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<日本映画>暗い過去を持つ人が行きがちな場所

どうも、

ノミが白昼夢をみた、です。

今日は日本映画にみられる特別な事情を持つ人々が行きがちな場所を

以下の6本の映画を通して検証してみたいと思います。

1. 真夏の方程式
2. 羊の木
3. 火口のふたり
4. 昼顔
5. 悪人
6. 八日目の蝉

これらの作品をすでにご存知の方はもうお分かりだと思いますが、

日本映画の中で暗い過去を持つ人が行きがちな場所、

それは、「海」です。

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映画の撮影地と登場人物という2点を見てみましょう。

撮影地

全部海に面した都道府県となっています。

真夏の方程式      愛媛県、西伊豆町
羊の木            富山県がメイン
火口のふたり      秋田県 
昼顔       神奈川県
悪人       長崎県
八日目の蝉    小豆島

これらの映画では、暗い過去を持つ登場人物は海辺に住んでいたり、海沿いで働いていたり、あるいは何かから逃げていて行き着いた先が海だったりと、必ず海のシーンが含まれています。

登場人物

誰がどのような過去を持っているかについて。

真夏の方程式      
川畑成美と川畑節子の親子。成美は昔人を殺してしまうが、娘を守るため、節子は成美を連れて玻璃ヶ浦へ移住する。
羊の木           
杉山、太田、栗本、福本、宮腰、大野の6人。皆元受刑者で、国の極秘更生プロジェクトを通して、地方都市に移住する。
火口のふたり     
直子と賢治。暗い過去というより、二人はいとこ同士で、昔は恋人関係にあった。
昼顔 
主人公の 紗和。不倫の末、夫とも、裕一郎とも別れ海辺の町へ移住する。  
悪人
主人公の祐一。嘘のレイプ被害で警察に行こうとする女性を絞殺する。殺人犯として指名手配されるが、光代と逃げることを決意し、二人はある灯台守の小屋にたどり着く。      
八日目の蝉
希和子。不倫相手の子供を誘拐し、3年半逃亡する。そして、その誘拐された子供が大人になり映画の主人公を務める。

「海」以外にも、「過去」というキーワードもこれらに共通していて、2つは深く関連し合っているように伺えます。

これまで書いたことは全て私の個人的な感想です。暗い過去を持っている登場人物で、全く海と関係ない作品も私が知らないだけで、確実にあると思います。

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