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詩小説 『本を』 #シロクマ文芸部


本を書く。
読んでもらえるのかも分からない本を。

本を探す。
まだ誰も味わったことのない読後感の本を。


本を綴る。
自分の世界観を読者が楽しめる本を。


本を作る。
作者の意向と擦り合わせ装丁も決めた本を。


本を刷る。
紙に字が綴られインクの匂いを感じる本を。


本を売る。
無名だけど必ずヒットすると信じた本を。


本を運ぶ。
売り込みの熱意でたくさん仕入れた本を。


本を置く。
文芸担当として読んで面白いと感じた本を。


本を撰ぶ。
ポップや帯ではなく自分でピンときた本を。


本を買う。
お年玉を握りテレビで紹介されていた本を。


本を開く。
紙やフォントまでこだわりを感じる本を。


本を読む。
スタンドライトの灯りで文字が浮かぶ本を。


本を捲る。
我が子の寝息をBGMにしてゆっくりと本を。

本を貸す。
読書が苦手な人でもきっと楽しめる本を。


本を返す。
悔しいほど見事に騙された本を。


本を抱く。
素敵な時間を与えてくれた大切な本を。

本を話す。
きっとあなたもハマるオススメの本を。


 文字をあっちゃこっちゃさせているのは、特に意味はないのですが、読みにくかったらすみません🙏💦

一冊の本を作って届けるのには、作者の創意工夫はもちろんのこと、苦労、工夫、過程があって、それを手に取る人にもたくさんの熱意、愛、時間などがきっとあるはず、という思いを込めてみました。(あくまでも私の想像の域だけれど。)

 でもnoteも文字色を変えられたら、もっと遊び心ある作品が書けるのになあ……とふと思ってしまいました。(私が知らないだけであったりする🥺?)

あえて背景と同色にして作品を全て選択すると隠していた文字が読めて、また別の作品に変化させられるのは紙ベースではなくネット小説だからできる企みなんだけどなあ、というと別のところでも書いていたのがバレちゃいますね🙈ジブンで🙉サイトから🙊ツクッテタヨ🙈シカモ🙉タクサン🙊

だからこそnoteならではの工夫を見つけて、今後も新たな試みにもチャレンジしていきたいです🤗<まだまだ進化できるはず!)

 みなさんの作品も巡りますね~🌠

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