『半分、青い。』が楽しみ。

今日の朝からスタートの朝ドラ『半分、青い。』が結構面白そうで、わくわくしました。今日観て思ったのは、オープニングとタイトルバックに、この作品の自己紹介がたーっぷり詰まってるんじゃないか、ということです。

オープニングはヒロインの鈴愛ちゃんの自己紹介的なシーン。半分耳が聴こえないけれど、と言いながらそれを前向きに捉える鈴愛ちゃんの1人語りは、ある物事の一面だけではなくて他の面を見ることで前向きになれる、という作品の宣言のように感じた。

タイトルバックも、あるものにひとつ何かを加えると、別のものに見えるよねというコンセプトだ。 トマトがテントウムシに見えたり、食器がケーキに見えたり、雲がクジラに見えたり、なんでも他の方法で捉え直せるというメッセージがあったと思う。

星野源の主題歌『アイデア』にも、共通のメッセージがある。

鶏の 歌声も
線路 風の話し声も
すべてはモノラルなメロディ

例えばこの歌詞では、日常のなんてことのない雑音を、ひとつのメロディに見立てている。これは、日常のものに落書きを加えてハッピーなものに変化させるタイトルバックと同じことを表現しているのではないだろうか(モノラルな、というのはひとつのスピーカーから流れる音を指すみたいです)。

つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべてを超えて響け

そして、この歌詞は鈴愛ちゃんのネガティブをポジティブに捉え直す姿勢に似ている。
この歌詞の「アイデア」はあるものを別の見方で見たときの、新たな価値のことだと思う。それは雑音がメロディに、日用品がわくわくする何かに見えるような視点だ。
「道の先を塞ぐ影」別の見方で見たときの、新たな、ポジティブな見え方こそが「アイデア」であり、「アイデア」で「道の先を塞ぐ影」を払拭するのだ。
これはまさに、鈴愛ちゃんが自分の耳が片方聞こえないことを、ポジティブに捉えているのと同じことなのだ。
そしてまた、「雨の音」という日常音で歌を歌うという、視点の変化をもう一度歌っている。

すごく個人的な意見だけれど、朝ドラは1日の始まりに観るので、明るいものだと嬉しいなと思っている。なので『半分、青い。』は困難もたくさんありそうだけれど、ポジティブに乗り切れそうな物語で、楽しみです。
明日も早起き頑張れます。

ちなみに、歌詞は星野源のオフィシャルツイッターアカウントから見れました。
https://twitter.com/gen_senden/status/980584371290886146?s=21

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