見出し画像

au 3G停波によせて(感想文)

今日、au 3Gの停波だそうですね。
4G対応携帯でも、音声通話は3Gだったりする端末(VoLTE非対応端末)もあるのでご注意を。iPhone5とかそれ系ですね。

平成元年にアマチュア無線技士を取得した私としては、当時のアナログ(1G)からPDC(2G)からcdmaOne(2.5G)があって、
完成形としてのIMT-2000(サービスとしてはCDMA2001x(日本ではKDDI)/W-CDMA(ドコモが中心)これが3G)を体験できたことは、とても感慨深いものがあります。

また、DDIセルラーグループが、他社に先駆けてcdmaに、1兆円以上の負債を抱えながらも投資をして賭けに勝って、DoCoMoを純増数でぶち抜いた時の「世の中変わった感」もすごかった。

無線通信の重要な技術要素はcdma(2.5G)の時に大きく変わってて、RAKE受信とパワーコントロールなどが実装され、これまで邪魔なノイズ電波としていかに捨てるかが重要だったマルチパス要素を、かき集め(RAKE)て元の信号に復元するとか、PHSより少ない電力に落とせる制御とか。
未来を感じました。

3Gはそこに広帯域化技術をのっけてきた感じ。
携帯で2Mbpsの高速回線、しかも使い放題とか、衝撃的でした。ちなみに初めて持った3GはW31Sです。メモリースティックでウォークマンとして使える(なんとリモコンも付属。気前いい。YUKIかわいい↓)

そして、日本人の悲願(?)だったグローバルローミングも3Gで実現されることになります。
日本以外の世界中がGSMを採用していた当時、他の国では国際ローミングが当たりで、それを指をくわえて見るしかなかった日本人(海外出張が多い人はGSM電話機くらい持ってたはずですが、国内では使えない)。

個人的には、普段使っていたiPhone3Gsが海外旅行で普通にローミングできたのが感慨深いものでした。

平成を支えた重要な通信規格もおわり、4Gも定着しているなか、キャリアは5Gに移行しようと頑張っています。
移行は苦戦しているようですが、このまえ近所で5Gエリアがあったので測ってみたら、下り400Mbpsとか出てました。意味がわからん、というレベルです。
住んでるマンションの光回線の5倍くらい速いです。

時代は変わり続けるので、3Gの終焉も単なるマイルストーン。一里塚です

私がお爺ちゃんになるころには、若者に「むかし5Gってのがあってのう、5人の爺さんで5爺(G)とかTVCMで言ってたわ」と言ってるのかな。

その頃には「そのTVCMって何?」という質問が出ることを期待しつつ

※cdma自体の説明はこちらがわかりやすい(?)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?