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【前編】狩猟からカメラ撮影までこなすマルチな才能〜革作家見習い「銀河」さん〜

こんにちは、フクコトバのRYOです!

私たちフクコトバが、実際にインタビューをさせて頂き「ぜひみなさんにご紹介したい!」と思った方をご紹介するシリーズ「〇〇さんのフクコトバ」です!

〜「〇〇さんのフクコトバ」とは〜
主に、ファッション関係のお仕事をされている(もしくはご経験された)方に対して、ファッションに興味を持ったルーツや、お仕事の内容等についてインタビューをさせて頂き、そのインタビュー内容を記事にして、ご紹介しています。
ファッションに興味のある方、ファッション関係の仕事に興味のある方は、なかな世間一般では聞けないお話がたくさんありますので、ぜひお楽しみ下さい!!

〜「フクコトバ」とは〜
私たちが、ファッション(衣服)には、「花言葉のように、言葉にならない想いを伝える役割がある」と思いつけたコトバです。
この記事では、ファッションに関わる方の「ファッションを通したコトバ(想い)」をお届けします!


今回インタビューをさせて頂いたのは、革作家見習いで、狩猟からカメラ撮影までこなすマルチな才能をお持ちの「銀河」さんです。


前編の今回は、学生時代のシュタイナー学校での学びや演劇の経験、また大学時代の和歌山での田舎生活のお話をお聞きしました。

貴重な体験をされた「銀河」さんのお話はとても面白いです。

それでは、どうぞ!!


*インタビュー実施
(2021年9月20日にzoomにて実施)


①18歳までを過ごした「シュタイナー学校」

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フクコトバ「RYO」
今、お仕事も色んなことをされているとお聞きしているのですが、そもそもシュタイナー学校で育たれたということで、僕たちも今演劇をしたいなと興味を持っています。
ただ、全然知識がないもので、もし良かったら色々と実際の体験談をお聞きできたらなと思っております。

*「銀河」さんの通われていたシュタイナー学校についてはこちら↓
https://ktsg.jp/
革作家見習い「銀河」さん
わかりました。よろしくお願いします。
フクコトバ「RYO」
今のお仕事のお話もぜひお聞きをしたいのですが、まずは時系列を追ってお話をお伺いできればと思います。
まず、シュタイナー学校へはいつから入られたんですか?
革作家見習い「銀河」さん
僕の場合は、小学校3年生の時に京田辺シュタイナー学校が設立されたので、そのタイミングでこちらの学校へ転校し、小学校3年生から高校3年生までの10年間をここで過ごしました。
フクコトバ「RYO」
小学校3年生までは、公立小学校に通われていたということですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうです、普通の公立に通っていました。
フクコトバ「RYO」
シュタイナー学校に行かれるのはきっかけがあったんですか?

