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お笑い芸人が実践!失敗を引きづらないための気持ちの切り替え方とは?

フォレスト出版編集部の山田です。

あなたは、仕事や私生活で失敗したことはありますか?
おそらくどんなに優秀な人でも、全くないという方はいないのではないでしょうか。

本記事では、『1秒で答えをつくる力 お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術』(本多正識、ダイヤモンド社)の中から、失敗しても頭をすぐに切り替えられるようになる方法についてご紹介させて頂きます。

本書の著者は、30年間で1万人のお笑い芸人を育てた「伝説のお笑い講師」と呼ばれている方です。本書では、著者が吉本総合芸能学院(NSC)で実際に行っている人気授業がまとめられています。

お笑いの世界でも「スベる」という言葉があるぐらい失敗がつきもののため、NSCでは失敗を引きずらないためのレッスンが行われているようです。

本書では、失敗を明日に持ち越さないようにするためには、ネガティブをポジティブに素早く転換することが大事だと述べられています。なぜなら、頭の切り替えができない状態とはネガティブな感情に心が支配されている時だからだそうです。

確かに、楽しかった気持ちよりも、恥ずかしかったことや悔しかったことの方が引きずりそうですよね?

つまり、ネガティブな感情を少しでも解消することができれば、気持ちを持ち直す事ができるわけです。

ネガティブをポジティブに変換した例として、著者は下記のかまいたち濱家さんの話を挙げています。

彼がまだ大阪にいたときの話です。千鳥の番組で濱家くんは突然バンジージャンプを飛ぶことになりました。
ジャンプ台に上がり、2時間が過ぎても3時間が過ぎても一向に飛ぶ気配がなく、日没で飛ばないままロケは終わってしまったそうです。
実は、濱家くんは高所恐怖症です。飛ばなかったのではなく飛べなかったのです。
後日、本人からのその話を聞いて「よう飛ばんかった、飛ぶ必要なんかない、飛ばそうとしたスタッフが悪い」とネガティブになっていた彼を励ましました。
 「2~3時間も待たせて飛ばないのか・・・・・」と思う人もいるかもしれませんが、濱家くんは勇気を出して自分を守ったのです。おそらく、カメラに映っていないところでもスタッフからのプレッシャーがあったことでしょう。
 それでも彼は、「自分のために」飛ばないことを貫きました。これは素晴らしいことです。
 「バンジージャンプを怖くて飛べなかった濱家くん」と「バンジージャンプを頑として飛ばなかった濱家くん」では、結果は同じでも感じ方は全く違うのではないでしょうか。

バンジージャンプ飛ぶことが求められる状況の中で、「飛べない」と考えるとネガティブ思考に縛られていたと思います。しかし、あえて「飛ばない」という選択をすることでポジティブに思考を切り替えていたというわけですね。

では、どうすればネガティブ思考に縛られず、切り替えができる頭をつくることができるのでしょうか。

著者は、下記の2つの方法で鍛えることでできると断言しています。

1.「事実」と「感情」をわけて考える
あなたはミスが発生した時、どのように反応していますか?

「一体、なにをやっているんだ!?(怒)」
「自分は要領が悪い」

などと、自分を責めていたりいないでしょうか。

この方法では、ミスが起きたら「確認が足りなかった」「準備を怠った」などミスの原因となった事実だけに淡々と向き合うそうです。なぜなら、必要以上に感情的になるとネガティブ思考が優位になり引きずってしまう原因になるからだそうです。

2.失敗を長い目で捉える
これは、ネガティブな出来事をそのままにするのではなくて、先を見据えて自分がこれから成し遂げることをする上で必要なプロセスだったと捉えるということになります。

ポイントとして、ネガティブなことが起きたその瞬間だけを見るのではなく、先のことも踏まえて、長い時間の中で考えてみることが重要であると、著者は述べています。

以上、失敗をポジティブに切り替える芸人的手法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

ストレスの多い毎日の中で、どんな人でもネガティブなことは1つや2つあると思います。そんな時は、上記の2つのスキルを実践して素早く切り替えることで、今日の失敗をむしろ糧にして、よりよい未来を迎えられるのではないかと思います。


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