見出し画像

本当に好きって・・・なんだろう

誰かのことが好き。というのは、理屈ではない。理屈ではないけれど、なんとなくウマが合う。とか。なんとなくそばにいると居心地がいい。というのが好きということだと思う。

「どうして彼と結婚したの?」と聞かれて。

「なんだか知らないけれど、この人のそばにいると、力が抜けて、眠くなるのよ。あくびが出てしょうがないの。」と言った女性がいたけれど。素晴らしい理由だなと思った。そんなに幸せなことはない。その人の存在がきっと彼女の普段は緊張しているオーラを溶かすのだ。こういうのは、本当に理屈ではなくて、相性だ。同じ理由で、だから嫌だという人もいるかもしれない。

突き詰めて思い返してみると、あの時、この場面でこのセリフを言った時に、惚れた。すごい人だと思った。・・・というような後付けでの理由はあると思う。でも、それは、「ああ、やっぱり私の勘は当たっていたな。」というようなことであって。

男性は、恋人を容姿で選ぶような印象があるけど。実は、女性の方こそ、この男性の声が好き。とか、ある意味で直感的に魅かれる何かがあるのが、恋なんじゃないか・・・。と、思っている。いわゆる一目惚れというか。

指の形を見た途端にどきっとした。とか。何かしら、惚れたはれたの一つがないと、男女ってうまくいかないのでは・・・というような気がする。というか・・・・それがなければ始まらないじゃないですか。口説かれたから、まあ仕方なく・・・みたいな場合でも、どこかに惹かれていなければ、OKしないだろうし。

そういう意味では、婚活みたいな考え方は、多分、下手をするとその真逆を行く場合がある。もちろん、見合いであろうと、道でぶつかろうと。出会いはどうあれ、恋に落ちるかどうかはわからないわけだけれど。条件、社会的立場、性格、容姿、年齢・・・・と並べてみたら、ぴったりそうだけど。どうにもこうにも、惹かれない・・・・ということもあるのでしょう。長年一緒にご飯食べて、おしゃべりして、一緒に寝て、老後のお世話までしてあげられるだろうか。と、考えてみると、自分がなぜかわからないけれど、惹かれている点がある。というのが、ポイントのような気がします。逆に言うと、その人のいいところ、惚れ込んでいるところを見つけられたら、うまくいくということでしょうか。

何れにしても。「この人が好き」という確信が持てなくて、友人たちに「この人のことどう思う?」と恋の始まりや、プロポーズされた時に聞いたり。「もう別れた方がいいのかな?」と人に聞いたりする女性って多いのですよね・・・。

先日、とある男性が「彼女は自分のことをどのくらい好きなのだろう。」みたいなことを話していたので。「・・・というより、一体あなたは彼女に惚れているの?そもそも彼女のことが好きなの?嫌いなの?」と聞いたら。「それはわからない。好きというほどでもないけれど・・・押し切られたというか・・・。」という。

「え?じゃあ何?あなたは、自分がイチゴが好きか嫌いかわからないの?」と聞いたら。「それは・・・・イチゴちゃんが、どのくらい自分を好きかによる・・・・」みたいな答えが返ってきて、驚いた。私は3日くらいその答えが秀悦すぎて、思い出し笑いしていたのですが。

・・・相手が自分をどのくらい好きかによって、自分が好きかどうか決める・・・と、両方が思っていたら・・・・物事は進まないではないか!というか、好きでもない人と付き合う意味がわからない・・・・。ああ、でもそれも、その人に惚れることができる点はないかな?と、無意識に探していたのだとしたら、見つからないのに、見切り発車してしまったという感じなのかしら。

30代くらいのものすごくハンサムなモテモテのはずな男性なのですが。なぜか結婚しないので、不思議に思っていたところです。彼の将来が心配でもあり、楽しみでもあり。まさか独身を貫くとは思えないので、どんな人と落ち着くのか見ものだなと思っています。複雑な女性に行ってしまいそうな予感が・・・・。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?