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じっとしているのが苦手な5歳男児もピタリ! 魔法の撮影方法とは?《後編》

 元気よく走り回る5歳と3歳の双子の3兄弟の記念撮影。
 小さなお子さまが3人というだけで、てんやわんやになりそうですが、実はそれぞれに発達特性がある3兄弟でした。それでも、出張撮影だからこそできるフォトグラファー・MISATOさんの5つの魔法を《前編》でご紹介しました。

 後編では、実際に撮影してみてどうだったのか、率直な感想をお届けします。

©fotowa / MISATO

撮影を振り返って〜3兄弟のママの感想〜


――今日の撮影はいかがでしたか?

 すごく良かったです。こんなに子どもたちが楽しみながら撮影できたのは初めてです!

 ある程度、こういうところで走ったり、発散させながらじゃないと難しいので。
 下の子たちも、ルーティンが崩れたりすると難しいんです。新しい環境だと普段は気にならないことが気になったり、知らない人がいると泣いてしまったり。
 でも、今日は慣れた環境だったし、本人たちのペースで、自由に遊びながら、できそうな時に撮影していただけました。
 目線をとるのも難しかったと思いますが、MISATOさんの対応が素晴らしくて、さすがプロだなと思いました。

――今まで撮影で、苦労されることはありましたか?

 今まで写真スタジオで写真を撮っても、目線が合わなかったり、泣いているか、しっちゃかめっちゃかになっている写真しか撮れなかったんです。走り回ったり、大変な思いをさせて撮ってもらうので、申し訳ないし、いつも途中で疲れてしまって「もう帰ろう……」ってなってしまって。

 普段、自分でも子どもたちの写真は撮るんですが「子どもと自分(ママ)」の親子写真は、ほとんどありません。

 だから、今日みたいに「楽しかった!」って言いながら一緒に撮れたのは本当に貴重で、嬉しかったです。ずっと、ちゃんとした家族写真を撮りたいと思っていたので、本当に良かったです。

©fotowa / MISATO

――また、出張撮影を利用したいと思いますか?

 ぜひ。来年、長男の入学に合わせてランドセルと一緒に撮りたい! と思いました。

 周囲の似たような状況のママたちにも、教えてあげたいと思います。わたしの周りでも「写真が撮れない」「まともな写真がない」という話はよく聞きます。

 じっとしていることができないと、スタジオで追いかけ回しているだけで、ママが疲れるし、知らない場所が苦手な子にとっても、慣れた環境で自然に遊びながら撮れるのは、ありがたいです。

 無理になにかをさせるのではなく、いつものおもちゃを使いながら撮影できるのが、親にとっても子どもにとっても助かるので、みんなにも教えてあげたいと思います。

撮影したフォトグラファー

MISATOさん

https://fotowa.com/photographers/ohisamacamera

fotowaフォトグラファー・MISATOさん

 わたしがfotowaで『発達凸凹相談歓迎』アイコンを表示したのは、発達特性をお持ちのお子さまの保護者の方にも、撮影を楽しんでいただきたいと思ったからです。アイコンを表示することで知識と理解があることを明確にして、出張撮影のハードルを下げられたらと思いました。

 撮影の難易度が上がることは否定できません。
 プロとして撮影を引き受ける以上は、プレッシャーでもあります。

 でも、ひとりの親として「撮ってくれる人がいるなら是非お願いしたい」という切実な気持ちはとてもよくわかります。

 わたしは、幼稚園の先生としての知識も経験もありますし、発達特性を持つ子がいるクラスを受け持ったこともあります。
 どんなお子さまに対しても、成長の段階に合わせた接し方、興味の引き方、遊び方、たくさん引き出しを持っていることは自分の強みだと思いますし、自分も親だから「慣れている人にお願いしたい」という気持ちにもなるので、どのようなお子さまであっても、わたしで良ければお引き受けしたいと思っています。

 ADHDだから、ASDだからと決めつけるのではなく、個性として受け入れて、その子の好きなもの、苦手なものに合わせながら、これからもたくさんのご家族を撮影していきたいと思っています。

https://fotowa.com/photographers/ohisamacamera


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