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サマーキャンプや短期留学に関するあれこれ

こんにちは、価値ビンです⭐️

今回はサマーキャンプや短期留学に関するあれこれです。
子どもにとって夏休みはあっという間ですね。
しかし、日本で仕事をしている方のほとんどは、
お盆休みが1週間で、それほど親が子どもにかけられる時間も多くない。
そこで選択肢として頭に入れておきたいのが、
子どもを預けて楽しんでもらうサマーキャンプや短期留学です。

サマーキャンプや短期留学などは
ゴールデンウィーク明けから調べて、
予約しないと間に合わないものが多いのですが、
今回は今後のサマーキャンプや短期留学に向けて、
参考になるサイトなどをご紹介します。

子どもの自然体験の重要性や、世界の留学事情
そんな情報を知り、いつか来る子どもの『やりたい!』
備えてみるのはいかがでしょうか。


1. サマーキャンプとは

サマーキャンプとは、夏休みの期間を利用して
子ども達を施設や団体に預け、子ども達とそのスタッフで
あらゆるアウトドア体験や社会活動などに参加することです。
普通のキャンプと違うのは、親元から離れるところですね。

ちなみに、サマーキャンプはアメリカが発祥と言われています。
アメリカの夏休みはとても長いので(3ヶ月!!)、
その時に利用するのがサマーキャンプです。

https://happybanana.info/?p=11534


キャンプのみにとどまらず、民間が運営している
水泳、テニス、カヌー、クラフト、ピアノ、LEGO、
他にもSTEM教育のプログラミングやアートキャンプなどもあるそうです。

年齢が低いうちはデイキャンプといった、
子供を朝送って、夕方迎えに行くパターンが多いようです。

日本にもサマーキャンプはいろいろプログラムがあり、
検索すると様々な団体がヒットします。

いきなりサマーキャンプはちょっと・・・という方は、
普通のキャンプやデイキャンプなどから
始めてみるのもおすすめです。

1-1. 日本のキャンプ事情

ここ数年のコロナの影響もあり、
日本は空前のキャンプブームです。
日本オートキャンプ協会のオートキャンプ白書2022によれば
コロナで一時的に落ち込んだものの、再度回復傾向にあります。

https://www.autocamp.or.jp/post-14578/

※オートキャンプとは、テントを張る区画まで車で行くことができるタイプのキャンプ場のことです。

日本はとてもキャンプや登山に向いている環境で、
OECD諸国の中での日本の森林面積率トップ3に入ります。
日本は世界的にも自然が豊かな国なのですね。
自然に溢れたこの環境を子育てに活かさない理由はありません。

また、自然体験は子どもに良い影響があると言われています。
国立青少年教育振興機構の
「青少年の体験活動等に関する意識調査(令和元年)」によれば、
自然体験が多いほど、自立性、積極性、協調性、自己肯定感、探究力
高い傾向にあるということです。

https://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/154/File/gaiyou.pdf


キャンプに限らず子どもを自然で遊ばせることは、
子ども達の成長に大いに役立つということなのですね。

1-2. サマーキャンプで親元を離れるメリット

サマーキャンプでは、親に頼らず自分で考え、
行動を起こさなくては
なりません。
親元から離れることで自立心が芽生える点は、
サマーキャンプの代表的なメリットの一つです。

また、サマーキャンプでは知らない子ども達との触れ合いも多くなるため、
コミュニケーション能力が求められます。
新しい友達と協力しながら親がいないところでチャレンジする。
そんな貴重な体験ができるのがサマーキャンプなのです。

子ども達の「自分でできた!」という想いは、
いつしか自分の自信になり、
それが独り立ちしていくことに繋がっていくことでしょう。

ただし、子どもの興味はそれぞれ。
必ずしもキャンプが合うのかどうかはわかりません。
特に小学校低学年だと親元を離れるのは不安でしょう。

そこで、もっと身近なところから始めるという選択肢もあります。
地方自治体が提供する農作業体験やパン作りや陶芸などなど
探せば意外とあるものです。
自分の子どもが何に興味があるのかの宝探しができそうです。

また、小学校低学年はデイキャンプに挑戦してみるのも良いでしょう。
これなら親子で参加できるタイプのプログラムもあり、
比較的、気軽に参加することができます。

家族でキャンプをするのも良いですね。
道具をそろえるのが大変だという方は、
道具類がレンタル可能なキャンプ場もたくさんあるので、
そのようなキャンプ場を探すのも良いのではないでしょうか。
キャンプ場探しには、なっぷという便利なキャンプ場検索サイトがおすすめです。

1-3. サマーキャンプの費用・予約・団体例

サマーキャンプは全国規模のものや地方のものなど様々です。
費用は大体2泊3日で5万、5泊となると10万を超えてくるものもあります。
アメリカだと7週間で150万などもあるそうなので、
日本はまだリーズナブルなのかもしれません。

