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やめれないのか、やめる気ないのか(タバコ)

「タバコって簡単にやめれないんだって〜」という優しい言葉を発する友達数人いるけど、皆同様に一度もタバコを吸ったことがない人達。私が健康に気を使っているからなのだろうか?そんな風に教えてくれるのは。

いやいや、私も吸ってたから。吸ってたけどやめたから。止めれるよ、止めたいなら。
初めてタバコを口にしたのは小学6年生。
じいちゃんと父親が吸ってたタバコを残したまま2人とも亡くなって「もったいね〜から」とばあちゃんが吸ってた(笑)
それを見て、誰でも吸えんのかと思って吸ってみた。ふかしてみただけ。吸い込む技など知らないから。
ちょっとかっこよくなった気分だったけど、美味しい訳もなく。
家も学校の職員室もバスも煙草のニオイ。当時はバスも喫煙OKだったから。
母親がバス会社に電話してものすごい剣幕で怒り狂って「禁煙にしろ!」と言ったら禁煙になったと言っていた。
父親が陸運局の課長で、亡くなってから母がその下請けで働いていたので確かに何かしら力があったのかもしれないけど。

私が本格的に吸い出したのは18歳。美容学校に行ってから。当時の美容師は9割が女。男がたまに入っても女のパワーが凄すぎて居られなくなる。
そんな先輩達に可愛がってもらいながらタバコも吸ってみた。お酒もタバコも年齢関係なく買えたからいつでも手に入ったし。

中学の職員室に呼ばれて進路の話をする時にもタバコを吸いながら話をする先生。高校の体育教官室は吸殻の山。当たり前だから何にも思わなかったけど今ではありえない光景‍www

ちょっと、いや大分昔の思い出話になってしまった( ´◔‸◔`)

何が言いたいかというと。
タバコをやめれない人はやめれないんじゃなくて「やめる気が無い▪やめたくない」だけ。「簡単にやめれないんでしょ?」っていう優しい言葉をかけてあげる必要は無い。

簡単に。という言葉ね。
依存してきたものを【簡単に】はやめれない。当たり前。簡単にやめれるってことは依存してないんだから。
本気出したら【簡単】じゃなくてもできる。

私がタバコをやめたのは娘のため。
妊娠がわかってすぐにやめて、産まれてすぐに入院することになった娘のため。
この子を授かって初めて自分が生かされている意味を知った。

いつ死んでもいいと思って自分を雑に扱ってきたのは、自分だけを必要としてる存在がいないと思って生きてきたから。

タバコの害は周りに害を及ぼす。吸ってる本人が病気になるのは自己責任だけど子供やタバコを吸わない人に害を与えることを吸っている本人はわかっていない。
わかっていたとて、罪悪感がない。

元夫の幼なじみ7人ほど、全員タバコをやめた。かなりなヘビースモーカーだった人も。全員、子供のためにやめた。
共通して、皆子煩悩でママよりもパパの方が子供とよく遊ぶ。参観日も必ずいる。

そういうことなのだ。
【大切な何かのため】絶対にやめなきゃならない。何よりも【やめたい】と思ってるかどうか。
私の周りも完全にやめた人は沢山いる。
そしてその殆どが男性!
女は逆に、妊娠中は吸わなかったけど子供が産まれたらすぐにタバコを吸いたくて母乳を与えずミルクオンリーにした人を何人か知っている。

そういうことなのだ。
今だにタバコを吸ってる人になぜやめないのかを聞いてみると皆同じことを言う。
「やめる気ないもん」

清々しいほどハッキリしてるから、タバコをやめない人のことを「簡単にやめれないんだよ」と優しく擁護する必要は無い。

タバコを吸わない人にとってタバコの煙もにおいも悪でしかないんだから遠慮なく言ってよし。「くっせーんだよ!迷惑だよ!」と。
それはもちろん、気心知れた中の人にだけだけどね(笑)
見ず知らずの人に言わないように。タバコじゃないかもしれないし。

体調のこと、お金のこと、仕事のことを相談されることがよくあるけど「タバコやめれ。酒飲みすぎ。」という言葉には「それはやめらんないから〜!」という答えが返ってくることがよーくある。

じゃあ、しょーがねーじゃん。やめる気ないんだったら文句言うな。自業自得。
っていうのが私の返答。

ほんとにやめたい、自分を変えたい!
と本気の覚悟の人には本気で付き合ってます⸜(*´꒳​`*)⸝‍

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