそかになりがちなケースが多いです。


結果として出てきた数値となった因果関係を明確にし、どのようにすれば改善(Action)につながるのかを議論することが重要です。


3.Action「改善」のポイント


PDCAサイクルにおいて、目標達成を行うための施策の精度を高めることが最終的な改善につながります。

評価を見ながら、良かった点は継続的に行い、悪かった部分はどのように改善するべきかを考えます。

これらの選択肢のなかから、最も実現性の高い選択を行い、計画(Plan)につなげていきます。

また、見込みがないものに対しては、計画そのものの修正や中止などの検討・判断も必要です。


このActionまでを1サイクルとして、PDCAのサイクルを速く回すことが、予算管理を適切に行うことへの一歩になります!



最後までお読みいただきありがとうございました!

次回はPDCAサイクルの注意点、コツ等についてお伝えしたいと思います!



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