それでもある程度の出費になるので、前述したように
デイキャンプや家族キャンプで子どもの『好き』
確認しておくのも良いですね。

予約時期は、7月にキャンプするケースでは、
6月には締め切っていることが多く、前もっての下調べが重要です。

それでは、全国の規模の団体をいくつか紹介しましょう。

YMCA
言わずと知れた世界的にも有名な団体ですね。
1844年にロンドンで登場し、現在では120以上の国で活動しており、
日本には1903年からあるそうです。
提示したリンク先の下の方に各都道府県のYMCAへのリンクがあるので、
近場のモノを探してみてはどうでしょうか。

セントラルキッズチャレンジ
セントラルフィットネスクラブで有名なセントラルスポーツ株式会社が
運営するキッズ野外体験スクールです。
子ども向けスポーツクラブに既に入会されている方は、
チラシなどで見かけたことはあるのではないでしょうか。
会員でなくても参加できるようなので、
近くのセントラルフィットネスクラブ等に問い合わせてみるとよいでしょう。

そらまめキッズアドベンチャー
2000年に創業している株式会社そらまめキッズツアーは民間の組織です。
こちらは
【首都圏】埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県
【関西圏】大阪府、兵庫県、京都府
【東海圏】愛知県、岐阜県
で実施できるようです。

トムソーヤクラブ
株式会社日本旅行が運営しているサマーキャンプです。
関東、東海、関西、九州で行っているようです。
調べると関東しかありませんでしたが、現時点(2023年7月9日)で
8月のサマーキャンプの受付をしていました。

焦らずゆっくりと、どこかのタイミングで体験させてみてもいいかな〜、という気持ちで構えてみても良いかもしれません。

2. 短期留学とは

さてサマーキャンプよりも得るものが大きく、そしてハードルが上がるのが、短期留学です。

サマーキャンプにも英語のプログラムはありますが、
やはり実際に海外で過ごすのとは大きく違います。

日本でもグローバル化が急速に進み、
仕事場などでも海外の人を頻繁に見かけるようになりましたが、
日本で教育を受けている以上、日本という独特の文化の中では育むことが困難な視点や能力があるのは事実です。

短期留学の最大のメリットは
やはり多様な文化、多様な人種、多様な考え方に触れ、
広い世界を感じられることでしょう。

海外の子ども達はもとより自己表現が得意であり、
主張を良しとする教育を受けているので、あなたのお子様が
「自分から発信する」ことの重要さに気づくきっかけとなるでしょう。

しかし、皆様もお考えの通り、忘れてはいけないのが、
子ども自身が「行ってみたい!」と少しでも思っているかどうかですよね。
彼らがそう思うためには、以前に海外旅行に行ったことがあるとか、
たくさんの海外の人が参加するゲーム(ロブロックス等)をしているとか、
海外の話をよくしてくれる人が周りにいるかでも変わってきます。

親が子どもを短期でも留学させたいと考えているのであれば、
親子留学という選択肢もあります。
まずは、親が留学についてある程度の情報を集めてみましょう。

2-1. 世界の留学事情


世界におけるグローバル化は想像以上に急速に進んでいます。
下のグラフは世界の留学生の数です。
世界的にみると、約20年で留学生は3倍以上に増加していることがわかります。

次に、どの国の人が留学をしているのか見てみましょう。
(2020年データ)
G20の国に絞ってグラフを作っていますが、
日本は世界的に人口が多い国なのに、
留学生の数はかなり低いですね。

つまり、日本は人口に対して留学をする子ども
の数がとても少ない国だということが言えます。
逆にいうと、留学することであなたのお子様の
差別化を図ることが可能
です。
大学受験では英語が他科目の倍の配点だったり、就職でも英語関連の試験で優遇されるなど、英語に得意な人に有利な制度が増えています。

興味深いことに、日本の留学生数の減少の傾向は世界的に稀なケースなのです。
G20の国を対象に、1998年からの留学生の数の推移を見てみます。
(中国&インドは人口が多いため除外)

1998年では日本は2番目に留学生が多い国だったのですが、徐々に留学生数を減少させています。

これは少子化の影響でしょうか?
上記のグラフで、数少ない、留学生が減少傾向であった日本と韓国を比較すると、そうではないことが明白です。
※簡易的に試算

【日本の留学生】
2005年:63,494人
2020年:32,913人
減少率:約48%

【日本の15歳未満人口】
2005年:17,324,000人
2020年:15,045,000人
減少率:約13%

【韓国の留学生】
2011年:117,451人
2020年:100,610人
減少率:約14%

【韓国の15歳未満人口】
2011年:7,891,000人
2020年:6,307,000人
減少率:約20%

日本の子どもの減少率が13%なのに対し、留学する子どもは48%も減少しています。
(韓国の場合は少子化が留学生の減少に影響を与えてそうですね)

下記の記事によれば理由は4つあるようです。

"マスコミなどでは、多くの場合日本人の海外留学を阻害しているのは「若者の内向き志向」であると指摘しているが、海外留学の主な阻害要因はおおむね次の4点に集約されると考える。それは、「経済的な理由」、「就職活動とのバッティング」、「語学力の不安」、「教育関係者の留学に対する固定観念」である。"

https://www.nippon.com/ja/currents/d00390/

様々な理由があるものの、
語学力の不安が理由の一つになってしまうのは、
日本の公的機関による英語教育だけでは不足
というのが実情ではないでしょうか。

2-2. 短期留学のメリット

日本の教育を嘆いてもそう簡単には変わりませんので、
可能であれば短期留学等を使って、
子ども達にはグローバルを体感してほしいものですね。

代表的なメリットは、以下が上げられます。

  • なにより度胸がつく

  • 異文化体験(多様性の理解)

