昨年、最もハリウッドに愛された曲『Take On Me』by a-ha を知っていますか

1985年。電電公社がNTTになり、5月の3連休がゴールデンウイークという名前で始まったこの年の夏、『メンバーの顔がはっきりしない』『コミックと現実を行き来する』という珍しいミュージックビデオで一世を風靡したのが、a-haの『Take On Me』でした。

『Take On Me』は知らないという人でも、曲を聴けば一度は聞いたことがある人が多いと思います。80sのオムニバスCDには必ず入ってますし、日本では最近でも、インストゥルメンタルでセブンイレブンのBGMとして流れたり、サスペンスドラマのラストの曲にまで(似合わないのに)使われたりしています。バブル期には扇子を持って踊る「パラパラ」というダンスが流行りましたが、その「パラパラ」は、この曲の出だしから来ているという説もあります。最近では、映画『La La Land』で使われたほか、フィギュアスケートの選手がこの曲で踊ったり、ゲームにこのビデオを模したシーンがあったり、最たるものは『Ready Player One』という映画のストーリーに大きく関わっているミュージックビデオでもあります。なんと、ある記事によると、昨年最もハリウッドで愛された曲(映画に利用された曲)だそうなのです。

a-haはこのデビュー以降88年まで、毎年来日していました。出演回数が多いことから、FNS歌謡祭の特別賞を受賞したこともあります。ユニセフに強力するという形で、GatsbyのCMにも出ていました。

さて、ここまで読むと私と同世代か上の人達は「ああ、いたね」「なつかしいね」と思うかもしれません。中には2010年に一度解散したのをご存知なかたもいらっしゃるかと思います。実は、彼らは再結成し、『Cast In Steel』というタイトルのアルバムをユニバーサル・ミュージック・ジャーマニーから発売しています。そして、今もなお、人気は衰える事を知らず、2015年には、なにかと話題のノーベル平和賞のコンサートで、同じくノルウェー出身の新進のアーティストKygoとコラボした『Take On Me』を披露、昨年は『MTV Unplugged』の企画で、『Take On Me』のアコースティックバージョンも演奏しています。これは、日本語の和訳をつけた状態でMTV Japanでも放映されました。

好き嫌いはあるかと思いますが、実のところ、『Take On Me』は1985年にリリースされるまでには何度も形を変えている曲であり、彼らもまたそれを隠していません。元は、メンバーでギターのポール・ワークターとマグスことマグネ・フルホルメンがやっていたバンドの曲で、ボーカルのモートンは彼らが一度渡英してノルウェーに戻ってきた後、合流してa-haを結成しました。モートンはこの時、『Take On Me』の特徴的なリフを聞いて、「もし、これをなくすなら、僕は一緒にはやらない」と言ったとマグスがインタビューで答えています。

こうして、形を変え、1985年の発売で遂に世界的ヒットとなった『Take On Me』。バンドにとってはヒット曲だからこそ存在が大きすぎた時代もあったようですが、今はそういう意識もなくなったのだとか。その『Take On Me』ですが、来年、35周年を迎えます。

来年は彼らのドキュメンタリーフィルムの世界配信が予定されている年でもあり、かつ35周年という記念すべき年でもあります。『Take On Me』が35周年ということは、デビュー当時からファンになった人にとっては『ファン歴35周年』でもあります。その35周年の年にあたって、公式サイトから彼らのファーストアルバム『Hunting High and Low』全曲を演奏するというコンセプトのコンサートが、来年2月からクリスマスまで開催されることが発表されました。現在、Change.orgでは、彼らの来日署名を実施中です。

もし、よろしければ、ぜひご参加ください。署名はこちらです

最後に、『Take On Me』以外にも良い曲が沢山あるので、こちらは『Hunting High and Low』ではありませんが、いくつか紹介したいと思います。

こちらはアルバム『Analogue』から、表題作の『Analogue』。

アルバム『Cast In Steel』から『Living At The End Of The World』

アルバム『Foot of the Mountain』から表題作『Foot of the Mountain』

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fubuki_misaki(Tomoko)

横浜にあるソフトウェア会社、勤続20年越えのシステムエンジニア兼二児の母親。現在、ノルウェー語を学んでおり、中級レベル。NORLAのサポートをうけて、ノルウェーの詩の翻訳中。その他、モートン・ハルケットファンサイト管理人。http://www.morten-harket.jp/
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