おそらく小学生なので、自分の意思というよりは、親御さんのご意向があったのかなと思うのですが、どういった思いがあったか等はお聞きされていたりしますか?
革作家見習い「銀河」さん
僕、小学校2年生くらいから学校へ行かなくなりまして。そうしたら、親がたまたま当時住んでいた街の隣に「シュタイナー学校ができる」という情報を見つけてきたんです。
親は元々シュタイナー教育を知っていて、そういった学校があれば自分も学んでみたいと思っていたようで。
僕が学校に通っていなかったこともあり、新しい環境に行くということも含めて通わせてみるのはどうか、と思ったのがきっかけみたいです。
フクコトバ「RYO」
そうだったんですね。
僕も少しシュタイナー学校について調べてみたのですが、シュタイナー学校は一般的な学校のように、小学校が6年間、中学校が3年間、高校が3年間という期間ではないんですよね?
革作家見習い「銀河」さん
まず学年の呼び方が、小学校1年生から2年生、3年生と順番に数えていって、中学1年生を7年生、高校3年生を12年生と呼んだりします。
ただ、その中でも区切りがあって、1年生〜8年生(一般的には中学2年生)で一旦、初等・中等部を卒業という形になります。
この段階で卒業式もあって、9年生〜12年生は高等部という扱いになり、12年生の終わりにはまた卒業式があります。
フクコトバ「RYO」
担任の先生もずっと一緒なんですよね?
革作家見習い「銀河」さん
そうです。
1年生〜8年生の卒業のタイミングまでずっと同じ先生が担任です。9年生からは、生活担当という形で、新たな先生が担任的なポジションでついてくれます。
フクコトバ「RYO」
クラス替えとかもなくという形ですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね、まだまだ学校の規模が小さいというものあって、1学年1クラスなのでクラス替えもないですね。
フクコトバ「RYO」
ちなみに1クラスって、銀河さんがおられた時は何人くらいおられたんですか?
革作家見習い「銀河」さん
12年生の卒業のタイミングで、14人ですね。
フクコトバ「RYO」
ずっと一緒ですし、もうめちゃくちゃ仲良くなるんじゃないですか?(笑)
革作家見習い「銀河」さん
そうですね、仲良いです。(笑)
卒業から10年経っても、いまだに付き合いもありますね。


②シュタイナー独特の「オイリュトミー」

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フクコトバ「RYO」
そうですよね。
3年生から12年生までシュタイナー学校に通われていて、教育の中身のお話もお聞きしたいなと思うのですが、やはり芸術に触れるという機会が多かったですか?
革作家見習い「銀河」さん
芸術が多いとはよく言われるんですが、特別芸術に特化した学校とかではないので、一応日本の学校のカリキュラムには則って、それに沿った形で学習は進んでいきますね。
その中で、手を動かす授業として、木工や園芸や農業や、手芸だったり、彫金と言って銅とかを打ってお皿を作ったりとか、鉄を打ってナイフを作ったりとかが、体験として多く含まれているかなと思うのですが、全ての授業において芸術性が高いということは全然ないですね。
フクコトバ「RYO」
メディアで取り上げられるところは、一般的な学校とは違うところだと思うので、よりその芸術性の部分がフォーカスされているということですよね。
ベースには一般的な公立の小中高と同じ教育のカリキュラムがあって、プラスその芸術的な部分もあるということなんですね。
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。ただ、シュタイナー学校には独特な科目で、「オイリュトミー」というのがあったりするんですが、そういったのは公立の学校では絶対やっていないですね。(笑)
フクコトバ「RYO」
そうですね、初めて聞きました。(笑)
それって具体的には、どんな科目になるんですか?
革作家見習い「銀河」さん
一応先生に言わせると、「ダンス」というと怒られるんですが、音楽とか詩の朗読に合わせて身体を動かす身体を使った表現ですね。
基本的には、クラシックなどの音楽をピアノの先生が弾いてくれているのに合わせて、みんなが動くというやつなんですけど。(笑)
フクコトバ「RYO」
なるほど、ダンスではなく、、、
革作家見習い「銀河」さん
そうですね、ダンスとはまた違って、シュタイナーが考案したもののようで僕も詳しくは知らないのですが、「音や言葉を動く」というのがベースにあるらしく、授業ではまさに「音楽だったり詩だったりを身体を使って動く」ということをやってました。
フクコトバ「RYO」
演劇ともまた違うということですよね?
革作家見習い「銀河」さん
演劇とは全然違いますね。
YouTubeとかで「オイリュトミー」って調べたら出てくると思うので、視覚的にみられた方がわかりやすいかもしれません。
フクコトバ「RYO」
ありがとうございます。見てみます!
オイリュトミーは実際にやられてみて、どうでしたか?
革作家見習い「銀河」さん
オイリュトミー自体は小学校から高校までずっとやっているのですが、それこそ思春期の時は反抗というか、「なんだこれは」「なんでやってんだ」みたいなのもありましたね。(笑)
学校って、教師は授業をするけれども、例えば教育の思想や、授業の背景や意図って別に子ども達には教えないじゃないですか、あくまでそれらを通して子ども達が育っていくというところを目指すだけなので。
そういう意味では、「なぜオイリュトミーをやるのか」ということを具体的に授業の中で説明されるということはないですよね。

