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出版前の本を読む方法(ネットギャリー NetGalley™) その1

🌟出版前の本を読む二つの方法

 私は時々、出版前の本についての読了ポスト(読了ツイート)をすることがあります。
 この、出版前の本を読む方法には二つあります。
 一つ目は「プルーフ」を読む方法です。プルーフとは、出版社が出版に先立って、書店関係者などに送られる、見本版やゲラ刷りのことです。書店関係者は、これを読んで感想を出版社に送ったり、発売に備えて仕入れや売り場づくりの参考にしたり、販売促進のためにその本のPOPを作ったりします。出版されたばかりの本の帯に、書店員の推薦文が載っている場合も多いですが、それはこのプルーフを読んだ感想です。
 ただ、このプルーフを読むことができるのは、原則として書店関係者のみです。幸いにも僕は、出版社からの好意から2回プルーフを読ませていただくことができました。
 もう一つは、書店関係者でなくても読める「ネットギャリー NetGalleyというシステムを使う方法です。

🌟「ネットギャリー NetGalley™」とは

 アメリカから始まった「NetGalley™」というシステムは、サイト上に出版社が発売前の本のゲラを掲載し、会員が読んでみたい作品にリクエストを送り、出版社に承認されると読むことができるというものです。日本では「株式会社メディアドゥ」が展開しており、そのホームページへ飛ぶには、次をクリックしてください。
NetGalley
また、「X (旧 twitter )」でのアカウントは「NetGalley™ Japan / ネットギャリー【公式】( @NetGalley_Japan )」で、「instagram」でのアカウントは「NetGalley™ Japan/ネットギャリー(netgslley_japan)」です。
 ここへの会員登録もダウンロードして本を読むのも、全て無料です。そして、読んだ後に書くレビューは、その出版社に直接届くようになっています。プルーフに比べると読める本は多くはありませんし、会員の種類によって読める本も違ってきます。でも、日々出版されている本の最前線に立つ事ができるだけでなく、読了ポストという「X」や個人ブログでの書き込みで完結してしまうことなく、出版社に直接レビューを届けられるという点で、非常に意義あるものと考えています。時には、出版社の方から送ったレビューに関してコンタクトしてくる場合さえあります。そのため、ひと月に3冊以上はここから発売以前の本をダウンロードして読んでいます。
 

 その2では、「ネットギャリー NetGalleyに会員登録して、出版前の本を読むメリットを整理します。そして、出版社が発売前の本を登録してから読者(レビュアー)が読み、そのレビューを送る(フィードバックする)までの流れを説明していきます。

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