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気密性能(C値)は築年数が経過すると低下していくのか?

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

今や高性能エコ住宅には、断熱性や気密性は欠かせません。特に気密性は、いくら高性能な断熱材を使用していたとしても、隙間だらけで気密性が低ければ、快適な住空間を維持することはできません。


気密性能(C値)は築年数が経過すると低下していくのか?

高性能エコ住宅を建てる時、フィックスホームでは必ず気密測定を行います。その測定結果(C値)については、おおむね0.2~0.4くらいの結果が出ています。しかしこのC値(相当隙間面積)は、築年数の経過と共に低下していくと言われています。

そこで今回は、新築時に測定したC値は、築年数の経過とともに、どの程度の定価をしていくのかということについて解説をしておきたいと思います。

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気密性の低下は必ず起こる

非常に残念なことですが、新築工事中に測定したC値は、建物の築年数の経過とともに低下をしていくことは間違いありません。まだまだ日本では、歴史の浅い高気密高断熱住宅ですので、さまざまな環境の中で、構造や気密の取り方によっても違いがあるため、データ的には少ないですが、一般的には築10年でC値は1.5倍~2倍に低下すると言われています。

つまり、新築時の気密性(C値)が0.8だった場合は、10年後には、1.2~1.6くらいまでは低下すると言われているということです。これでも昔の住宅に比べれば、ずいぶん気密性は高いと言えますが、高気密高断熱住宅と呼ぶには、物足りなくなります。



気密性の低下の原因

気密性が低下する原因としてあげられるのは、玄関ドアや窓サッシのパッキンの劣化、木造住宅の場合には、構造材の収縮などが考えられます。このような劣化に伴う気密性の低下は、どうしても抑えきれない部分もありますが、逆に考えると、新築時の気密性は出来るだけ良い方が、その後の劣化に対する気密性の低下も最小限に抑えることが出来るということです。

先ほどの例を元にお伝えをすると、新築時のC値が0.3だった場合には、10年後には最悪でも0.6くらいは保っている訳ですから、やはり新築時の気密性が、いかに大切かということが分かりますよね。



最後に

気密性能は、断熱性能と違い、机の上で計算するのではなく、工事の過程で現場で計測できる数値になります。高気密高断熱住宅という言葉だけで安心するのではなく、その裏付けとして気密測定をしていることはもちろん、その数値がどのくらいのレベルなのかは、住宅会社や工務店を選ぶ上での、一つの基準になるのではないかと思います。

たくさんの高気密高断熱住宅を手掛けている会社では、過去に施工した家の気密測定の結果が保存されているはずですので、それを見せてもらうというのも良いかも知れません。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。



★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

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それでは、また~^^/


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