なので、「なんだこれ、訳分かんない」とか思いながらやっている中でずっと育っていたんですが、最後12年生になってこれでオイリュトミーが終わってしまうというタイミングがあるんですね。
12年生では選択授業で、書道と美術と管弦楽とオイリュトミーを選ぶんですが、そのタイミングでオイリュトミーを選ぶ人は、僕の周りでは結構多かった気がします。
今まで嫌いと言っていた人が、案外最後にオイリュトミーを選んだりしていることもあったりしましたね。
フクコトバ「RYO」
「シュタイナー学校で卒業するんだったら、最後やっとこう!」みたいな雰囲気なんですかね?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
「ここまで来たら、最後やりきりたい」みたいな感じですね。(笑)
フクコトバ「RYO」
そういうことですよね。(笑)
そういう意味では、好きな方と苦手な方と分かれるは分かれるんですかね?
革作家見習い「銀河」さん
分かれると思います。
で、結構好きな人は好きで、卒業してからももう一回母校に戻ってやっていたりする人もいますね。
フクコトバ「RYO」
12年生を卒業されてからも、卒業生の方が何かサークルだったり、発表されている場があるんですか?
革作家見習い「銀河」さん
大人が中心でオイリュトミーの勉強会をやっていたりだとか、オイリュトミストというオイリュトミーの先生をやっている人たちがいらっしゃるので、その先生のもとで学ぶような場があったりして、好きでそういった場に顔を出している人もいると思います。
僕が京田辺シュタイナー学校を卒業してちょっとした頃に、オイリュトミー生誕100周年のタイミングがあったんですが、その時に卒業生の有志が集められ、僕も参加して100周年記念イベントの舞台でオイリュトミーをやったりとかはありましたね。
フクコトバ「RYO」
やっぱり「シュタイナーといえば」と言うような伝統の文化じゃないですが、そんな感じなんですね。
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
結構独特な授業なので、シュタイナー教育を語る上では、割と出てくると思いますね。


③演劇では「喜劇」と「悲劇」を経験

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フクコトバ「RYO」
演劇自体も、このオイリュトミーとは別でカリキュラムがあるのですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね、別で演劇の授業の時間がありますね。
フクコトバ「RYO」
それも結構力を入れてやられる感じなんですか?
革作家見習い「銀河」さん
それこそ、卒業の節目が8年生と12年生のタイミングで2回あるんですが、そのタイミングではどちらも「卒業演劇」というものをやります。
それは有志参加のものではなくてクラス全員が参加して全員で作るもので、あくまで授業の一環として卒業の節目に演劇をやります。
それ以外にも、9年生の時には国語関係の授業の一環で「悲劇」をやります。
基本的には8年生の卒業演劇では「喜劇」をやるんですが(12年生の卒業演劇ではその限りではない)、9年生では「悲劇」というものを体験し、学内向けですが発表もします。
こんな感じで授業で演劇をやるタイミングが何度かあります。
フクコトバ「RYO」
一般的には「喜劇」をやるというのがあると思うのですが、授業の中で「悲劇」も体験するというのは、それもなかなか背景とかは先生からお話はなかったかと思うのですが、やっぱり感性の幅を広げるというのがあったりすんですかね?
革作家見習い「銀河」さん
あると思います。
シュタイナー教育では、「意思」「感情」「思考」という3つの発達段階と、それぞれに対応した授業内容を組むことを大事にしています。
9年生がどの段階に当たるのか正確には忘れたのですが、9年生という思春期の時期に合わせて悲劇というものを入れているのは意図的なもので、そう言った部分を体験するタイミングとして位置づけられているんだと思います。
フクコトバ「RYO」
なるほどですね、9年生となるとちょうど公立学校では中学3年生の時期で、銀河さんは実際にそこで「悲劇」をやられてどうでしたか?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね、なんせ演劇というものを本格的に体験するのが8年生の卒業演劇が最初なので、そこで「演劇ってこういうものなのか」ということを知って、次の年に「悲劇」を迎えるわけですよね。
演じるということを一度体験して演劇というものをなんとなく理解した上で、僕の場合は「悲劇」の方では主役ではなくて端役を自分から選びました。
その役なら演じるイメージがついていたのでその役をやりたいと希望したこともあり、気持ち的には前のめりというか、授業だとしてもそんなに消極的にはならずに、楽しんでやっていましたね。


