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footcaregiverBASIC講座 熊本会場レポート


11/25.26 熊本県熊本市にありますNPO法人あやの里様(グループホーム・有料老人ホーム・デイサービス・訪問介護)を会場に職員研修の一環として看護師2名様への実技演習を開講いたしました。

2名とも、これまで足の爪の切り方は教わったこともなくフットケアに関する研修等も受講したことがないということでした。


何気ないケアが爪白癬や足白癬を防ぐことにも繋がっていきます。爪白癬になる人が増えることでのデメリットを知ったからこそ、入居後のお年寄りが爪白癬にならないように防いでいけることは防いでいきたいですよね。


足の爪切りは看護師さんが主にされているという事業所様。看護師さんから介護士さんへ。そして事業所全体へと足の観察、足の保清の大切さについて広めていただけたらと思います。


グループホームを利用されている90代のお年寄りは歩くことができている方が多いということで改めて足の爪の長さや形、そして靴や靴下への視点の持ち方の大切さにも今回講義、演習で気付くことができたということです。



いつもは利用しているホームで週2回のお風呂の時に足を洗っているというお年寄りも「気持ち良いね」と笑顔で仰っていました。


受講生の声


フットケアの大切さを改めて実感しています。今回ニッパーを使用しての爪切りやゾンデ、ヤスリの使い方を学ぶことが出来ました。BASICの技術の研鑽をしながら、ステップアップを目指したいです。フットケアの技術を活かして普段のケアの中に取り入れ認知症の方の歩行が継続していけるようにしたい。


足をケアする大切さを痛感しました。受講だけで終わるのではなく、ご利用者の還元できるようにしたいです。受講生2人で策を考えます。足の爪のケアをして、ご利用者の足を綺麗にしたい。靴選びに役立てたい。足の爪は個人差があるので切り方も様々であり、実際のやすりをかける際に気をつけて行わないといけない。随分と練習が必要だと実感しました。道のりは長いと感じました。


最後に

事業所の会長様も急遽、巻爪で歩くのが酷いということで爪のケアを講師がさせていただきました。熊本でも近隣でフットケア、爪のケアをしてくれる病院等はないということでした。会長様へのフットケアが各事業所で今回使用したゾンデ、ニッパー、爪ヤスリをご購入していただく経緯になりました。受講生にとっても切りやすい、使いやすい道具で爪のケアができる環境が整い嬉しく思います。そして切られるお年寄りも安心感が増すのだと思うのです。講習で基礎となる手技をお伝えしても自己流になってしまいがちです。フットケアギバー講座では動画も配信しつつ振り返りができる環境をつくっております。そして何よりも手を動かさなければ折角学んだことは忘れてしまいますので、是非手を動かし続け自分のものへとしていってもらいたいと思います。



今回会場となったのは

 特定非営利法人あやの里様(熊本県熊本市)

住宅街の中にある事業所。敷地内にグループホーム、有料老人ホーム等の全事業所が集合されている。講習の日は地域の子供たちがブラスバンドの披露を中庭で行っていたりと地域との交流、子どもたちと高齢者施設との緩やかな繋がりを伺うことができました。

あやの里 岡元代表(左)



■2024年の実技演習で会場並びに足を貸してくださる方を募集しております。
 場所代等はお支払いいたします。ご協力いただけます事業所様等はご連絡を
 お待ちいたしております。
  mail  footcaregiver@gmail.com

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