見出し画像

断酒100日をしてみて


飲酒歴と断酒の目的

お断りとして今回はコーヒーブレイクなる記事である。数理哲学の要素は微塵もない。

私は20歳から今までお酒を飲むことが好きで平均的な人より遥かに飲んでいたように思う。平均して1日500mlのビール2本、それを毎日である。実際に断酒前の2ヶ月間は休肝日というものを一度も設けたことが無い。というか飲酒欲が抑えられず無理だった。
今回の断酒の目的は「①お金」と「②ダイエット」である。そもそも4月前は1年以上無職だったので貯金がどんどん無くなっていた。そして今年度働いて以降も車を買い、スーツを買い、今までで一番高い家賃の所に住み、とお金が溜まるどころか家計がピンチであった。もう一つ、ダイエットとしては身長172cmに対して80kgもある体重を減らさないとコミュニケーション業として流石に見た目的に悪いかなと思ったからである。

禁酒に失敗し続けて1年

しかし禁酒は最近になってしようと思ったわけではない。
今回の断酒開始は7/8からだが(なので11/6現時点で断酒122日目)、それを始める約1年前にも禁酒を行っていた(その禁酒は2ヶ月くらい続いていた)。
しかしその後飲んでしまい、再び禁酒をしないといけないと毎日思い続けていたのだが、毎日飲酒欲に負け続け飲んでしまっていた。つまり1年近く毎日禁酒失敗していた経緯がある。

最も苦しかった3日間

個人の感想として禁酒して3日間くらいで全てが決まるように思う。禁酒開始3日間くらいは自分の意志を超越した部分で飲みたくなり、耐え難い飲酒欲があったのだが、それを超えると意志でどうにかなるレベルであった。
3日過ぎても「別に禁酒しなくても良くね?」、「もう飲んじゃおうか」とかいう強い誘惑は毎日あるのだが、「絶対飲まない」と思っていれば何とかなるレベル(※私の場合は!)であった。逆に言うと100日以上過ぎた現在においても酒が夢に出ることは沢山あるし、美味しかったな、とか楽しかったな、とか言うことは明確に覚えている。
しかし、100日続けることより、最初の3日を耐えることの方が確実に辛いのである。

禁酒メリット1(お金が減らない)

ここからは禁酒のメリット・デメリットを書いていきたいと思う。
まず最も大きいメリットはこれだろう。飲酒は圧倒的にお金がかかる。アルコール以外にもおつまみ代(刺身とかなら高い)がかかるし、飲んでいると全くお金が貯まらないし、いつもお金で焦っていた。これが無くなる。

禁酒メリット2(痩せる)

ダイエットになる。アルコールはエンプティカロリーと呼ばれ、カロリーがあるくせにそれは栄養にならない空っぽのカロリーであり、つまりアルコールが代謝されるまで肝臓は他の栄養素の代謝を辞めるらしい。つまりお酒を飲みながら夜に摂取した糖質はそのまま脂肪になるし、朝はむくむと言う恐ろしいことが起こる。
これが無くなるので痩せる。
・・・私は体重は減っていないが、体型は変わったと周りに言われる。(筋肉量の変化)

禁酒メリット3(健康)

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるように、我々がその悲鳴を聞いた瞬間手遅れと言うことがある。肝硬変になったらもう治らないと聞く。(※あとは痛風も一度なったら癖になると聞くので怖い)
私は飲酒最中も肝硬変からは遠いとは思ってはいたが、幾許かの恐怖はあった。それが完全に無くなる。
・・・注意したいのは糖質の過剰摂取でも肝臓にダメージを与えるということだ。しかし、糖質はアルコールよりも(流石に)中毒性は低いので過剰摂取くらいなら抑えることはできそうである。

禁酒メリット4(夜長)

時間の有効活用は大きなメリットである。
特に毎日夜に飲んでたので、飲んだら倒れてもう何も出来ないという感じだったが、禁酒してからは夜がだいぶ長くなった。
一応いつもは「数理哲学」を謳って記事を作成しているので、記事のネタ集めの勉強を出来る時間(やるかは置いといて)もかなり長くなった。
そして飲酒しないと頭の回転も良い。

禁酒メリット5(メンタルの健康)

これはよく言われる。

禁酒デメリット1(飲む楽しみが減る)

はっきり言ってアルコールで脳が麻痺してダラダラ何かYouTubeなどを見るのは楽しい。
飲酒しているみなさんは飲みたくないのに完全に「中毒だから」で飲んでいるだろうか?・・・私は違うと思う。
やはり飲んでいる時の楽しさというのがあるから飲んでいるのである。それを失う。

禁酒デメリット2(食事の美味しさが薄れる)

よく言われるのはこの反対で、禁酒により味覚が敏感になり、食事が美味しくなると聞くかもしれないが、私個人は断酒により味覚が敏感になったと微塵も感じない。・・・一体普段からどんだけ飲めばそうなるのか。
適度な飲酒は食事に合わせるとかなり美味い。個人的にはこれはおおよそ確かな事だと思う。

禁酒デメリット3(出会いが減る)

社会人になり(というか学生時代もだが)出会いは全くない。しかし、飲むために外に出れば実際にあるかどうかは置いといて、出会いがある可能性があるという希望の光は見える(・・・ように錯覚する)。実際的に錯覚こそが幸せに繋がる(如何に空虚であろうが)こともあると思っているのであるが、その可能性が潰れる。

断酒をするかどうか

結局はこのトータルで見て断酒を決行するかどうかである。
強烈な意志で臨めば最初が勝負である。最初を乗り切るために禁酒外来に行くのも良いと思う。あと、「3ヶ月だけ禁酒」というのは辞めた方が良いとは思う。そんなに細かい制御が効く人は酒が問題になっていない人である。酒が問題だと思う人は最初の制御が大問題なのでやるならずっとやった方が良いと思う。

私は「断酒」とは言っているが、あと1年くらいしたら飲むのも良いかなと揺れている・・・。しかし、逆にいうと500日間くらいは飲まなくても良いかなと思う。今の私にとっては禁酒のメリットが大きい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?