見出し画像

健康診断と人間ドックの違いとは

こんにちは!
札場(フダバ)と申します!

「健康診断」や「人間ドック」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、違いを理解できているでしょうか?
何となくは分かるけど、説明できない方が多いのではないでしょうか。

それぞれ健康状態を把握する検査になりますが、違いを理解し適切な検査を受けることは重要になってきます。

今回は、「健康診断」と「人間ドック」の違いを解説していきます。
それではどうぞ!!


健康診断と人間ドックの違い

「健康診断」と「人間ドック」の大きな違いは、法的義務があるかどうかの差です。健康診断には法的義務があり、人間ドックには法的義務がありません。

加えて、検査項目や内容にも大きな違いがあり、人間ドックの方が豊富な検査項目が存在します。健康診断だけでは、見つけることのできない難しい病気を、人間ドックでは様々な検査で全身を調べ、病気の早期発見や異常を見つけ、予防につなげる役割があります。

以下で健康診断と人間ドックをそれぞれ簡単に説明します。

健康診断

健康診断(けんこうしんだん、General medical examination)とは、診察および各種の検査で健康状態を評価することで健康の維持や疾患予防・早期発見に役立てるものである。健診(けんしん)、健康診査とも呼ばれる。スクリーニングのひとつ。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

人間ドック

予防医学の観点から、自覚症状の有無に無関係で定期的に病院診療所に赴き、身体各部位の精密検査を受け、普段気づきにくい疾患や臓器の異常や健康度などをチェックする。「ドック」は船渠(を修理・点検するための設備)を意味する 英語: dock に由来するため、「人間ドッ」(英語: dog 犬の意)は誤表記である[1]。「人間ドック」に相当する英語は、complete physical examination、general checkup、health screening 等である。
日本の医療制度では、人間ドックは医療保険の対象ではないが、加入している健康保険組合によっては健康保険法第150条による保健事業として実施している場合もあり、年齢などの条件(35歳あるいは40歳以上)を満たせば一定額の補助が出る。人間ドックは生活習慣病予防健診労働安全衛生法による健康診断に含まれる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


違いを詳しく解説

ここからはより詳しく「健康診断」と「人間ドック」の違いを解説していきます。

健康診断

自身の健康状態を診断し、病気の兆候がないかを調べるものです。
企業に勤められている方は、労働安全衛生法に基づき、年に一度の定期健康診断への受診が義務付けられています。主に「一般健康診断(一般健診、定期健診)」と呼ばれているものです。検査内容は「身体計測」「血液検査」「胸部X線」「尿検査」など基本的なものが中心であり、費用は無料か低額です。20代~30代の方は、この「一般健康診断(一般健診、定期健診)」を毎年受診している方が大多数を占めます。

以前の記事で健康診断を解説しているので、よければご覧ください。

人間ドック

法的な義務は存在しませんが、検査項目が多く、病気の早期発見が主な目的になります。一般健診や特定健診の内容に加えて、胃カメラやCT、MRIなど様々な検査項目が存在します。費用は、検査内容やオプション検査の追加項目によって変わりますが、3~10万円以上かかります。

違いを図で解説

「人間ドッグなび」より引用
https://www.docknet.jp/media/medical-checkup-10/

検査項目の違い

●健康診断(一例)

既往歴と業務歴の調査、自覚症状と他覚症状の有無の検査、身体計測、視力検査、聴力検査、 呼吸器系の検査(胸部レントゲン検査と喀たん〈かくたん〉検査)、循環器系の検査(血圧、心電図)、血液検査(貧血、肝機能、脂質、血糖)、尿検査

●人間ドック(一例)

身体計測、血圧、心電図、眼、聴力、呼吸機能検査、胸部X線、胸部CT、腹部CT、上部消化管X線、上部消化管内視鏡、大腸内視鏡検査 腹部超音波、血液検査、尿検査、便、内科診察、脳MRI,MRA、頸動脈超音波検査、乳腺超音波検査、マンモグラフィー、子宮頸がん細胞診、骨密度、心臓超音波検査


人間ドックは受けるべき?メリットは?

人間ドックの最大のメリットは、健康診断のみでは分からない病気の発見ができることです。人間ドックでは身体各部のより詳しい検査を実施するため、普段気づきにくい疾患や臓器の異常など確認することができます。

人間ドックは、ライフステージが変化しやすく、生活習慣病のリスクが高くなる30歳からの受診が推奨されています。また年齢によって発症リスクが高くなる病気も存在し、自身の年齢に合わせた検査が必要になります。


まとめ

今回は、「健康診断」と「人間ドック」の違いをまとめております。
健康診断は、皆さん経験があるかと思いますが、「人間ドック」は受けた事がない方は多いのでないでしょうか。

私も、1年後には30代に突入しますので、人間ドックの検討をしたいと思います。自分自身の現状に応じた、適切な検査を選択し実施できればいいですね。

健康診断や人間ドックは健康であることを考える良い機会になります。
健康に生活できることは、何事にも変え難い事だと思いますので、自分自身の健康に向き合っていきましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?