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デザイナーのぼくが見る、人類の理想と現実と原因と好転策と反論と解決策と提案。

はじめまして。デザイナーの福田です。

妻と3人の子供と、香川県直島に移住して早2年。

ぼくはこれまで14年間、商業デザイナーとして生計を立てて来たのですが、コロナ以降のぼくは、「企業単位のブランディングデザイン」から軸足を外し、「人類全体を対象にした社会システムのデザイン」に集中するようになりました。

そんなぼくが見る、ぼくら人類にとっての「理想と現実」と「その原因と好転策」と「その反論と解決策」と「あなたへの提案」を、今から書きます。

この地球で相互に依存し合う同じ「人類」としてご一読いただけると、めちゃくちゃ嬉しいです。



ぼくの理想。

ぼくが世界に望むことは、ぼくら人類全体がより持続的な平和へと向かう流れの更なる加速です。

雑草はいつも平和らしい顔をしている。

平和とは「ある共同体の構成要員が残らず幸せである状態」。幸せとは「ある意識が何をも恐れていない状態」。恐れとは「ある意識が望まない可能性を信じることで生じる不快感情」です。

つまり、ぼくが世界に望むことは、ぼくら人類が全体として、今よりも「望まない可能性を信じることで生じる不快感情」を抱く機会を少なくして暮らし続けること、と言えます。

そしてそれは同時に、今、この肉体が「ぼくら人類全体がより持続的な平和へと向かう自然の流れ」に参加すること。とも言えます。


今の現実。

しかし現実は、貧困問題、経済の停滞、健康格差、資源不足、気候変動、戦争などによって、ぼくの意識にとって不幸だと思われるような死が毎秒のように起こり続け、その大きな一因である社会システムの陳腐化も殆どの人類から見過ごされ続けており、ぼくら人類全体がより持続的な平和へと向かう流れが滞っている。と、ぼくはそう感じています。

感じるデザイナー。

現に今も、人類全体の9%(約7億人)が1人当たり1日1.90ドル以下という極度の貧困状態で暮らし、一方で世界で新たに生み出された富の82%が世界の最も豊かな1%の人々の収入となり、世界の貧しい半分の37億人が手にした富の割合は1%未満に過ぎない。

また現在、1年で世界人口の2倍近くを養えるほどの穀物生産が実現できているにも関わらず、4秒に1人のペースで餓死者が出続けており、人類の10%以上(8億2000万人)が飢餓状態で、毎晩空腹を抱えたまま眠りについている。また21億人が安全な水を自宅に入手できず、8億人は飲み水さえ入手できない。一方で、肥満が原因で年間400万人(毎日1万人)ずつ死亡し、40秒に1人(年間80万人)のペースで今も誰かが自殺している。

現在、地球が1年間に生み出す資源量(バイオキャパシティ)は119億ghaである一方で、人類が1年間に消費する資源量(エコロジカルフットプリント)は171億ghaと考えられている。つまりこれは、「生物学的赤字」で、毎年、元本(自然資源)に手を付ける生活を繰り返しているため、利息となるバイオキャパシティは日々減少を続けている。

さらに、平均地上気温は1880年から2012年で0.85度上昇。現在も上昇を続けており、今後100年で世界の平均気温は2.6〜4.8度上昇すると予測されている。

今もウクライナ、アフガニスタン、シリア、トルコ、リビア、イエメンなどでは資源を奪い合うために紛争が起こっていて、子ども同士が殺し合ったりしている。

ぼくの意識は、人類全体のこの状態が平和だとも、持続可能だとも思えていません。

どんなふうにこの世界はつくられるのでしょうか?
なんでこうなっちゃうのでしょうか?


こうなっちゃう原因。

それは、ぼくら人類の多くが「稼いでいる」から、だと言えます。

世界課題の原因行動17。

稼ぐ」ということは即ち、自分の利益を優先することであり、他人の所有物を自分の所有物に変えることであり、戦いに勝利することです。

日本に住むぼくらは、既存の社会システム(イデオロギー)を疑わず、遠い未来を楽観し、遠い所で生じる犠牲を他人事と考え、無意識のうちに加害者となり続けているのです。

ぼくら先進国がその経済的成長を優先させ続ける限り、今のように日本国内では新品の服が毎日40万着ずつ焼却され、手付かずの食品が毎日2万トンずつ廃棄され、誰も住んでいない清潔な家が850万戸余っている事を無視し新築の住宅が毎年80万戸ずつ建てられ続けることになります。その上で、「もっといい服が着たい」「もっといいものが食べたい」「もっといい家に住みたい」と口々に言い、「足りないこと」を理由に労働力を売り、稼ぎ、買い続けて、国内では精神疾患の患者数を伸ばし、世界全体では飢餓人口を増やしている。それがぼくら日本人です。

 では、世界を変えるために、ぼくたちにできることは何でしょうか?


ぼくが考える好転策。

それは、無料で働くことです。

開発目標を達成するための行動17。

無料で働く」とは即ち、今、自分にとって最も価値のあることを無料でやることであり、1人分だけ手に入れることであり、どれだけ自分が正しいとしても相手を変えようとしないことであり、自分ひとりでなんとかしようとせず、人に助けを求めることです。

自分たちが「稼ぐ」時間を減らし「無料で働く」時間を増やすことで、人類全体がより持続的な平和へと向かう流れが加速する。と、ぼくは確信しています。

ただ…、


そうは言っても…。

まぁわかるけどさぁ。

そうは言っても、今よりももっと稼がなければ自分やその家族は生きてさえいけないと思われるし、現代の地球が抱える様々な世界的問題を解決するために無料で働く時間を増やすことは、自己犠牲的で、むしろ不幸に繋がる道だとも感じられ、怖くてとてもできませんよね。そもそも自分が無料で働くことで地球が変化するとか、自分自身の暮らしが豊かになるとか、そんなこと想像でないですよね。

そこで。


いいこと考えました。

そこで、こんなアイデアを考えました。人類の大多数が一人分だけを手に入れ、稼ぐことをやめ、無料で働き、世界規模の問題が解決した後の地球の姿(人間活動の成り立ち)を具体的で、隈なく、詳細に描かれた絵画作品として描き出し、発表するのです。

この巨大な白地図上に絵を描いています。
めちゃくちゃ寄るとこんな感じ。
ちょっと引くとこんな感じ。
こんな場所とか、
こんな場所とか。
ちまちま描いています。


ちまちまちまちま…。

地球上の全ての陸地を描きます。人も80億人描きます。船も車も飛行機も、ビルもお花もトイレも山も、全部を正確に、そして美しく描きます。

ぼくが見ている世界は、どれだけ言葉を連ねて論理的に説明されても、ビジネスの思考で見ているうちは見得ない。だからアート作品として見えるようにするのです。そうすれば、鑑賞者はきっと直感的にわかるはず。

これまでだって、アートは時代の節目節目で市民の意識を変えて社会を牽引してきました。説得されるより、見せられる方が変化は早い。


提案があります。

ぼくら人類全体がより持続的な平和へと向かう流れを更に加速させたいので、できればあなたもぼくと友達になってほしい。そうしてBig Picture 2039という挑戦を、見守ったり、応援したり、協力したり、時には批判したりしてくれませんか?

未来のデザイナー福田泰仁を、先ずはフォローしてください。きっと面白いことになります。

ありがとうございます。

最後に、(ぼくが天才すぎるせいでしょうか)こんな長くて青くて理解不能な文章を、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。感謝感謝。

引き続き、人生をかけて、ちまちまと作業を続けて参ります。

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