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商売にはおもいやりが必要

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチ
お金とビジョン実現の両立を後押しするパートナー
フジガッキーです!

きょうのテーマは、「商売にはおもいやりが必要」です。

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「もっと効率的に儲ける仕組みはないか」

それは、先日の出張相談者からの相談内容でした。
その方は歯科技工士で、海外の技法を取り入れた質の高い歯の材料を提供しており、歯科クリニックからの評判がよく、注文が途切れることがないのだと言います。

でも、お一人で作業に従事しているため、どうしても1日に仕上がる製品には限界がある。従って、売上高も思うように伸ばせていないというのが悩みでした。

作業できる人を雇えば良いのでは?

実は、これまでもトライアルでインターンを入れたことがあったのですが、長続きせず去って行ったのだそうです。完全フルオーダーのため、指先の技術の習得は如何ともし難いのだというのです。

競合する仲間との連携

でも国内には、同じ技術を持った職人は数多くいらっしゃるのだとか。でも、いずれの方とも競合の関係にあるため、まったく顔も見たことがなかったり、ましてや仕事上のつながりなど考えたこともないとのことでした。

でも、その方が困っていらっしゃるのであれば、同じように一人でやってらっしゃる同業者の方もきっと同じ悩みを抱えているはず!

「ならば、そうした職人さんと連携してみたらいかがですか?」

わたしからはそう提案してみました。

流行のビジネスモデルといった商売の仕組みを導入することも大事かもしれませんが、その仕組みを支えるのは、やはり「人」

競合から商売のより良いやり方を学ぶ、一緒に成長する。

これも重要なことだと考えるからでした。

商売にはおもいやりが必要


商売とは、お客様のためにするものです。

お客様に心から奉仕して、愛されるところに真の商道があります。
たった一つの目的のために、力を合わせる仕入先、卸先が必要なのです。そしてそのためには、お客様を大切にしてくれる従業員が必要です。

おもいやりとは、そんな彼らと同じ道を歩むために大切なもの。おもいやりとは、他者のためであり、めぐって自身のためになるもの。その量は多ければ多いほど、その質は高ければ高いほどいいのです。お返しは必ず訪れます。

「店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる」(笹井清範著)

この箇所を読んでいたら、そんな相談者の顔が浮かんだのでした。


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