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産前産後ママ専門の理学療法士って知ってますか?(双子子育てストーリーNo.42)

待ったなしの赤ちゃんの世話中心の生活で体のケアをする時間がない、でもどうにかしないと思っているというママはたくさんいますよね。

ママのカラダをケアするサービスが少ないという事実に、私も出産を経験して初めて気がつきました。今日は、子どもを産んでみて重要性・必要性を痛感した産後ママのカラダのケアについて書いてみます


1.産後ママのカラダはほとんどケアされていない

ママのカラダの状態を確認する正式な機会は、なんと産後1カ月健診の1回きりです!!

産前は毎日ドクターが声をかけてくれたり、助産師さんも何かあればすぐ言ってくださいといってくれたのに、産んだとたんの対応の変わりようにはびっくりしました。

産後は1週間入院しましたが、産後4日目以降はいよいよ誰も部屋に来なくなったので、ただのホテル住まいのようだった記憶があります。

さて、産後1カ月健診の目的は以下のとおりです
・子宮の回復状況の確認
・経腟の場合は膣口の傷、帝王切開の場合はおなかの傷の回復状況の確認
・明らかに重度の産後のうつなど精神面での問題がないかの確認(必要に応じて精神保健福祉士などにつなげる)

でも、産後のママが抱える体や心の問題や悩みってたくさんありますよね?

私は1カ月の管理入院含む計1カ月半の入院だったので体力・筋力は衰え体はボロボロ、歩くのもやっとで退院して、真夏の炎天下の中、体に鞭打って足を引きずりながら搾乳を自宅から1時間かかる病院に届ける、という生活をしていました。

そんな私を見た夫が、ほんとうに私の体のケアをしなくて大丈夫なの?
と何度も聞いてきたくらいでした。

それでも私の子宮や傷の結果は良好で、睡眠不足や精神状態も問題ない範囲と判断され産後1カ月健診以降、何も医療・福祉のサービスはありませんでした。

他にもいろいろなトラブルがあるでしょう。例えば、
・睡眠不足による疲労
・赤ちゃんの世話による姿勢の悪化で肩こり、腰痛
・授乳による乳房のトラブル
・体重が減らない、もしくは授乳のせいで急激に痩せる
・落ち込み、うつうつとした気分、涙もろくなる、無力感

こういうことを相談できたり、アドバイスしたり、ケアしてくれる場所って、乳房ケアしてくれる助産師さんくらいしか思い当たりません。行政の保健師さんも話は聞いてくれますが、体のトラブルそのものを解決してくれるわけではない。


2.産前産後ママのカラダのケアを専門とする理学療法士


そんなママたちの味方、

産前産後のママのカラダをケアする理学療法士さんがいること

を知っていますか?

「産後、理学療法士」などで検索すると、自宅近くで開業していたり、オンラインでクラスを提供している方がいらっしゃいます。

産前には、腰痛や肩こりになりにくい赤ちゃんの抱き方や、妊娠~出産で緩みやすい骨盤底筋の鍛え方を教えてくれたり、産後には、凝り固まった体を骨、筋肉、筋膜にアプローチして根本解決してくれます。

私がママのカラダケアを専門とする理学療法士がいることを知ったのは産後でした。

自宅にきてもらって、大胸筋の異常な硬さや、手や腕を使いすぎたことによる手の疲労、背骨のうち特に腰椎が硬いことをズバズバ指摘されました。
大胸筋の硬さや腰椎の硬さは産前から自覚があり、産後さらに悪化したものだったので、まずは的を得た指摘にビックリ。

もちろんケアの仕方も教わり毎日実践したところ、なんと全く問題がなかったかのようにすべて解消!!

私は体のセルフケアが趣味で、整体に行くと先生にいろいろと質問したり教わるので、おそらく普通の方よりは整体に関して厳しく、辛口です。
でもそんな私も「完全に参りました」と言ってしまうくらいの回復ぶりでした。産前・産後の理学療法士、ぜひ探してみてくださいね。


ちなみに、産後ママのカラダのトラブルの実態や、職場復帰、家事・育児、産後鬱、2人目妊娠などとの関連についてエビデンスがないようです。

今年春には一般財団法人 日本女性財団と特定非営利活動法人RemMind共催によるアンケート調査、#1万人のママの声を聞かせて、プロジェクトがあったようで産後ママのカラダの状態やケアへの注目は集まっているみたいです。私も研究者として、ヨガセラピストとしてぜひこれから学びを深めていきたいです。

https://sangomama.info-web.site/


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