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7日間のプチ休職という選択(前半)

「7日間だけ休みをください」
私は課長にそう告げて先日、7日間のプチ休職をするという選択を取った。

休職、と表現してるが結局休みを調整+有給使うから、厳密には休職ではないのだが、私的に休職という表現がピンと来たので、ここではそうすることにする。

今年に入り、仕事中に今にも泣き出しそうなくらい、いつ倒れてもおかしくないくらいになっていた。もう限界を迎えていたのかもしれない。繁忙期忙しくなかったのに、疲れてる感覚なかったのに、おかしい、、、

まだかろうじて賢明な判断ができるうちに一旦休もうと。何日も考え込む私にとって、あまりにも早い決断だった。

はっきりとした原因は分からない。というよりいっぱいありすぎるのかもしれない。心当たりあるものもあれば、気づかなかっただけで溜め込んでいたものが崩れていく感覚もあった。

それだけ、お仕事をただひたすらに毎日頑張ることだけ、もっと頑張らなければ、と思い続けてきたから。ただそれが、良くなかった。

よし、休もうと決めたその日の朝に休みの同期にLINEで相談し、その日の仕事終わりに課長に言った。

まあ、課長がなぜかその日に限って捕まらないもので、ずっと頭の中で「休むこと言おう、言おう、、、」と思いながら、仕事していた。

仕事終わったら言おうと思ったら、課長は気づいたらいなくて、諦めかけてたその時、内線が。

相手は課長だった。これはチャンスだと思い、「課長、別件で相談したいことあるのでそっちに行っていいですか?」と早口で。

なんとか課長とお話しする機会ができ、よりによって役員室で2人きり。正直、「結論を言うと、7日間だけお休みをいただきたい」と言って、そのあと何話してたかなんて、覚えてない。

課長はあっさり「あ、いいよー」と。あまりにもあっさりしすぎて拍子抜けしてしまった。こんな理由で休んでいいのかと。本当にいい上司である。

課長の提案で、私が休むことは同期2人と課長だけの秘密にしよう、と。それ以外の人には黙ってしれっと消えてしれっと戻ってこようと。

他にも課長と話したのだが、いい話してくれたのだが。申し訳ない、いい話だったのは覚えているだが内容まではそこまで記憶にない。

でも心が少しだけ軽くなった気がした。

休むことが決まった翌日はある意味吹っ切れたかのように仕事できた。来週には7連休が待ってると思えば頑張れる、と。

それが翌週には元に戻るかのように、息苦しさを感じながら仕事してた。休むベストタイミングなのか、はたまた倒れる寸前での休みだったのか。

なんとかプチ休職前最後の勤務を終え、冷蔵庫の中の食材消費して、明日以降の準備を始めていった。

果たして、(シフトには休みになってるとはいえ自分のやつ以外見ないであろう)他の人たちは私が突然来なくなったら、どんな反応を取るのだろうか。

なお、休職期間中は課長以外連絡取れないようにした上に、同期には私の休みについて聞かれたら「知らない、分からない」でいいから、と言ってあるのでもはや誰も私が休んでいる理由を知る由はない。

課長に休むこと言った時に「どうするよ、放浪の旅に出る?(笑)」なんてこと言って来たもんだから、遠出するつもりなくただゴロゴロゆっくり休むつもりが、どこか遠くへ行きたくなってしまった。

さあ、仕事を忘れると共に自分を守る為の7日間が始まるのであった、、、


中編はこちらから。