④自分の性格から遠い役の方が役作りしやすい

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フクコトバ「RYO」
なるほどですね、それって脚本も1から自分達で作られるのですか?
原作があるものを使われたりするのですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね、学年にもよると思うのですが、僕らの時は『夕鶴』という舞台の脚本をそのまま使いましたね。
フクコトバ「RYO」
そうなんですね。
衣装とかはどういう様に用意されていたのですか?
革作家見習い「銀河」さん
衣装は、クラスで自作したり、先輩達が使っていたものを流用したり、リメイクしたりしていましたね。
フクコトバ「RYO」
やっぱり演じるときに、自分とはキャラや性格が少し離れていて違う役の方が、役に入り込みやすかったりするのですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうだと思います。キャラが違うと、そこに振り切れるまでの葛藤とかは多少あると思うのですが、役を作るという意味では全然違うキャラの方が、特に自分を知っている人たちが見る演劇においては、普段との違いもあり、キャラが立ちやすく、作りやすいというのがあると思います。
フクコトバ「RYO」
振り切ってしまった方が、その役を演じ切りやすいという事ですね。
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
「役をやっている」というのが分かりやすいというのがあると思います。
ただ、役として吹っ切れるまでは、人によってはすごい葛藤があると思いますし、吹っ切りきれない人もいるとは思いますね。
そこが難しいし、大変だったりもするかなと思います。
フクコトバ「RYO」
そうですよね。
今、少しお話があったのですが、観に来るお客さんというのは、一般公開もされているのですか?
革作家見習い「銀河」さん
12年生で行う卒業線劇だけは、一般公開をおこなっています。舞台を作っている段階からブログで情報発信をしたり、学校周辺の地域にチラシやポスターを掲載したり、そういった事前の広報もしています。
保護者だったり、学内の生徒が観に来るのが前提なんですが、その上で一般の方が来るキャパも用意をしています。
フクコトバ「RYO」
すごいですね。
演劇をした後というのは、お客さんから感想をもらったりする機会はあるのですか?
革作家見習い「銀河」さん
アンケートを書いて頂いたり、僕たちの頃は演者が出口に立ってお客さんを見送るというのをやっていたので、そのタイミングで声をかけて下さる方もいますね。
フクコトバ「RYO」
そういうので、褒められて嬉しくて、演劇が好きになるっていうこともあるのかなと思いますし、そういった機会を子どものうちから持っているのはとっても良いですよね。
革作家見習い「銀河」さん
そうだと思いますね。


⑤「まず経験し学ぶ」シュタイナー教育

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フクコトバ「RYO」
小学3年生から高校3年生の年代までシュタイナー学校で育たれて、今パッと思い出に浮かぶ楽しかった事や思い出に残っていること等はあったりしますか?
革作家見習い「銀河」さん
僕の場合、そもそも公立の学校に入ったばかりの小学1年生の頃ってなにが起こっているのかわからない、みたいなことがあって。
ついこの間まで保育園に通って遊んでいたのに、なぜか今日から急に自分は机に座って前の人(先生)が喋っているのをひたすらに聞いているのか、そういったことへの入り込めなさというか、「これは何をやっているのか?」といったことが単純にわからない、みたいなことがあったんです。

