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苦しさと生きていく

どうも。
今回は、続きというと何か変な気もしますが、高校二年生時からのことを振り返ってみたいと思います。

進級

前回書いたように、一時不登校になりながらも何とか進級することができたのですが、嫌なことがなくなったということは全くなくて、ある程度嫌々、我慢しながら学校に通うことにはなります。

まずクラス分けですが、けっこう知らない人が多いクラスになりました。
これは、自分にとってはけっこう良かったと感じています。去年自分が一時不登校だったことを知っている人が周りに少なくなってちょっと気楽になったからです。
それに、幸いなことにいじめなどは卒業まで聞いたこともなかったような平和な高校で、生徒はみんないい人ばかりだったので、クラス分けが苦になるということはなかったのです。

一部思い出

ここまでネガティブベースで書いてきたところアレですが、正直二年生の時はけっこう楽しいことも多かったです。
クラスは皆仲が良くて文化祭も盛り上がったし、修学旅行も楽しく過ごせました。

だから人間関係やつまらなさという点での悩みはこの頃少なかったですね。

成績の低下

一年の時からすでに怪しくはなってきていたのですが、二年生あたりからかなり目に見えて成績が悪くなってきます。
部活は一年生の間に辞めていたので、これはもうモチベーションの問題が中心だったのですが、授業についていけない→面白くない→勉強しないってな感じの悪循環に見事に陥っていました。
特に英語は本当に苦手で、テストで赤点を取ることも。その度補習や再テストといった救済措置で何とか助けてもらっていました。

自分では、実際やってないから結果は仕方ない、と受け入れつつも、中学まで学年トップ10くらいだった学業成績が、環境が違うとはいえ高校では底辺近くに落ちてしまったのですから、少なからずそのギャップが苦しくなることはありました。

特に、周りからの目がしんどく感じることが増えてきます。
家族からは、これまで学業で褒められることが多かったのですが、成績がガタ落ちしているわけなので当然そんなことはなくなり、勉強するよう促されることが増えました。

私も、結局入試もあるし、二学期あたりから自分なりには頑張って上がった科目もありましたが、どうしてもなかなか上げられないものもありました。
そこで「もっと頑張ろう」とか「やる気出さないと」みたいな言葉をかけられるわけですが、自分としては勉強以外も含めてけっこう頑張って生きているつもりなのです。なのにまだもっと頑張らなければいけないの?と思うと辛くなりました。

前まで出来ていたのもあってやればできる子だと思われていたから、できない=頑張ってない と認識されていたのかもしれません。 
もちろん自分を信頼して言ってくれていたことだとは思うし、しっかりサポートもしてもらって感謝していますが、当時の自分にとってはネガティブにしか受け取れませんでした。

当時の苦しみ

成績低下で辛かった、ということを書いてきましたが、ここで当時の私の状況を、一度客観的に見てみます。

「普通に学校に通っていて、成績は悪く、学校に一部苦手意識があるものの、行事は友達と盛り上がったりもできて、親との関係も良好」という感じでしょうか。

「けっこう普通じゃね?」と思いませんでしたか。私もそう思うし当時も思ってました。
でも、こんな普通な状況でも、成績含め何だか毎日けっこうしんどさというか、生きづらさ的なものを感じていたんですよね。

そんな私は、「自分は大して不幸な目にも理不尽な目にも遭っていないのに、こんなに辛い辛いと思っているのは、もっと不幸な目に遭っている人に失礼なんじゃないか」というような思考になっていきます。

親から虐待されていたり、いじめを受けたりしている人もいるのに、自分はこんな程度で生きづらいだ何だと思っている。
この事実に罪悪感に近いような感情が出てきて、より苦しくなりました。

気持ちから変えていこうと、今日からポジティブに生きよう!と心の中で表明したりしたこともありましたが、気持ちなんて変えようと思って変えられるものではありませんでした。

こういう思考になっているので、周りに弱音を吐くこともより一層できなくなりました。

苦しみとの付き合い方

今になって思うのですが、苦しみってきっと人と比較するものではないです。
もちろん、いじめや虐待の被害者と同じくらい自分も苦しんだ、なんて口が裂けても言えないし、程度や重さに差があるのは事実だと思います。

でも、自分が今苦しいということは事実としてあって、人よりマシだから耐えろって言われて耐えられるものでもないです。

本来ならここで何か解決策みたいなものを提示できれば記事として綺麗にまとまるのかもしれませんが、私はそんなものは持っていないし、今でも苦しさとの付き合い方に悩んでいます。

ただ、私も同じような悩みがある人の文章を読んだりした時、何も解決しなくても、ほんの少し心が軽くなったりしたので、少しでもこの記事がそういう風に役立ってくれたらいいな、と思います。

では。

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