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結婚と同時に不妊治療スタート

産婦人科に行くと、妊活を1年程度続けても自然妊娠が難しいようならば、不妊治療を勧められるそうです。
私たち夫婦は、妊活期間0カ月。
初めから不妊治療、それも生殖補助医療(ART)です。
その経緯をお伝えします。

結婚しても別居生活

アラフォーで入籍した私たち。
結婚後すぐに子どもができたとしても、すでに高齢出産。
でも、結婚後すぐには妊活をスタートできませんでした。
なぜなら、結婚生活は別居でのスタートだったからです。

妻の職場と私の職場はかなり離れていました。
電車で1時間半、車でも1時間半。
ゆくゆくは、私の自宅で同居する予定。
妻は結婚に伴う異動希望は出しませんでした。
妻の職場では、結婚による異動は認められやすくなっています。
でも、私たちは別居生活からスタートすることにしました。
なぜなら、妻が私の職場近くに異動することで、環境の変化によるストレスが原因となり、妊娠しづらくなることを避けたかったからです。

管理職の打診を断った妻と週末婚スタート

入籍後の4月の人事異動では、妻の転勤なし。
妻は管理職の打診を断り、これまでの通りの業務を担う選択をしました。
管理職の打診を断る理由として「結婚の予定があり、いずれ転勤を希望するため」と上司に伝えた妻。
(上司からは「え、相手はいるの?」と驚かれたそうです。モラハラな雰囲気ではありません。私たち夫婦も笑い話として受け止めています。)
妻の職場では、結婚を理由に転勤を希望することもできます。
管理職の打診は断りましたが、転勤の希望はしませんでした。

妻の職場には、当時からすでに、定時で仕事を終える方が良しとされる風潮がありました。
働いている方々には温かい雰囲気があり、何かあった時にはお互いにカバーし合っていました。
妻は、転勤するよりもこの職場で妊活を続ける方が上手くいくだろうと判断したのです。
職場がかなり離れていた私たちは、週末婚を続けることに。
妻は金曜の夜に私たちの自宅に帰り、月曜のかなり早い朝に私たちの自宅から出勤。
月曜の夜から木曜の夜まで、妻の元自宅で過ごしていました。

即座に不妊治療スタートを決断

とはいえ、運よく週末に妊活に最適な状況が訪れるとは限りません。
子どもを早くに授かりたかった私たち夫婦は、基礎体温を測り周期を把握して排卵日を予測することで、妊娠を試みようと考えていました。
妻の月経周期はかなり安定していましたが、妊娠は望みにくい状況。
現実を突きつけられた私たち夫婦。

結婚後初の週末、妻は、私に妊活についての考えを伝えてきました。
「今の別居生活を続けながら、1年ほど妊活。1年経っても妊娠できないようならば、不妊治療を始めたい」

確かに、多くの方々は1年程度の妊活を行い、それでも妊娠ができない場合に、不妊治療を考えます。
自然妊娠に挑戦し、地元の産婦人科を訪れ、何度かタイミング法を試み、それでも難しいようならば、人工授精を試みる。
人工授精でもうまくいかないと、専門クリニックを考え始め、新しいクリニックを探して、そして迷って困って、ようやく決めたクリニックで、またタイミング法から不妊治療スタート。
多くのご夫婦は、不妊治療でこんな経緯を辿ることでしょう。

私は、妻の話を聞きながら考えました。
結婚した時にすでに高齢出産の年齢。
ここから1年、そして地元の産婦人科で1年、専門クリニック探しに半年、そこから・・・
そして、妻の話を聞き終わると同時に頭に浮かんだことを口にしました。
「専門クリニック、今すぐに探さない?」

こうして、私たち夫婦は、不妊治療の道を歩み始めました。

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