そういった小学校1年生の時の記憶は残っていて、多分当時から学校や授業というものに対しての「分からなさ」や「違和感」みたいなものがありました。
それで、京田辺シュタイナー学校に小学3年生から入ったんですが、シュタイナー学校の特徴に“経験から授業に入る”というのがありました。
例えば「植物学」であれば、散歩して葉っぱや植物を拾ってきて、実際の葉っぱを使って学ぶような、体験から入る授業が多かったです。
こういった遊びの延長みたいなところから入る授業が、当時の僕にしては学びにスムーズに入っていけるきっかけになったのかなと思います。

これらを振り返れば、当時の自分にとってはありがたかったですし、純粋に楽しい授業だったなとも思います。
フクコトバ「RYO」
そうですよね。
公立の学校の授業では、頭では理解しているけど、実際の葉っぱではこれはどこの名称なのかとか、分からない人が多いですもんね。
体験から入るというのは、とても良いですね。
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。そういったのが結構印象に残っていますね。
動物を学ぶときも、まずは粘土で動物の形を作ってみたりとか、水彩でイカを描いてみてからその話に入っていくとか。
そういう具体的な体験があってから授業に入る、というのが印象には残っているので、楽しめましたし、経験としても意味の大きいものとして残っています。
フクコトバ「RYO」
動物を粘土で作ることも、自分で「この動物はここに足があるんだ。ここに尻尾があるんだ」みたいなのを分かってから、勉強に入って行くと、「なんでここにあるんだろう?」みたいなことも考えたりだとか、そういったところも含めてすごく面白い教育ですよね。


⑥大学では心理学を学ぶ

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フクコトバ「RYO」
シュタイナー学校に12年生まで行かれて、その後は大学に行かれるんですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
フクコトバ「RYO」
それは、何か「この大学が良いな」とか「この学部で学びたいな」みたいなものがあったのですか?
革作家見習い「銀河」さん
心理学と教育学と哲学で迷っていました。
最終的には心理学を選んだのですが、一年間は浪人をしつつ、どこの大学に行きたいというよりもまずは何を勉強したいかなと考えて、心理学を選びました。
周りの人たちにも色々大学や教授の情報を聞いて、選びましたね。
フクコトバ「RYO」
僕も大学で心理学を学びました。
やはり、ご自身のご経験も含めて心理学に興味を持ったキッカケになったのですか?
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
あと、僕の母親がカウンセラーをやっていて、父親も介護をやっているので、うちが福祉家庭みたいなところがあるんです。
家の本棚は福祉関係のものが多く、そんなのを意味もわからず読んでいたので、昔から心理学や福祉にも親しみがあったのだと思います。
フクコトバ「RYO」
そうだったんですね。
シュタイナー学校では、心理学や教育学や哲学みたいなのは、カリキュラムには入っていたりするんですか?
革作家見習い「銀河」さん
12年生の時に、集中講義みたいな形で大学の先生に来てもらって、教育的な要素から心理学的な要素のちょうど僕が関心があるラインについての授業が3〜4日間くらいありました。
丁度その時、関心のあった心理学の本を自分で読んでいて、同じタイミングでこの授業もあったので、なおさら自分の中で興味が広がったというのがありました。
フクコトバ「RYO」
そうなんですね。
公立の高校だと、あまり心理学とかは学ぶ機会がありませんでした。


