【呼吸が浅いと肩こりになる①】その理由を解説
肩こりでお悩みの方は少なくありませんが、肩こりになる原因の1つに呼吸が浅いことがあります。
呼吸の浅さで肩こりになる理由は下記のようにいくつかあります。
この記事で詳しく解説しますが、呼吸のしかたと身体の緊張・リラックスには大きな関係があるのです。
しかし、多くの現代人は、過度なストレスや運動不足、間違った姿勢を続けることなどから間違った呼吸の仕方を身に付けてしまっています。
そのため、呼吸が浅くなり、肩こりをはじめとするさまざまな身体の不調が出てしまうのです。
そこでこの記事では、まずは呼吸が浅いと肩こりになる理由について詳しく解説します。
また、この続編として次の記事で呼吸法などを紹介します。
知りたいところから読んでみてください。
呼吸が浅いとリラックスしにくい
そもそも、呼吸が浅いとリラックスしにくいため全身が緊張したままになりやすいです。
その結果「肩こり」「首こり」「腰痛」「疲労感」などの原因になってしまいます。
呼吸は自律神経によって行われるものですが、吸う時と吐く時で下記のように異なる働きがあります。
呼吸が浅い人は、そもそも「息を吐ききれていないために、吸うことも不十分になっている」ということが多いようです。
息を吐ききれていないということは、吐く時間が短い=副交感神経の働きが不十分、ということが考えられます。
また、息を吐ききれていないのに「もっと吸いたい」と思って、無意識に「吸い過ぎ」になるため、身体は余計に緊張する悪循環に陥りやすいです。
その結果、リラックスできずに肩こりになるのです。
呼吸筋がうまく使えていない
呼吸が浅い、肩こりがあるという方は、呼吸筋をうまく使えていない可能性が高いです。
①主呼吸筋と副呼吸筋の働き
呼吸筋とは、簡単に言えば呼吸をするために使う筋肉のことです。簡単に説明します。
そもそも「人間は、肺が膨らんだりしぼんだりして呼吸しているんだろう」というイメージの方が多いと思いますが、実は肺が自分で動いているわけではありません。
肺は自分で動くことができないため、肋骨のお腹側から背中側まで膜のようにある筋肉(肋間筋)や、肋骨の下に底のようについている横隔膜が動くことで、肺自体を膨らませたり、しぼませたりしているのが、人間の呼吸のメカニズムです。
この肋骨の筋肉(肋間筋)や横隔膜は、正しく呼吸する場合に主に働くため「主呼吸筋」と言われます。
しかし、現代人は
「運動不足で胸やお腹が固い」
「ストレスが多く身体が緊張している」
「長時間座っているため姿勢が崩れている」
などの理由から、「主呼吸筋」を使った正しい呼吸ができなくなっていることが多いようです。
その結果、本来は補助的にしか働かないはずの「副呼吸筋」を多く使ってしまい、その部位が疲労してしまいます。これが、首、肩まわりの筋肉であるため、ここを使いすぎると肩こりや首こりの原因になってしまうのです。
➁副呼吸筋ばかり使ってしまう理由
「なぜ副呼吸筋ばかり使ってしまうようになるの?」という疑問をお持ちかもしれませんが、それは以下のようなさまざまな理由から起こります。
このようなことがあると、お腹や胸、背中の動きが悪くなってしまいます。その結果、主呼吸筋が使いにくくなり、副呼吸筋ばかりを使うようになってしまうのです。
副呼吸筋は、あくまで補助的に働く筋肉ですので、ここばかり使っていると呼吸が浅くなったり、肩こりや首こりの原因になります。
そのような場合は、呼吸のしかたを変えて呼吸の浅さを改善すること、そして肩こりを解消していくことが大事です。
そこで次の記事で、呼吸の浅さが原因で肩こりになっている場合にやるべきことを解説します。
まとめ
呼吸が浅い(特に吐き切れていない)と肩こりの原因になる
呼吸の仕方が悪いと、首や肩の筋肉を呼吸をするたびに使ってしまうため、首や肩がこってしまう
特に運動をしていない方は、呼吸が浅くなり肩こりになってしまっているケースも多いです。
そのため、肩こりなどの不調を解消し、体の回復力を高めるためにも呼吸を改善していきましょう。
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