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【シン性別】精子を作る人・卵子を作る人

コンにちは。
少し前に、アメリカの雑誌で『女性』という表現を辞め、『ヴァギナオーナー(膣所有者)』と呼ぶことを提案し、悪い意味で話題となっていることを、お話ししましたね。

今回も、新たな性別区分新たな性別表現についてのお話です。
新たな提言が、また悪い意味で話題となっています。

話題の現場は、今回もアメリカ。バーモント州のファウンダーズ・メモリアル・スクールという名前の小学校で、物議を醸す決定が下されました。

その決定とは…

『男性』『女性』の言葉を削除
『精子を作る人』『卵子を作る人』に変更

なんと、思春期を探る科学と健康ついての授業、日本で言う所の保健体育で『男性』『女性』の表現を辞め、代わりに『精子を作る人』『卵子を作る人』と表現することを決めたのです。

このニュースはTwitterでもトレンド入りしたこともあり、日本でも話題となっています。このニュースについて、多くの意見をコンは読みました。
そのほとんどが、否定的な意見だったと感じました。

「精子を作る人(person who produces sperm)」「卵子を作る人(person who produces eggs)」という言葉のインパクトに、引いてしまう方の気持ちも分かります。コン自身も性別を聞かれ「卵子を作る方です」と、答えることができる自信はありません。

ただ、『ヴァギナオーナー(膣所有者)』のブログでも言いましたが、証明できない心の在り方ではなく、自分が持つ性器の形状や機能でもって性区分をすることには、コンは肯定的な意見です。

コン自身が、自分の性別をうまく認識できていないからです。
コンは、胸があり、女性器があり、生理が来ています。ですが、性的興奮の対象に女性が含まれます。ただ、単純にレズというワケではありません。男性にも性的に興奮することがあります。レズ意識の強いバイという事になります。
さらに言えば、コンは幼い頃、自分を男性だと思っていました。「自分の選んだ性別で生きることができる」という同性愛者への道徳的言葉を、人間の肉体的成長の説明と勘違いしたのです。
幼少期のコン(通称ロリコン)はこう考えました。「今は無いけれど、近いうちにアレも生えて、生まれながら男子の人たちとお揃いになる。そしたら、お姉ちゃんと結婚できる」
しかし、一向にアレは生えてこず、胸が膨らみ、初潮が来ました。心が理解するより先に、体が女になりました。そして、人間には性別を自分で決めて成長する能力がない事を知り。自分は生まれた時から女性で、この先も女性なんだと理解しました。
理解したつもりですが、時々自分の性別が女性である事に、違和感を感じてしまうことがあります。コンはロボットや、特撮ヒーローなど、いわゆる男性向け作品が大好きです。「女なのに好きなんだ」人から言われることもあれば、自分自身で思う事もあります。
堂々と言う事では、ないですが…正直、めちゃめちゃコンはえっちな漫画や動画を見ます。お気に入りの多くが、男性向け作品です。そもそもR18作品は、女性向けよりも男性向けの方が作品数が圧倒的に多いので、そうなるのも自然な事なのかもしれませんが…コンはウシロメタサを感じてしまう日もあります。興奮を煽る女性の姿を見ながら、同性の、女の自分がこんなもの見て許されるのだろか…やっぱり自分は、女ではないのではないか。そう考えてしまいます。
でも、昔は抵抗があった可愛い恰好やスカートも平気になりましたし、スタイルを維持したいとも、カワイイと言われたいとも思うようになりました。
また、男性を異性とも認識していて、苦手意識さえあったりもします。でも、女性に対し、同性だからという仲間意識を抱けているわけではありません。
自分が男性でない事は分かった。男性に成れない事も分かった。男性に成りたいという希望にも諦めがついた。でも、だからと言って、自分が女性であることを、100%全部認め納得できているわけではない。それが今のコンの本音です。

20歳も超えて、すっかり大人のコンですが、日々このように性自認について悩んだりしています。

そういう立場の人にとって、『自分が持つ性器の形状や機能による性区分』は『男女二択』よりも受け入れやすかったりします。
事実コンならば、考え方や性嗜好が何であれ、女性器があって生理がある事は揺るがぬ事実なので、悩むことなく自分自身を『ヴァギナオーナー』『卵子を作る人』と認識することが出来ます。

『ヴァギナ(膣)』『卵子』『精子』こういった言葉のインパクトが強すぎて、このような新たな性区分の提言は、バカ話のひとつとして扱われ、まともに議論されていないように感じます。ワードセンスに捕らわれず、性別の表現問題を多くの方に考えてもらいたい。そうコンは思っています。

そもそも、『ヴァギナ(膣)』は女性にあって当然で、『卵子』も『精子』も、多くの大人が日々作っている当たり前のモノです。こういった言葉が、禁忌扱いされてしまっているのも、現在の性意識の問題なような気がしてきました。

今後、こういった性区分にまつわる提言は、数々出てくるでしょう。現在の性区分に完全に納得しているわけではない、当事者である身として、コンは今後も性自認問題を追いかけ続けたいと思っています。
また新たな提言が発表されたら、ブログにまとめ、皆さんにご報告したいと思います。

よかったら、皆さんの感想をお聞かせください。性にまつわる話は、人目が気になりますよね?
この件に関してのご意見ご感想は、DMに送っていただいて大丈夫です!

では、今回はここまで。
おしまい。
ばいばい、またね。


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