⑦大学時代には和歌山で”狩猟免許”を取得

狩猟をされている「銀河さん」
フクコトバ「RYO」
大学に行かれて4年間を過ごされるんですよね。
その大学の際は、何かサークルだとかバイトだとかはされたのですか?
革作家見習い「銀河」さん
サークルは入ってなくて、バイトはちょこちょこやっていたんですが、どちらかというと、大学3年生の終わりに休学を挟んで和歌山の田舎町に1年間住んでみたり、滋賀県のNPOでインターンシップを行ってみたり、そういったことにエネルギーを注いでいました。
フクコトバ「RYO」
へー、面白いですね!
革作家見習い「銀河」さん
田舎暮らしに憧れがありながら、「実際に田舎に暮らしてみたらどうなんだろう?」というのがあって、大学を卒業してからだとやりにくいから卒業前のそのタイミングで行きました。
その時の関わりで、狩猟をする猟師さんとの繋がりができたり、その時に自分も狩猟免許を取ってみようと思ったり、結構その後の自分の人生でも何かキッカケになるような出会いや体験というのを、この休学の時にしました。
フクコトバ「RYO」
すごいですね。めちゃくちゃ良いですね。
僕も大学の時にチャリンコで北海道を横断するみたいなことをやったりもして、とっても良い経験になったので、すごく良いなと思いました。
お一人で、全然知らない中、和歌山に行かれた感じだったのですか?
革作家見習い「銀河」さん
歳が一個下の友達が、大学に行かずにwebデザインをして働いていて「都市で働くの疲れたから、田舎で働きたい」と言っていたので、「じゃあ、俺も行きたいから一緒のタイミングで行こう」と話して、一緒に行ってシェアハウスをしました。シェアハウスでは初めましての人も加わったりして常時3〜4人くらいが暮らしていました。
フクコトバ「RYO」
それは楽しいですよね。
そこでは、猟師さん以外にも色んな経験をされたんですか?
革作家見習い「銀河」さん
基本的に田舎暮らしでできること、畑をやったり、鶏を飼ってみたり、家の改修を自分達でできる範囲でやってみたり、ベランダの窓をぶち抜いて外に土間を拡張して作ってみたり、そういった田舎だからこそできることをしてみようと、していました。
ちょうどその集落が山の水を引いていたのですが、自分たちで水道管を伸ばしてキッチンまでつなげたりだとか、1年間ガスを使わない生活をしようということでロケットストーブを作ってご飯はそれで作るみたいなこともしました。
フクコトバ「RYO」
めっちゃ楽しそうですね。
ご自分たちで制限を設けて「この中でやってみようぜ」という感じで生活されていたんですね。
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
フクコトバ「RYO」
大学時代の思い出深い経験は、その田舎暮らしの1年間が大きいですよね。
革作家見習い「銀河」さん
そうですね。
結構はっきりとその後に影響があったので、大きいですね。

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前編は以上になります!

皆さま、いかがだったでしょうか。

シュタイナー学校での演劇やオイリュトミーの経験から、大学時代には狩猟や田舎暮らしの経験など、本当に色んなご経験をされてきた銀河さんにインタビューをさせて頂きました。

色んなご経験をされて来た銀河さんだからこその目線がたくさん詰まったお写真や言葉が下記のSNSにたくさんあります。

ぜひ、ご覧ください!

後編もお楽しみに!!


「銀河」さんのSNS

■ポートフォリオ
https://gin-mat.goat.me/

■Instagram
https://www.instagram.com/gottu_mat/
https://www.instagram.com/gin_mat_color/



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「〇〇さんのフクコトバ〜他己紹介記事作成〜」について

ファッション関係のお仕事をされている方へ、私たちフクコトバが、インタビューをさせて頂き、「他己紹介記事」を書かせて頂くサービスを実施しております!!

ぜひ、興味のある方は応募フォームよりご応募ください!!

■インタビュー方法
オンライン、対面どちらでも可能。(対面の場合は、関東圏のみ)
詳しくは応募フォームにてご希望をお聞かせください。

■インタビュー内容
(大枠の質問です。お話の流れによって変更もあります。)
Q:どのような活動をされているのか?
Q:活動をするに至ったきっかけは?
Q:ファッションや衣服に興味を持った経緯や体験談
Q:ご自身や活動でアピールしたいこと

■費用
無料

■所要時間
約1時間程度

■応募フォーム
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■お問い合わせ先
mail:fukukotoba00@gmail.com


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