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中庭のある間取りのデメリットについて考えてみた

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

「外からの視線が気にならないように、中庭のある間取りにしたい」というご希望を時々お聞きすることがあります。中庭とは、建物を上部から見た時に、「コ」の字型や「ロ」の字型の形状をしている建物で、壁や建物などで囲まれた、屋外にある屋根のない空間のことです。



中庭のある間取りのデメリットについて考えてみた


一般的な最近の庭は、道路側に庭がある場合においては、オープンスペースになりがちですが、中庭は外部とのつながりをなくして、非常にプライバシー性が高められた庭であるというところが特徴です。

また周辺に住宅が建て込んでいて、なかなか明るさを室内に取り込むことができない場所であっても、敷地内に中庭をつくれば採光を確保できたり、家の中の風通しをよくしたりすることができるメリットもあります。

このような特徴やメリットのある中庭ですが、その一方でさまざまなデメリットがあるため、フィックスホームでは積極的にはおすすめしていません。そこで今回は、中庭を作った時のデメリットを中心に解説をしておきたいと思います。


省エネには不利になる

中庭のある家を造ろうとすると、どうしても外壁面積が多くなります。外壁面積が多くなると、外気の影響を受けやすくなり、熱損失が大きくなることで冷暖房効率が悪くなり、光熱費のかかりやすい家になりますので注意が必要です。



建築コストが高くなる

中庭を造ろうとすると建物を「コ」の字型や「ロ」の字型にする必要があるため、外壁面積が増えたり屋根形状が複雑になります。また建物強度を確保するために、構造的にも複雑になりやすいという特徴があり、おのずと建築コストは高くなります。建物は凹凸が多くなると、それだけ建築コストが高くなってしまうので、予算的にも注意しておく必要があります。



動線が複雑になる

中庭のある家は、建物形状が「コ」の字型や「ロ」の字型になることが多いため、家事動線が長くなる傾向があります。中庭があるため、目的のスペースに行くためには迂回(回遊型というと聞こえは良いですが、中庭のある家の場合は迂回と言えます)する必要があり、お世辞にも便利な動線とは言えません。

動線が長くなるということは、廊下に使用する面積が増えることで、建物の外形も大きくなりやすく、場合によっては広めの土地がないと、思うような家が建てられないということも考えられます。



最後に

今回は、中庭を作った時のデメリットを中心に解説をしてきました。デザイン性や開放感という意味ではメリットの多い中庭のある家ですが、日々の暮らしのことや経済的な側面から考えると、メリットよりデメリットの方が多いように思えます。

旅行先の旅館や、寺院などは日々の暮らしとは違った雰囲気を楽しむために、中庭を造って素敵な空間の演出をすることも多いですが、そこで生活をすると考えた時、その答えは違ってくるのかも知れません。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。



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