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デジタル・ケイブ事始め。(21)会社を作ると、費用の使い方が注意深くなりました。

この土日、東京に出張しておりました。
目的は、カフェやイベントスペースの視察です。
私がイベントスペースをつくるにあたり、何か忘れていることや、考えの足りないところはないか、再確認しようと思いまして。

正直、地方だと、何もかも東京と同じようにはいかないんですよね~。
街を歩いている人の数だけでも、東京はすごい。人が多すぎて、歩道からはみ出して歩くなんてザラだし、ちょっと歩いただけで、人にぶつかりそうになるなる!
そもそも、人口密度が違いすぎますから(笑)
なので、地方は地方なりのやり方を考えないといけないなあと思いますね。

ところで、前から何度も訪れているお店でも、いざ自分が店を持つ気になると、見るところが全然変わるんですね。
テーブルや椅子のサイズ、照明の光量、カップのサイズ、ドリンクバーの機器のメーカー(笑)、メニュー、雑誌の飾り方ひとつ取っても、お店のセンスが感じられたり。
もちろん、その通りにするわけではないけど、勉強になります。

そう言えば、会社を作ってさっそく良かったことがあります。
費用の使い方が、注意深くなりました!(笑)
もちろんこれまでも、個人事業主として青色申告をしておりましたし、きっちりと帳簿もつけておりましたが、「これ、仕事でそこまで使うかな? 本当にいる?」とかすかに疑問を抱くようなシロモノでも、「使う、使う! 買っちゃえ〜!」と、私をそそのかすヤツが、私の中におりまして。。。
その結果、意外に使われてない小物やソフトウェアが……。
ところが、会社をつくったとたん、かなりそのへんが改善されました。
会社になっても帳簿は自分でつけていますが、決算の時には税理士さんに作成してもらう予定なので、私の心の中にも「税理士さんチェック」的な機能が生まれたらしいです(笑)

心の中の他人チェックと言えば。
話は全然違うのですが、プロの小説家になってから、その時、その時に一緒に仕事をしている編集者さんが、自分の内側から話しかけてくることが(笑)

いやいや、もちろんオカルトめいた話じゃないんですよ!
編集者さんにも、ひとりひとり、得意な分野や個性があるじゃないですか。
そうすると、小説を書いていて急に、
「福田さん、この文章はこことここが重複してるから、削ったほうがいいですね」
とか、
「福田さーん、だから言ったじゃないですか、こんなふうに書くと読者にフェアじゃないでしょ?」
とか、その人たちの声で聞こえてくる!(笑)
小説を書くために何度かお会いしていると、だんだんその編集者さんの言いそうなことがわかってくるんでしょうね。「エア編集者」として、いつでも意見を聞けるらしいんですよ。すごいでしょ。

家族が寝静まった深夜に、
「あ、そうか、そうか、ごめん、ごめん」
などと言いながら直しているのも、なかなかシュールな光景です。

私の中には、編集者さんキャラや、税理士さんキャラが生きています(違)!

まあそれはともかくとして。
物件の契約が完了すれば、写真も掲載していきますね。どうぞお楽しみに。

あと、時々、誤解されている方がいらっしゃるようなので、念のためにひとこと。
私が作ろうとしているのは、カフェ兼イベントスペースであって、書店ではありません。
本は売ってませんよ!(笑)

講演会などで、著者の本は当日に限り販売することがあると思いますが。
そして、新刊のオススメ本プッシュなどは、激しくすると思いますが(笑)
近くに書店さんがあるので、みんな書店さんで買ってね

また、コンピュータの勉強会などにどんどん使ってもらうため、コンピュータ関連の書籍は、店内限りで参照してもらえるよう、置く予定です。売り物ではありません。
スペースの関係で、100から200冊くらいしか置けないと思いますが。。。

ゆくゆくは、ドリンクバーのカウンターにタブレットを固定して、新刊書籍のPVを(無音で)延々と流し続けるなども、できるといいなあ。

アイデアがいろいろありますので、少しずつ実現していきたいものです。