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育つぶ~『初めての習いごと』

息子くん、はじめての習いごと。

このGW中にとうとうスイミングを始めた。
泳ぎ方を習うという意味ではド初心者なので、
一番下の級である25級からスタートだ。

パパも小学生に入ったばかりのころからスイミングに通っていた。
2年ほどで競泳4種目すべて泳げるようになったので
どんなに低い級から始めたとしてもまったく心配してません。

息子くんがどれくらいでまずクロールが泳げるようになるのか楽しみです。
そして、体が大きく、強くなっていく様子を見れるのにワクワクしています。

こどもの習いごと。
実はもっと早いうちから息子くんに何かの習いごとを始めさせたいと思っていました。

例えば今の時代をリードしているスポーツ選手は、だいたい3歳くらいからそのスポーツを始めている、なんてことをよく聞きます。
スポーツだけではなく、いま第一線で活躍する人たちは、かなり早いうちから何らかの形で触れているようです。

息子くんにも早くから、と思っていたのはそういった影響を受けてのことです。

ミーハーなのでしょうか…

でも、この世に生を授かってから徐々に成長していく息子くんを見ていて、
親の希望だけで何かを習わせるという気持ちは薄れていきました。

保育園でお友だちや先生とニコニコ遊んでいる様子を見たら
息子くんからそんな楽しい時間を奪ってまで習いごとをした方がいいという気にはなりませんでした。

息子くんが習いごとのある何かに特別ハマっているわけでもありませんでしたし、
習いごとについて聞いても特に反応も見せなかったからです。

息子くんがハマっていたのは電車、プラレールでしたし
テレビでやっているスポーツもじっと見れませんでしたから。

習いごとは、息子くんがイヤがるようなら意味がないと思っています。
だからちゃんと本人に(少しでも)意思があるかどうかは、パパにとって大事なことでした。

3歳のこどもには判断つかないよという声もありそうですが、
それでもやるのは息子くん本人なので、
息子くんが

「やる」

と言うのか、イヤと言うのかはきちんと確認。

本人の意思を尊重するという意味でも大事だと思っていますし、
親がそう接していれば、きちんと意思表示をするこどもに育ってくれるはずという期待もあります。

この春から小学校に入ると、息子くんももちろんのこと、親も
今までとは様相が大きく変わってきたことを受け入れざるを得なくなります。

こくごやさんすうなど、いわゆる「勉強」が始まりますし、
より大きな集団で、規律のある生活を送るよう教育を受けます。

これまではこどもは自然に成長する。
親はその姿を見守り、そして助ける。

小学校に入るとそういう段階から、自分で考え、大きく成長するために
自ら積極的に学びの環境に身を置く期間に突入した感覚がつきまといます。

そうなると、そろそろ始めなきゃ、かな、という気持ちになります。
一種の焦りかもしれません。


近場を調べるだけでも、いろんな種類の習いごとが、思った以上にたくさんあることに気づきます。

妻と話し合って、いくつかの候補を用意しました。

様子を覗ける機会があれば一緒に足を運びました。
息子くんに、自分がその場にいることをイメージしてもらいたかったからです。

そして息子くんにやる気があるかどうかを尋ねます。


無理矢理聞こうとすると、行く気もないのに気を使ったりしそうなので
できるだけフツーの会話に織り交ぜるよう意識しました。

なわとびがたくさん飛べたとき、体操教室行くともっとできるようになるよ。行ってみる?
お風呂で何秒顔つけできるか遊んだとき、スイミングにいくと顔つけたまま25m泳げるよ。行ってみる?

ちょうどGWに、スイミングの体験クラスがありました。
それが決め手になったんだと思います。

保育園のときからのお友だちが通うスクールに、
保育園のときからの別のお友だちと体験クラスに行って、
そのときのコーチが、楽しくて、優しかったようです。

パパの「どうする?」に対して
すぐに、力強く頷きました。

気が変わらないうちに手続きして、
初めての習いごとに行くことになりました。


クラスの様子を見てると、やっぱり緊張してるみたい。
まだまだ人見知りだしね。

でも、そんな気持ちも抑えてがんばってる。

顔に水がかかるのは、今も苦手。
でも積極的に顔を水面につけてるし、潜ってはジャンプも繰り返ししてる。
遠くからは見えないけど、水の中で目も開けてるらしい。

あっという間の1時間。
でも息子くんにとっては気持ちも体も大いに使う1時間。

夜はまったく持ちません。
ごはん食べたら瞬殺。


息子くんの意思は確認したけど、
本当に習いたかったのかなぁと今でも思うときはあります。

でも一生懸命がんばってるから、パパは一生懸命応援しよう。

けのびができたらキャップの色が変わるから、まずはそこをがんばろう。
そしたらお祝いだね♪


ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。