  • 問題解決能力

  • 英語への意識UP

海外の人は自ら発言する能力が高いです。
海外で過ごすとあなたのお子様が意見を求められることもあるでしょう。
英語力や文化の違いが原因で、その時は発言できなかったとしても、日本とは毛色の違う文化が存在しているのだと体感することで、子ども達は自らの価値観をアップデートすることができます。
正解も不正解もない「あなたの意見」を求められ続けると、少しであっても発言をすることになり、それは度胸を育てます。
そして、その度胸は自信をはぐくみます。

余談ですが、他人と積極的に関わることが苦手な子ども達は、関わらないで自分を保つことができるからこそ、海外生活を楽しんでいたという体験談を聞いたことがあります。
また、相手の言葉通りに受け取ることが必須で、曖昧さのない英語圏の文化が、自分の子どもにはとても合うものであったという話もよく耳にします。

一人ひとりの子ども達の得意や不得意の違いにより、
留学から得てくるものが違い、親の子供に対する
理解度が上がる可能性も大いにあります。

2-3. 短期留学の方法

ズバリ、留学エージェントの力を借りましょう。

まず、留学エージェントで子どもの短期留学に対応している
サイトを探します。
そして、そのサイトから資料請求しましょう。
電話相談を受け付けてくれるところも多いようなので、
意外と簡単に情報が手に入ります。
(困った時には rita@kachibin.com までご相談いただいてもいいですよ♪)

ご参考までに、留学エージェントをいくつか紹介します。

ISS留学ライフ
Z会グループが提供する留学エージェントです。
さすがZ会というところで、トップページから
キッズ、中学生、高校生、大学生、社会人
と選択出来てわかりやすいです。
大手なので安心ですね。

留学タイムズ
大手HISとも業務提携をしているようで、
各目的や各国の留学のポイントとして情報も多く載せており、
参考にするには良いサイトです。ジュニア留学もあり、
「授業のみ」のコースと、「授業とアクティビティ」のコースの
2つのコースがあるようです。
留学期間はは1週~1ヵ月のものが主流。

School With
留学前後で英語のサポートがあるようです。
ジュニア留学は見当たりませんでしたが、
親子留学はあるようです。
親子留学だとフィリピンがヒットしました。
他にもプランがあるかもしれませんのでご興味あれば
問い合わせてみましょう。

スマ留
料金プランが明確に出ているサイトで分かりやすいですね。
ただ、残念ながら現時点で親子留学や中学生留学は休止中の様です。
コロナの影響でしょう。

wish
カウンセラーが全員留学経験者だそうで、
現場の楽しさを伝えてくれそうですね。
小中高の短期留学やファミリー留学も選べました。

留学先として人気の国は

  • オーストラリア

  • ニュージランド

  • イギリス

  • カナダ

  • フィリピン

  • マルタ

英語の発音もよく、比較的治安も良いところが選ばれているようですね。
費用は1週間で20~30万ほど、2週間だと40万といったイメージです。

あなたのお子様は、テニスに興味がある?建築?アート?スポーツカー?
それぞれのお子様の興味関心に基づいて、どの国に行った場合、
何ができるのかを妄想するだけでも楽しいですよ♪

実際に子ども達が『行きたい!』となれば、
まずは行き先を親がある程度選定してから、
お子様が行きたいところを一緒に相談し、
そこでどんなことをするか想像を膨らませる・・・
ワクワクしてきませんか?笑

最後に・・・。

サマーキャンプと短期留学から
その周辺の情報をお届けしました。

私たちが大切にしたいのは、やはり我が子の視点ですよね。
あなたのお子様が『やりたい!』を見つけることがまだできなくても、
環境を作ってあげてじっくり待ってみましょう

子どもによって好きは様々
興味を持つ時期も色々
『やりたい!』が出た時に、なんとなく状況が想像ができたり、どこから情報を入手すれば良いかをざっくりと知っていると、ずいぶんと違いが出てきそうだなと感じています。

できることから一つずつ。
それでも確実に一歩ずつ。
一緒に歩いていきましょう✨


(株)Kachibin
発達障がい・グレーゾーンのある10歳〜15歳のお子様に向けてマンツーマン英語レッスン&探求型学習をオンラインで提供しております。
✨お気軽にご連絡ください✨
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✨ホームページ✨
https://www.kachibin.com/

「価値ビン」が目指しているのは以下の2つです。
1) 子ども達自身が自らの成長を感じて「僕の・私の価値がビ~ンと上がった!」と感じてくれること。
2) 彼らに関わる大人達が、子ども達の変化を感じて自分の価値がビ~ンと上がった!」と感じてくれること。

このブログが、我々が子ども達の成長のサインを見つけて受け取り、彼らと共に学びの旅を歩むための、数ある冒険の書の中の一つとなってくれることを願っています。




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