まずは捨てない選択をしてみるようになったできごと
服やバッグ、スニーカーなどを手放すときは、一旦捨てずに、次の人へバトンタッチできる方法を選んでいます。
もう何年も前のことになるのですが、きっかけとなった出来事がありました。
当時のわたしは30代で、持ち物を整理し減らすことに勤しんでいた時期でもあります。
このときも捨てるのではなく、よく利用していたのがフリマアプリ。
服やバッグ、バレエシューズに化粧品のサンプルまで。
履歴を見れば、400件以上のお取引をさせてもらっていました(!)
こんなに手放す物があったのですね。
あるとき、かなり履き込んだコンバースの白スニーカーを手放すことに。
ほぼ毎日のように履いていた、お気に入りの一足でもあります。
それだけに商品のランクは、どうしたって「全体的に状態が悪い」一択。
もちろん次の人にも履いていただけるような状態ではあるのですが「履き込んだ感はあるよ」といったところでしょうか。
試しに出品してみようと、たしか送料込みで800円〜1,000円位の値付けをした記憶があります。
すると、あっという間に(出品してから30分ほどだったと思う)売れたのです。
もう本当にびっくりして(出品したのに)、取引メッセージでこんなことをお相手の方に送りました。
お相手の方からは、ご丁寧にこんなお返事が届いたのです。
「そうか…!こんな探し物をされている方もいらっしゃるんだ!!」と、目から鱗がパリパリと剥がれた感動は今でも忘れられません。
同時に「私の持ち物ひとつが、誰かのお役に立てる可能性をきっと秘めている」とも。
まずは捨てないという選択を採用しようと、静かに決めたのでした。
実はこれには続きがありまして、つい先日、夫の通勤バッグがだいぶ古くなったので「捨ててもらえる?」と。
「たしかにこれは捨ててもいいのかな」と一度ゴミ袋(新しい)に入れてみたのです。
そのとき、あの日のスニーカーのことがふっと頭に。
ゴミ袋から救出し、いつもお買取をお願いしている古着買取のお店へ出してみることにしました。
数日後、1,000円を超える買取金額の連絡をいただいたときは、嬉しいというより、もはや感動。
きっとクリーニングをして、次の方へバトンを渡してくださるのかな、なんて想像してしまいました。
ちなみにバッグの買取金額は、夫の誕生日ケーキ(私の分も)へ充当済みであります。
自分の手元から「いる・いらない」を決めるのは自分自身ですが、その後の「いる・いらない」を決めるのは、自分じゃなくてもきっといいのかもしれません。
(もちろん、ご迷惑になるほどものすごく状態が悪い物などは例外ですが)
次の人へのバトンは、フリマアプリを利用するも良し。バトンを繋いでくれるお買取のお店へお願いするも良し。
物の整理には、次の人へ繋ぐという選択肢もあってもいいのだと思っています。
そのためにはどんな物を、どの位の数で選ぶと良さそうか。
役目を終えて手放すことから逆算してみると、物選びの基準が見えてきたりもします。
さて、そろそろ冬物を見直して、春服に衣替えの季節が近づいていますね。
私も今週あたり、アウターの見直しと入れ替えをはじめていこうかなと思います。
では、また水曜日に☺︎
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